平昌オリンピック 男子500m準々決勝

Last-modified: 2018-05-25 (金) 20:02:52

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4名中上位2名が準決勝に進出する。
Q=準決勝進出 Adv=救済措置で準決勝進出 PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード

 
 

評価は管理人の独断なので参考になりませんw
組み合わせ関係なく、予選開始前に全選手の中で比べて有力な方から◎>〇>▲>△>無印

 

Quarterfinal1

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)国名五輪Wランク1500m1000m評価
1Ren Ziwei任 子威21中国初出場11位-予選失格
2Alexander Schulginovアレクサンデル・
シュルギノフ
20OAR初出場39位予選6着予選4着
3Sandor Liu Shaolinサンドル・リウ・シャオリン22ハンガリー2回目2位5位A決勝失格
4Bartosz Konopkoバルトシュ・コノプコ29ポーランド初出場19位--
5Denis Nikishaデニス・ニキシャ22カザフスタン2回目23位予選4着-

展望:普通にいけば1コースと3コースの2人。スタートでこの2人が前に出たらおそらく終了。
そうでないスタートになったら面白い。と思うけど予選が接触多すぎてクリーンなレースが見たい気もしてる。
今回、抜けた選手はいないし、中堅国の力は上がってるし、混戦度が多すぎるとこうなるのかなぁ。
レベルが上がっているのは良いことなんだが。

 

結果

1着Ren Ziwei任 子威21中国40.032(OR)Q
2着Sandor Liu Shaolinサンドル・リウ・シャオリン22ハンガリー40.471Q
3着Denis Nikishaデニス・ニキシャ22カザフスタン40.806
4着Alexander Schulginovアレクサンデル・
シュルギノフ
20OAR54.498
5着Bartosz Konopkoバルトシュ・コノプコ29ポーランド1.10.996

任がかなりの好タイムで逃げ切り。ポーランドのコノプコも速い!
結局惜しくもシャオリンに交わされ、最後は転倒してしまいましたが。

 
 

Quarterfinal2

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)国名五輪Wランク1500m1000m評価
1Wu Dajing武 大靖23中国2回目1位準決失格準々失格
2Roberts Zvejnieksロベルツ・
ズヴェイニクス
20ラトビア初出場22位-準々4着
3Nurbergen Zhumagazievヌルベルゲン・
ジュマガジエフ
27カザフスタン2回目29位予選6着予選4着
4Hwang Dae-Heonファン・デホン18韓国初出場4位A決勝失格準々3着
5Keita Watanabe渡邊 啓太25日本初出場15位予選4着予選3着

展望:武はできる限り好タイムで逃げ切るだけ。2着争いは韓国のファンが4コースということで、何が起こるかな?
ラトビアもカザフスタンも、予選を見る限りなかなか手ごわい。少なくとも武さんについていくことはできるはずだ。
そこで一波乱あれば、不利な5コースの渡邊選手にもチャンスが出てくる。もう今大会は何が起こるかわからない!

 

結果

1着Wu Dajing武 大靖23中国40.032(WR)Q
2着Hwang Dae-Heonファン・デホン18韓国40.861Q
3着Roberts Zvejnieksロベルツ・
ズヴェイニクス
20ラトビア40.904
4着Keita Watanabe渡邊 啓太25日本41.354
5着Nurbergen Zhumagazievヌルベルゲン・
ジュマガジエフ
27カザフスタンno time

武が出した!世界新記録!やはりこの種目だけは誰にも譲れないでしょう。
このまま準決勝も決勝も1コースから、このタイムで滑り切れば勝てる。

 

渡邊選手は序盤なかなかスピードに乗れないファン・デホンを2回にわたって交わす健闘も
最後は引き離されました。まあ、見せ場は作りましたね。
序盤かなり苦戦したデホンと、完全にスムーズにいっていた2番手のズヴェイニクス。
ラスト1周半の時点では差が相当開いていました。しかしそこから、みるみるつまっていき
最後の直線でアウトからデホンが綺麗に差し切り。お見事。

 
 

Quarterfinal3

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)国名五輪Wランク1500m1000m評価
1Seo Yi-Raソ・イラ25韓国初出場6位9位銅メダル
2Samuel Girardサミュエル・ジラール21カナダ初出場3位4位金メダル
3Ryosuke Sakazume坂爪 亮介27日本2回目24位-5位入賞
4Han Tianyu韓 天宇21中国2回目-10位予選失格

展望:まあ、普通に考えればキツい。坂爪選手、予選のスタートを修正してしっかり出たとしても
4番手になってしまう可能性は高い。ただ、後半追い上げる力はあると思います。
前で一波乱起こる必要はあるかなと思いますが…

 

にしても、改めて言っておくと、最終日にこれだけ日本人選手が残っていて嬉しい。
突破は厳しめだけど、出ている限り可能性あるもの。男子1000mもそうだったように。
バンクーバーやソチの時よりずっと、そこはワクワクしてる。

 

結果

1着Samuel Girardサミュエル・ジラール21カナダ40.477Q
2着Ryosuke Sakazume坂爪 亮介27日本40.563Q
3着Han Tianyu韓 天宇21中国1.14.891
4着Seo Yi-Raソ・イラ25韓国1.17.779

韓天さん特にスタート速くなかった。今回思ったのは、走力だけでなく
スタートの優劣も4年間でまったく変わるから、固定イメージで見るのは良くない。
ちゃんと直近のワールドカップでもスタートの速さをメモったりしながら観戦しようと思いました。
じゃないと500mはまともな展望・解説(もどき)ができないから(笑)

 

さて、今日はしっかりとスタートを決め、3番手に入った坂爪選手。
こうなったら、早めに2番手に上がれるかがカギだったと思います。
500mは4番手=かなり苦しいポジションなので、有力なはずの選手が4番手に置かれると焦り、
3番手に強い選手がいても無理に上がろうとして絡んでしまい、
共倒れするパターンが結構多い。その展開に誘導できればデカいなと思いました。

 

ソ・イラが先頭に立つ。しかし残り3周半で2番手のジラールがコーナー入口で奇襲的に先頭を奪ってくれました。
そこでわずかに接触し、外に膨れたソ・イラに対して、坂爪選手がインから2番手へ上がりました!
すると今度は、4番手の韓天宇がこれに乗じて、ソ・イラを交わして3番手に上がろうとしましたが
既に態勢を立て直していたソ・イラも全力で抵抗した結果、2人して転倒!勝負あり。

 

こうやって自国以外の選手のアクシデントや転倒を素直に喜べない人も多いと思うので
やっぱりショートトラックは人を選ぶ競技かな、ともつくづく思いますが
やはり私は先述のように、力が劣るなら劣るなりに勝てるパターンがあって
そこに誘導できるかどうかもまた、この競技における力であり醍醐味だと思うんですよね。
たしかに転倒した選手は気の毒ですが、皆、こういうことも了解済みでやっているわけですからね。

 
 

Quarterfinal4

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)国名五輪Wランク1500m1000m評価
1Lim Hyo-Junイム・ヒョジュン21韓国初出場7位金メダル4位入賞
2Liu Shaoangリウ・シャオアン19ハンガリー初出場5位準決失格予選失格
3Dylan Hoogerwerfディラン・ホーヘアヴェルフ22オランダ初出場10位--
4Daan Breeuwsmaダーン・ブレウンシュマ30オランダ2回目32位-予選4着
5Abzal Azhgalievアブザル・アジュガリエフ25カザフスタン2回目12位--

展望:普通にいったら内側の2人ですね。シャオアンが1500m・1000mの内容が良くなかったのですが
500m予選は問題ない滑りでしたので、そこがどうかによって結果も左右されますね。

 

結果

1着Lim Hyo-Junイム・ヒョジュン21韓国40.400Q
2着Daan Breeuwsmaダーン・ブレウンシュマ30オランダ40.677Q
3着Dylan Hoogerwerfディラン・ホーヘアヴェルフ22オランダ41.007
4着Abzal Azhgalievアブザル・アジュガリエフ25カザフスタン41.616Adv
-Liu Shaoangリウ・シャオアン19ハンガリーPEN

イムは余裕を持って逃げ切り。2番手はシャオアンが滑っていたが
やはりスピードに乗り切れず、アジュガリエフがインコースを突いて残り1周で2番手に上がりかけた。
少しアジュガリエフが前に出たところで接触・2人ともコースアウト。オランダのダーンが2番手に上がった。