平昌オリンピック>男子500m>予選 - 準々決勝 - 準決勝 - 決勝
PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード
B Final(順位決定戦)
組み合わせ
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年 | 国名 | 五輪 | Wランク | 1500m | 1000m | 評価 |
1 | Sandor Liu Shaolin | サンドル・リウ・シャオリン | 22 | ハンガリー | 2回目 | 2位 | 5位 | A決勝失格 | ◎ |
2 | Ren Ziwei | 任 子威 | 21 | 中国 | 初出場 | 11位 | - | 予選失格 | ▲ |
3 | Ryosuke Sakazume | 坂爪 亮介 | 27 | 日本 | 2回目 | 24位 | - | 5位入賞 | ▲ |
4 | Daan Breeuwsma | ダーン・ブレウンシュマ | 30 | オランダ | 2回目 | 32位 | - | 予選4着 | △ |
結果
1着 | Sandor Liu Shaolin | サンドル・リウ・シャオリン | 22 | ハンガリー | 40.651 |
2着 | Ren Ziwei | 任 子威 | 21 | 中国 | 40.694 |
3着 | Daan Breeuwsma | ダーン・ブレウンシュマ | 30 | オランダ | 40.835 |
4着 | Ryosuke Sakazume | 坂爪 亮介 | 27 | 日本 | 40.985 |
強い選手が1コースから逃げ、楽をした2コースの選手が最後迫るも届かず、という、まあよくあるレースでした。
坂爪選手は2番手を果敢に狙いましたが上がれずに失速し、残り1周でダーンに抜かれて4着。
まあ、3着と4着に価値の差はほとんどないので、前を狙いに行ったのは良かったと思います。
A Final(決勝)
組み合わせ
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年 | 国名 | 五輪 | Wランク | 1500m | 1000m | 評価 |
1 | Wu Dajing | 武 大靖 | 23 | 中国 | 2回目 | 1位 | 準決失格 | 準々失格 | ◎ |
2 | Hwang Dae-Heon | ファン・デホン | 18 | 韓国 | 初出場 | 4位 | A決勝失格 | 準々3着 | 〇 |
3 | Lim Hyo-Jun | イム・ヒョジュン | 21 | 韓国 | 初出場 | 7位 | 金メダル | 4位入賞 | 〇 |
4 | Samuel Girard | サミュエル・ジラール | 21 | カナダ | 初出場 | 3位 | 4位入賞 | 金メダル | 〇 |
結果
1着 | Wu Dajing | 武 大靖 | 23 | 中国 | 39.584(WR) |
2着 | Hwang Dae-Heon | ファン・デホン | 18 | 韓国 | 39.854 |
3着 | Lim Hyo-Jun | イム・ヒョジュン | 21 | 韓国 | 39.919 |
4着 | Samuel Girard | サミュエル・ジラール | 21 | カナダ | 39.987 |
武がフライング。プレッシャーかかってるなー。
2回目のスタートも彼にしては反応が良くなかったが、そこからの加速はさすが。
結局コース通りに隊列が決まると、あとは武が後ろを引き離します。
準決勝では中国の任を捕まえた韓国コンビですが、この決勝では武大靖とは終始離れたまま。
2人いるので1人でも前に絡めればチャンスありだったと思いますが、
ここはさすが世界最速の武大靖が影をも踏ませませんでした。
準々決勝で自身が出した世界記録をさらに更新!4人全員が39秒台!
いやーすごい。このオリンピックの舞台で過去最高レベルのレースが見られたんじゃないでしょうか。
そもそも39秒台は2012年にJRが高速リンクで出していたと思いますが
その時点ではあまりに規格外のタイムが出たなという感じでしたね。実際その後ここまで更新されませんでしたし
しばらくは世界トップレベルでも41秒台が普通で、40秒台が出ると速い!という印象でしたよね。
それがいつの間にか、40秒台は当たり前になり、それでもなかなか出なかった世界記録。
このオリンピックの舞台で武大靖が、ド派手に更新しました!
中国はここまで失格続きで散々。チームも国民もフラストレーションがたまっていたでしょうが
最後に晴らしましたね。
これは良いモノを見ました。やっぱり、500mはこうでなくっちゃ!
本当に強い選手がいる時は、駆け引きなんてなくて良い。ワンマンショーで良いのです。