平昌オリンピック>男子500m>予選 - 準々決勝 - 準決勝 - 決勝
4名中上位2名が準決勝に進出する。
Q=準決勝進出 Adv=救済措置で準決勝進出 PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード
評価は管理人の独断なので参考になりませんw
組み合わせ関係なく、予選開始前に全選手の中で比べて有力な方から◎>〇>▲>△>無印
Quarterfinal1
組み合わせ
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年 | 国名 | 五輪 | Wランク | 1500m | 1000m | 評価 |
1 | Ren Ziwei | 任 子威 | 21 | 中国 | 初出場 | 11位 | - | 予選失格 | ▲ |
2 | Alexander Schulginov | アレクサンデル・ シュルギノフ | 20 | OAR | 初出場 | 39位 | 予選6着 | 予選4着 | |
3 | Sandor Liu Shaolin | サンドル・リウ・シャオリン | 22 | ハンガリー | 2回目 | 2位 | 5位 | A決勝失格 | ◎ |
4 | Bartosz Konopko | バルトシュ・コノプコ | 29 | ポーランド | 初出場 | 19位 | - | - | △ |
5 | Denis Nikisha | デニス・ニキシャ | 22 | カザフスタン | 2回目 | 23位 | 予選4着 | - | △ |
展望:普通にいけば1コースと3コースの2人。スタートでこの2人が前に出たらおそらく終了。
そうでないスタートになったら面白い。と思うけど予選が接触多すぎてクリーンなレースが見たい気もしてる。
今回、抜けた選手はいないし、中堅国の力は上がってるし、混戦度が多すぎるとこうなるのかなぁ。
レベルが上がっているのは良いことなんだが。
結果
1着 | Ren Ziwei | 任 子威 | 21 | 中国 | 40.032(OR) | Q |
2着 | Sandor Liu Shaolin | サンドル・リウ・シャオリン | 22 | ハンガリー | 40.471 | Q |
3着 | Denis Nikisha | デニス・ニキシャ | 22 | カザフスタン | 40.806 | |
4着 | Alexander Schulginov | アレクサンデル・ シュルギノフ | 20 | OAR | 54.498 | |
5着 | Bartosz Konopko | バルトシュ・コノプコ | 29 | ポーランド | 1.10.996 |
任がかなりの好タイムで逃げ切り。ポーランドのコノプコも速い!
結局惜しくもシャオリンに交わされ、最後は転倒してしまいましたが。
Quarterfinal2
組み合わせ
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年 | 国名 | 五輪 | Wランク | 1500m | 1000m | 評価 |
1 | Wu Dajing | 武 大靖 | 23 | 中国 | 2回目 | 1位 | 準決失格 | 準々失格 | ◎ |
2 | Roberts Zvejnieks | ロベルツ・ ズヴェイニクス | 20 | ラトビア | 初出場 | 22位 | - | 準々4着 | △ |
3 | Nurbergen Zhumagaziev | ヌルベルゲン・ ジュマガジエフ | 27 | カザフスタン | 2回目 | 29位 | 予選6着 | 予選4着 | △ |
4 | Hwang Dae-Heon | ファン・デホン | 18 | 韓国 | 初出場 | 4位 | A決勝失格 | 準々3着 | 〇 |
5 | Keita Watanabe | 渡邊 啓太 | 25 | 日本 | 初出場 | 15位 | 予選4着 | 予選3着 | ▲ |
展望:武はできる限り好タイムで逃げ切るだけ。2着争いは韓国のファンが4コースということで、何が起こるかな?
ラトビアもカザフスタンも、予選を見る限りなかなか手ごわい。少なくとも武さんについていくことはできるはずだ。
そこで一波乱あれば、不利な5コースの渡邊選手にもチャンスが出てくる。もう今大会は何が起こるかわからない!
結果
1着 | Wu Dajing | 武 大靖 | 23 | 中国 | 40.032(WR) | Q |
2着 | Hwang Dae-Heon | ファン・デホン | 18 | 韓国 | 40.861 | Q |
3着 | Roberts Zvejnieks | ロベルツ・ ズヴェイニクス | 20 | ラトビア | 40.904 | |
4着 | Keita Watanabe | 渡邊 啓太 | 25 | 日本 | 41.354 | |
5着 | Nurbergen Zhumagaziev | ヌルベルゲン・ ジュマガジエフ | 27 | カザフスタン | no time |
武が出した!世界新記録!やはりこの種目だけは誰にも譲れないでしょう。
このまま準決勝も決勝も1コースから、このタイムで滑り切れば勝てる。
渡邊選手は序盤なかなかスピードに乗れないファン・デホンを2回にわたって交わす健闘も
最後は引き離されました。まあ、見せ場は作りましたね。
序盤かなり苦戦したデホンと、完全にスムーズにいっていた2番手のズヴェイニクス。
ラスト1周半の時点では差が相当開いていました。しかしそこから、みるみるつまっていき
最後の直線でアウトからデホンが綺麗に差し切り。お見事。
Quarterfinal3
組み合わせ
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年 | 国名 | 五輪 | Wランク | 1500m | 1000m | 評価 |
1 | Seo Yi-Ra | ソ・イラ | 25 | 韓国 | 初出場 | 6位 | 9位 | 銅メダル | 〇 |
2 | Samuel Girard | サミュエル・ジラール | 21 | カナダ | 初出場 | 3位 | 4位 | 金メダル | 〇 |
3 | Ryosuke Sakazume | 坂爪 亮介 | 27 | 日本 | 2回目 | 24位 | - | 5位入賞 | ▲ |
4 | Han Tianyu | 韓 天宇 | 21 | 中国 | 2回目 | - | 10位 | 予選失格 | 〇 |
展望:まあ、普通に考えればキツい。坂爪選手、予選のスタートを修正してしっかり出たとしても
4番手になってしまう可能性は高い。ただ、後半追い上げる力はあると思います。
前で一波乱起こる必要はあるかなと思いますが…
にしても、改めて言っておくと、最終日にこれだけ日本人選手が残っていて嬉しい。
突破は厳しめだけど、出ている限り可能性あるもの。男子1000mもそうだったように。
バンクーバーやソチの時よりずっと、そこはワクワクしてる。
結果
1着 | Samuel Girard | サミュエル・ジラール | 21 | カナダ | 40.477 | Q |
2着 | Ryosuke Sakazume | 坂爪 亮介 | 27 | 日本 | 40.563 | Q |
3着 | Han Tianyu | 韓 天宇 | 21 | 中国 | 1.14.891 | |
4着 | Seo Yi-Ra | ソ・イラ | 25 | 韓国 | 1.17.779 |
韓天さん特にスタート速くなかった。今回思ったのは、走力だけでなく
スタートの優劣も4年間でまったく変わるから、固定イメージで見るのは良くない。
ちゃんと直近のワールドカップでもスタートの速さをメモったりしながら観戦しようと思いました。
じゃないと500mはまともな展望・解説(もどき)ができないから(笑)
さて、今日はしっかりとスタートを決め、3番手に入った坂爪選手。
こうなったら、早めに2番手に上がれるかがカギだったと思います。
500mは4番手=かなり苦しいポジションなので、有力なはずの選手が4番手に置かれると焦り、
3番手に強い選手がいても無理に上がろうとして絡んでしまい、
共倒れするパターンが結構多い。その展開に誘導できればデカいなと思いました。
ソ・イラが先頭に立つ。しかし残り3周半で2番手のジラールがコーナー入口で奇襲的に先頭を奪ってくれました。
そこでわずかに接触し、外に膨れたソ・イラに対して、坂爪選手がインから2番手へ上がりました!
すると今度は、4番手の韓天宇がこれに乗じて、ソ・イラを交わして3番手に上がろうとしましたが
既に態勢を立て直していたソ・イラも全力で抵抗した結果、2人して転倒!勝負あり。
こうやって自国以外の選手のアクシデントや転倒を素直に喜べない人も多いと思うので
やっぱりショートトラックは人を選ぶ競技かな、ともつくづく思いますが
やはり私は先述のように、力が劣るなら劣るなりに勝てるパターンがあって
そこに誘導できるかどうかもまた、この競技における力であり醍醐味だと思うんですよね。
たしかに転倒した選手は気の毒ですが、皆、こういうことも了解済みでやっているわけですからね。
Quarterfinal4
組み合わせ
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年 | 国名 | 五輪 | Wランク | 1500m | 1000m | 評価 |
1 | Lim Hyo-Jun | イム・ヒョジュン | 21 | 韓国 | 初出場 | 7位 | 金メダル | 4位入賞 | 〇 |
2 | Liu Shaoang | リウ・シャオアン | 19 | ハンガリー | 初出場 | 5位 | 準決失格 | 予選失格 | ▲ |
3 | Dylan Hoogerwerf | ディラン・ホーヘアヴェルフ | 22 | オランダ | 初出場 | 10位 | - | - | ▲ |
4 | Daan Breeuwsma | ダーン・ブレウンシュマ | 30 | オランダ | 2回目 | 32位 | - | 予選4着 | △ |
5 | Abzal Azhgaliev | アブザル・アジュガリエフ | 25 | カザフスタン | 2回目 | 12位 | - | - | ▲ |
展望:普通にいったら内側の2人ですね。シャオアンが1500m・1000mの内容が良くなかったのですが
500m予選は問題ない滑りでしたので、そこがどうかによって結果も左右されますね。
結果
1着 | Lim Hyo-Jun | イム・ヒョジュン | 21 | 韓国 | 40.400 | Q |
2着 | Daan Breeuwsma | ダーン・ブレウンシュマ | 30 | オランダ | 40.677 | Q |
3着 | Dylan Hoogerwerf | ディラン・ホーヘアヴェルフ | 22 | オランダ | 41.007 | |
4着 | Abzal Azhgaliev | アブザル・アジュガリエフ | 25 | カザフスタン | 41.616 | Adv |
- | Liu Shaoang | リウ・シャオアン | 19 | ハンガリー | PEN |
イムは余裕を持って逃げ切り。2番手はシャオアンが滑っていたが
やはりスピードに乗り切れず、アジュガリエフがインコースを突いて残り1周で2番手に上がりかけた。
少しアジュガリエフが前に出たところで接触・2人ともコースアウト。オランダのダーンが2番手に上がった。