ソチオリンピック>女子500m>予選 - 準々決勝 - 準決勝 - 決勝
4名中上位2名が決勝に進出する。3位と4位は順位決定戦へ。
Q=決勝進出 QB=順位決定戦進出 ADV=救済措置で決勝進出 PEN=失格
OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード
Semifinal1
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 |
1 | Park Seung-Hi | パク・スンヒ | 21歳 | 韓国 | 4位 | 世界選手権銅メダル |
2 | Arianna Fontana | アリアナ・フォンタナ | 23歳 | イタリア | 3位 | バンクーバー五輪銅メダル |
3 | Jorien ter Mors | ジョリエン・テル・モルス | 24歳 | オランダ | 13位 | 欧州選手権3位 |
4 | Marianne St-Gelais | マリアナ・サンジュレー | 24歳 | カナダ | 7位 | バンクーバー五輪銀メダル |
結果
1着 | Park Seung-Hi | パク・スンヒ | 21歳 | 韓国 | 43.611 | Q |
2着 | Arianna Fontana | アリアナ・フォンタナ | 23歳 | イタリア | 43.624 | Q |
3着 | Marianne St-Gelais | マリアナ・サンジュレー | 24歳 | カナダ | 44.069 | QB |
4着 | Jorien ter Mors | ジョリエン・テル・モルス | 24歳 | オランダ | 44.242 | QB |
まずは注目のスタート。スタート得意なフォンタナが先頭に立つかと思いきや
パク・スンヒが1コーススタートを活かしてすんなりと先頭に立ってきた。
特に女子の韓国勢といえば、スタート苦手。だからこそこれまでほとんど女子500mのメダル獲得はなかったわけだが
このパク・スンヒは例外である。それはバンクーバーの時から知っていたけども
今回はさらにスタートが得意になっているような気もするね。こりゃ史上初の金まである。
で、4コースのサンジュレーはスタートで3番手に入って望みを繋ぐも
前の2人のスピードとコース取りの前になかなか上がれず。
最後はテル・モルスにも絡まれる中で前とは離された。ここは力負けか。
一方前の2人の争いは、フォンタナが最後のストレートで外からパク・スンヒに並びかける。
だがパク・スンヒがわずかに上回って1位通過。ただタイムは微妙で
決勝でインコースからスタートできるかは、この後の2組次第となる。
Semifinal2
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 |
1 | Fan Kexin | 范可新 | 20歳 | 中国 | 2位 | 世界選手権銅メダル |
2 | Elise Christie | エリーゼ・クリスティー | 23歳 | イギリス | 12位 | 世界選手権7位 |
3 | Liu Qiuhong | 劉秋宏 | 25歳 | 中国 | 8位 | |
4 | Li Jianrou | 李堅柔 | 27歳 | 中国 | なし |
結果
1着 | Elise Christie | エリーゼ・クリスティー | 23歳 | イギリス | 43.837 | Q |
2着 | Li Jianrou | 李堅柔 | 27歳 | 中国 | 43.841 | Q |
3着 | Liu Qiuhong | 劉秋宏 | 25歳 | 中国 | 43.916 | QB |
4着 | Fan Kexin | 范可新 | 20歳 | 中国 | 1.24.431 | QB |
まずそもそも、中国3人の組とかw今大会はこういう組も許されるようで。
3人全員実力者なのでワンツーを決めておきたいところだが、厄介な選手が2コースにいる。
スタートはやはり本命・范が悠々とトップ、2番手はクリスティーと劉が接戦。
だがスタートから半周。なと、范が急に躓いて転倒!!なんという大波乱。
劉もそれでわずかに前が詰まったことで、クリスティーが先頭に。
前に立ってしまえば体も大きくスピードも劣らないクリスティーがやはり強い。
残り1周で3番手の李が2番手の劉を交わし、最後に先頭に迫るも2位。
短距離王者・中国から2人、それも范・劉という500mを主戦場とする選手が決勝に進めないという事態となった。
おまけにタイムも1組より遅く、李も決勝では4コーススタートと、中国勢は完全に追い込まれた。
いや~、準決勝は范の転倒でその後の全てが狂いました。
普通に考えれば范がスタートでトップを取ったまま逃げ切って最速タイムを出し、決勝も1コースに入るはずでしたから。
これで決勝は、インコースに入るパク・スンヒとフォンタナの2人による一騎打ちが予想されます。
韓国が勝ってもイタリアが勝っても、この種目では初めてのこととなるわけですが…?