平昌オリンピック 男子500m決勝

Last-modified: 2018-02-24 (土) 15:14:06

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PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード

 

B Final(順位決定戦)

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)国名五輪Wランク1500m1000m評価
1Sandor Liu Shaolinサンドル・リウ・シャオリン22ハンガリー2回目2位5位A決勝失格
2Ren Ziwei任 子威21中国初出場11位-予選失格
3Ryosuke Sakazume坂爪 亮介27日本2回目24位-5位入賞
4Daan Breeuwsmaダーン・ブレウンシュマ30オランダ2回目32位-予選4着
 

結果

1着Sandor Liu Shaolinサンドル・リウ・シャオリン22ハンガリー40.651
2着Ren Ziwei任 子威21中国40.694
3着Daan Breeuwsmaダーン・ブレウンシュマ30オランダ40.835
4着Ryosuke Sakazume坂爪 亮介27日本40.985

強い選手が1コースから逃げ、楽をした2コースの選手が最後迫るも届かず、という、まあよくあるレースでした。
坂爪選手は2番手を果敢に狙いましたが上がれずに失速し、残り1周でダーンに抜かれて4着。
まあ、3着と4着に価値の差はほとんどないので、前を狙いに行ったのは良かったと思います。

 
 

A Final(決勝)

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)国名五輪Wランク1500m1000m評価
1Wu Dajing武 大靖23中国2回目1位準決失格準々失格
2Hwang Dae-Heonファン・デホン18韓国初出場4位A決勝失格準々3着
3Lim Hyo-Junイム・ヒョジュン21韓国初出場7位金メダル4位入賞
4Samuel Girardサミュエル・ジラール21カナダ初出場3位4位入賞金メダル
 

結果

1着Wu Dajing武 大靖23中国39.584(WR)
2着Hwang Dae-Heonファン・デホン18韓国39.854
3着Lim Hyo-Junイム・ヒョジュン21韓国39.919
4着Samuel Girardサミュエル・ジラール21カナダ39.987

武がフライング。プレッシャーかかってるなー。
2回目のスタートも彼にしては反応が良くなかったが、そこからの加速はさすが。
結局コース通りに隊列が決まると、あとは武が後ろを引き離します。

 

準決勝では中国の任を捕まえた韓国コンビですが、この決勝では武大靖とは終始離れたまま。
2人いるので1人でも前に絡めればチャンスありだったと思いますが、
ここはさすが世界最速の武大靖が影をも踏ませませんでした。
準々決勝で自身が出した世界記録をさらに更新!4人全員が39秒台!

 

いやーすごい。このオリンピックの舞台で過去最高レベルのレースが見られたんじゃないでしょうか。
そもそも39秒台は2012年にJRが高速リンクで出していたと思いますが
その時点ではあまりに規格外のタイムが出たなという感じでしたね。実際その後ここまで更新されませんでしたし
しばらくは世界トップレベルでも41秒台が普通で、40秒台が出ると速い!という印象でしたよね。

 

それがいつの間にか、40秒台は当たり前になり、それでもなかなか出なかった世界記録。
このオリンピックの舞台で武大靖が、ド派手に更新しました!
中国はここまで失格続きで散々。チームも国民もフラストレーションがたまっていたでしょうが
最後に晴らしましたね。

 

これは良いモノを見ました。やっぱり、500mはこうでなくっちゃ!
本当に強い選手がいる時は、駆け引きなんてなくて良い。ワンマンショーで良いのです。