ミスレイルについて

Last-modified: 2020-09-04 (金) 21:27:03

基本データ

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ミスレイル辺境伯領全体

国名支配者国レベルカウント爵位
ミスレイル辺境伯領係争中5050000辺境伯(マーグレイヴ)
リンデンブルク男爵領エレラーラ=モリア=ミスレイル55000男爵(バロネス)
ローテントリア男爵領エミル=ローテントリア55000男爵(バロン)
ヴォルフスラント子爵領ギルベルト=ヴォルフスラント1010000子爵(バイスカウント)
ノイスヘルネ子爵領ゲイルノート=ノイスヘルネ1010000子爵(バイスカウント)
ハーレ伯爵領マリエレージュ=ハーレ3030000伯爵(カウント)

所属キャラクター

名前クラススタイルレベル備考
アルベリク=モリア=ミスレイルロードルーラー7先代辺境伯爵。故人
アルベレト=モリア=ミスレイルロードパラディン5先代辺境伯爵アルべリクの子。
エレラーラ=モリア=ミスレイルロードメサイア1先代辺境伯爵アルべリクの子。
ライノルト=ヴェルガーメイジプロフェット5先代辺境伯爵アルべリクの契約魔法師。
レイウス=アルシェブロウメイジアルケミスト3アルベレトの契約魔法師。
マティルダ=レックエルメイジプロフェット1エレラーラの契約魔法師。
エミル=ローテントリアロードセイバー1ローテントリア男爵。
ギルベルト=ヴォルフスラントロードキャヴァリアー3ヴォルフスラント子爵。
ゲイルノート=ノイスヘルネロードルーラー3ノイスヘルネ子爵。
マリエレージュ=ハーレロードアーチャー5ハーレ伯爵。

国特徴

名前効果
【拠点】図書館技術+3
【人物】かつての英雄食糧+1、森林+2
【地形】沼地食糧+2、森林+1
【地形】砂漠技術+2、資金+2、森林-1
【文化】理知的技術+3
【文化】礼儀重視技術+2、馬+1
【人物】農民指導者食糧+3
【地形】寒冷地鉱物+2、資金+1
【人物】哲学者技術+1、資金+2
【地形】沼地食糧+2、森林+1
国風教養と荒野
建国史緩衝
戦争経験
逸話異界集落
伝説天空の大浴場

国資源

履歴食糧技術鉱物森林資金
合計17201091215
使用量000000
初期作成111111
初期国特徴8111235
伝説による修正000-200
50レベルまでの成長分888889

設定

荒野に吹き荒ぶ風とともに
 砂漠と雪原に吹き荒ぶ風。竜骨山脈から吹き下ろす風に、ミスレイルの民は育てられてきました。極大混沌期、人々は厳しい環境の中で耐え忍ぶだけでなく、強く生きることを学びました。それは今でも国風として、ミスレイルの民に息づいています。ミスレイルの民は理知的で、礼節を重んじます。加えて学究精神旺盛で、多くの「賢人」と呼ばれる人間がここミスレイルの地から輩出され、歴史に名を残してきました。たゆまぬ研鑚が、ミスレイルを一大技術・知識国家として成り立たせています。
 ミスレイルの今を語る前に——この国の建国神話から語りましょう。
覇銀の大聖印:銀竜ヴェルゲルトと英雄ゼノフリード
 極大混沌期、ミスレイルの地は苦難に晒されていました。大小の混沌災害だけにとどまらず、ミスレイルの地は、巨大な銀色の鱗を持つ竜——銀竜ヴェルゲルトに蹂躙されていました。銀竜ヴェルゲルトは、その巨体にもかかわらず、成体になったばかりの若い竜であり、突如この地に投影され、仲間と引き離された孤独から怒り狂っていました。銀竜ヴェルゲルトの吐息はミスレイルの北部を凍り付かせ、その怒りの炎は南部の大地を一瞬にして砂漠に変えてしまったと伝えられています。この竜をなんとか征伐しようと、数多くの聖印を持つ君主や邪紋使いが犠牲となりました。
 そうして200年。竜との長き戦いに、終止符が打たれます。それは「光り輝くしるしを持つ混沌の者」、すなわち、始祖君主レオンと同じ輝きを持つ1人の英雄が——死闘の末に銀竜ヴェルゲルトを降したのです。その英雄の名は、ゼノフリード。彼は慈悲の心を持っていました。銀竜ヴェルゲルトにとどめを刺さず、よき友でありたいと願ったのです。銀竜ヴェルゲルトは落ち着きを取り戻し、ゼノフリードの言葉を受け入れました。
 しかし、投影体は畏怖されるべき存在。民衆の中から、浄化か、あるいは核を喰らうかすべきだという声があがりました。このままでは、この混迷の時代に、人々が相争う状況となってしまう。英雄ゼノフリードと銀竜ヴェルゲルトは、話し合い、この地に2人で眠ることを選択します。
 英雄ゼノフリードは混沌の邪紋として大地に溶け、銀竜ヴェルゲルトは、その混沌核を〈大聖印:メジャークレスト〉へと変じて消失しました。この2人の献身と祈りにも似た願いに、人々は心打たれ、自分たちの愚かな行いを悔い、ひとりの英雄と竜の物語を語り継ぎ、その願いを守り続けることにしました。
 これが、ミスレイルの地を守り続ける〈覇銀の大聖印:シルバースローン〉の由来です。ミスレイルを治める全ての君主はこの物語を胸に刻み、〈覇銀〉の元に集い、英雄と竜に最大の畏敬を払います。
竜との契約:竜脈
 英雄ゼノフリードが溶けた大地と〈覇銀の大聖印〉は対極に存在する輝きながらも調和を保ち、ミスレイルに安寧をもたらしました。ミスレイル全土に張り巡らされ、大地に恵みを与える混沌の流れを、人々はいつからか〈竜脈〉と呼ぶようになりました。〈竜脈〉は混沌エネルギーの川のようなものですが、それが周囲に混沌災害をもたらすことはありません。これは銀竜と英雄ゼノフリードの意志がそうさせているのだと伝えられています。一見荒れ果てた大地のミスレイルで作物が多く実るのは、この〈竜脈〉のおかげです。ミスレイルの血を代々治めるモリア家の血筋には、銀竜ヴェルゲルトの血が混ざっているとされ、それゆえにこの〈竜脈〉の力を操ることができます。もちろん、その力の行使には大きな代償がつきまといます。
大講堂の惨劇
モリア=ミスレイル家による統治は長らく安定していました。これは長きにわたり、現在に至るまで、人と竜の物語が語り継がれてきたゆえです。学究に励み研鑽を重ね、それを後の世代に託す——託される。連綿と受け継がれる想いが色褪せることなく息づく地、ミスレイル。…そんな国も、大乱に巻き込まれてゆくこととなります。大陸全土の統一が叶うかと思われた大講堂での結婚式は、血塗られたものとなりました。この惨劇によりミスレイルの君主アルべリクが命を落とし、アルべリクに従属していたミスレイルの君主たちは、独立を余儀なくされます。
そして、今
これを歓迎するもの、戸惑うもの——その全てを、アルべリクの息子アルベレトは蹂躙しました。粛々と軍を進め、瓦解しかけている諸侯連盟を恐怖によって束ねます。彼は、それができる君主でした。ミスレイルは、西にヴァルドリンドという強国を持ち、ただちに防備攻勢を整える必要がありました。この強引なアルベレトの行動に異を唱えるものは、ことごとく従属させられました。大陸中がまた戦乱の世に逆戻りした上で内輪揉めなど、他国に攻めいられる格好の材料になるからです。アルベレトがすぐさま状況を立て直したのを見、ヴァルドリンドはミスレイルに攻めいる計画を破棄しました。そして、この二国間には同盟が結ばれます。
 しかし、アルトゥーク条約が発足し、アルトゥークの地がヴァルドリンドから取り戻され、同盟領であったメディニアとブルタヴァが条約に降った今、ミスレイルは対条約の最前線——緩衝地帯となりました。この政情の変化に、国内からは「条約か、同盟か」という声があがりはじめます。アルベレトを筆頭とする同盟派、アルベレトの異母妹であり〈銀華の小聖印:シルバーフロリッド〉を継承するエレラーラを担ぎ上げる条約派。ミスレイルの地に、不穏な暗雲が立ち込めはじめていました。

土地紹介

国府ヴァイルベルク
ミスレイルの国府がヴァイルベルクです。石造りの古い建物と巨大な王城、街を囲む堅固な城壁を持ちます。ヴァイルベルクは現在、ロード・アルべリク=モリア=ミスレイルに代わり、その息子ロード・アルベレト=モリア=ミスレイルによって統治されています。
 市街は「新市街」と「旧市街」に別れ、旧市街に王城と貴族邸、各種公的施設があり、多くの平民や商人は新市街に住んでいます。王城の頂には「竜の浴場」と呼ばれる禊の場があり、大きな戦いの前には、騎士たちは皆その水で洗礼を受けることになっています。
日芒山脈・月芒山脈
ヴァイルベルクの西の背にある長大な山脈の、北側を日芒山脈、南側を月芒山脈と呼びます。これは銀竜との戦いにおいて主戦場となった場所であり、今もなお大地には竜と人の血が染み込んでいると伝えられています。ミスレイルの騎士を志すものは皆この山脈に足を踏み入れ、課せられた試練を突破して初めて騎士として認められます。
流星湖
日芒山脈の頂にあるカルデラ湖です。不思議なことに、この地では夜になると極光がたなびき流星が降り注ぎます。隕石は〈竜石〉と呼ばれ、この〈竜石〉を1人で取って帰ってくることが、一人前の騎士として認められる条件です。
 流星湖は〈覇銀の大聖印〉が生まれた地、すなわち銀竜ヴェルゲルトの最期の地であるからして、普段は神域として、モリア家の人間、騎士の試練を課せられたもの、鉱夫集団の【銀鉤衆】以外の立ち入りが禁じられています。
琥珀丘
ミスレイルの穀倉地帯であるリンデンブルク男爵領のほぼ全域を占める丘陵地帯を、琥珀丘と呼びます。良質な蜂蜜が採れるほか、大量の穀物を生産するために畑が一斉に黄金色になることが由来です。琥珀丘は竜脈の真上にあり、麦穂の輝きは命の輝きと呼ばれています。
失意の沼地
極大混沌期から存在する、混沌渦巻く沼地、それが失意の沼地です。混沌の植物が自生し、それは領地に悪影響を与えるものもあれば、恵みを与えるものもあります。この混沌の沼地はヴァルドリンドとの国境になっており、ヴァルドリンドが誇る重騎士団ではここを突破することは叶いません。
エスティエ砂漠
極大混沌期に銀竜ヴェルゲルトの吐く炎で生まれたと伝えられる土地です。昼は灼熱、夜は極寒の厳しい世界ですが、それゆえに己を律し仲間を助くという厳しくも強い国風が生まれました。極大混沌期の賢人、砂漠の哲学者エレミアの伝承が残っており、竜骨山脈に住むという竜血の隠者エレミアとは同一人物であると言われていますが、何しろ記述が混濁しており、伝承に留まっています。しかしエレミアが残した「叡智の星宮」は、今もなおミスレイル最大の図書館として多くの人々の拠り所となっています。
竜骨山脈
極大混沌期の竜との戦いにおいて、多くの竜の墓場となった場所です。空には飛竜が飛び交い、竜血の隠者エレミアと呼ばれる人物が、彼らの「契約者」として住んでいると伝えられます。人が登るには過酷な場所でありながら、モリア家はこのエレミアと親交を有しており、ミスレイルが持つ竜騎士団の飛竜は、みなこの竜骨山脈で生まれた飛竜です。
ライラベル平原
極大混沌期に銀竜ヴェルゲルトの凍てつく吐息で生まれたと伝えられる万年雪の土地です。ノイスヘルネの軍勢は雪上での戦闘に長けており、北部の国境を堅固に守っています。竜骨山脈から吹き下ろす風で、雪原の天候はたびたび荒れるため、「冬将軍」の異名をもちます。
風渡りの平原
竜骨山脈からの風が吹き下ろすために、常に強い風が吹き抜ける平原です。このため、飛竜に初めてのる騎士たちの訓練に使用されます。
竜血の隠れ里
銀竜ヴェルゲルトをはじめとする竜の眷属の末裔が暮らす、投影体と、彼らと交わり子を成した人々の隠れ里です。竜血の名が示す通り、彼らの地にはモリア家と同じ竜の血が流れていると言われています。モリア家の者のみがその在り処を知り、立ち入ることが許されています。
ナルザ平原
穏やかな風が育むミスレイル最大の平原地帯です。古くは合戦場として多くの血を吸いましたが、ここ半世紀ほどは、歴代のハーレ伯爵が育て上げた強大な軍勢の演習場となる以外に、大きな戦を経験していません。

組織

梟議会(グラウコス)
軍事力評価:B、政治力評価:S、経済力評価:B、技術力評価:S
代表者:"赤梟"レイウス=アルシェブロウ
 モリア家に仕える5人の熟練魔法師で構成される、ミスレイル辺境伯の知恵袋です。アルべリクの死とともに代替わりし、現在の議長(筆頭魔法師)はアルベレトの契約魔法師であるレイウスです。基本的に(君主が命令しない限り)魔法師同士で対立するということは少ないという性格から、中立的な諮問機関と見做されています。
叡智の星宮(ゾディアック・アカデミア)
軍事力評価:C、政治力評価:B、経済力評価:B、技術力評価:S
代表者:"大賢者"サミール
 魔法師という存在が確立されていなかった頃から存在する、賢人たちの集団、それが叡智の星宮です。砂漠の哲学者エレミア、または竜血の隠者エレミアによって創設されたとされ、エスティエ砂漠の地下に存在する広大な宮殿を本拠地とします。叡智の星宮には極大混沌期の記録さえも眠ると言われるほどの膨大な書物が納められています。一部の書架への立ち入りは、叡智の星宮側が許可した人物のみしか許されていません。それはエーラムから派遣されてきた魔法師であっても、同じことです。
黄金羊商会(ゴールデンフリース)
軍事力評価:C、政治力評価:A、経済力評価:S、技術力評価:B
代表者:"算法師"フロリーネ
 ミスレイルの地に古くから根を張っている巨大な商会です。もともと放浪の商人集団でしたが、ミスレイルの土地柄が気に入り、居つきました。その影響力はモリア家に匹敵するとも言われ、モリア家も商会の言葉を完全に無視することはできません。
銀鉤衆(シルヴァンクロウ)
軍事力評価:C、政治力評価:C、経済力評価:C、技術力評価:S
代表者:"豪鉄の"セオドリック
 モリア家の庇護のもと、流星湖に降り注ぐ隕鉄〈竜石〉の採掘を許された唯一の鉱夫集団です。これは機密ですが、鍛冶師集団でもあり、〈竜石〉から武器を精錬することもしています。
赤礫傭兵団(レッドグラベル)
軍事力評価:A、政治力評価:C、経済力評価:C、技術力評価:C
代表者:"双剣の"ヴォルフラム
 ミスレイルにおいて、報酬次第で戦列に加わる傭兵団です。彼らの鉄の結束と掟は身内にも厳格に適用され、たとえ所属の親兄弟、傭兵同士で戦うことになろうとも、彼らは手を抜くことはしません。邪紋使いがその多くを構成していますが、一般人や君主にも加盟が許可されています。一方、政治的な配慮から魔法師の加盟は許可されていません。
白月組(ルナヴェリア)
軍事力評価:C、政治力評価:A、経済力評価:B、技術力評価:B
代表者:不明
  謎の多い犯罪者集団です。彼らはミスレイル中に根を張り、あらゆる手段で情報をかきあつめているといわれ、その情報を高値で売買します。情報の正確性は高く、魔法師協会ですら知り得ない情報を握っていることもしばしばあります。彼らを利用する権力者は数知れず、しかし彼らを利用するということはまた利用されるということでもあります。

NPC一覧

"巌鉄伯"アルベリク=モリア=ミスレイル

  • 男/51歳(享年)/188cm、80kg
  • ロード/ルーラー/CL7
  • 好き:子供達/苦手:悪天候
  • 一人称:私/二人称:貴公、~殿
    先代のミスレイル辺境伯。
    前妻ユーフェミアとの間にアルベレトを、後妻エリアーナとの間にエレラーラをもうけた。
    ミスレイル地方を治める賢君として知られていたが、〈大講堂の惨劇〉の際に死亡する。
    この際彼が持っていた〈覇銀の大聖印〉(メジャークレスト:シルバースローン)は粉々に砕け散り、
    ミスレイルの諸侯の聖印は一斉に独立聖印となった。
    アルベレトもエレラーラもどちらも平等に愛し、2人に聖印を分け与えるも、
    特にエレラーラからはアルベレトと合わせて厳格で冷徹な人物だと思われている。

"覇銀の"アルベレト=モリア=ミスレイル

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  • 男/27歳/180cm、66kg
  • ロード/パラディン/CL5
  • 好き:静寂、穏やかな時間/苦手:笑うこと
  • 一人称:私(私事では「俺」)/二人称:貴公、~殿

先代ミスレイル辺境伯アルべリクの息子。〈覇銀の小聖印〉(マイナークレスト:シルバースローン)を継ぐ。
〈大講堂の惨劇〉以降、瓦解したミスレイル辺境伯爵領内においていち早く防備攻勢を整え、主国であるローザン、同盟国であるヴァルドリンドに対し布石を打ち、ミスレイル地方の内争を徹底的に潰して回った。従わない諸侯の手勢を次々と「殲滅」せしめたその軍事的手腕・政治的能力を恐れられ、暴君と噂されることもある。
父アルべリク以上に厳格な人物であり、くすりとも笑わない。血を分けた妹であるエレラーラに対してもその態度は変わらない。
エレラーラに対し同君連合を持ちかけるが——

生母ユーフェミアはクライシェ家の血筋であり、マリーネ・クライシェとは縁戚関係にある。

"銀華の"エレラーラ=モリア=ミスレイル

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  • 女/16歳/158cm、45kg
  • ロード/メサイア/CL1
  • 好き:刺繍/苦手:アルベレト
  • 一人称:私/二人称:あなた、~様

先代ミスレイル辺境伯アルべリクの娘。〈銀華の小聖印〉(マイナークレスト:シルバーフロリッド)を継ぐ。
政治の表舞台に出ることはあまりなく、箱入りの公女と見做されている。
彼女をアルべリクの後継として担ごうとする者たちもいるが、聖印を所持するだけでロードとしての才覚がなく、またフラッグも所有していない上、アルベレトの影響力の大きさから、軍事的な衝突には至っていない。
厳格な父アルべリク、冷徹な異母兄アルベレトを苦手にしており、愛されていないと感じている。

生母エリアーナは連合貴族であり、このことから肩身がやや狭い。

"銀賢の"ライノルト=ヴェルガー

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  • 男/62歳/172cm、60kg
  • メイジ/プロフェット/CL5
  • 好き:孫/苦手:傲慢な人間
  • 一人称:私/二人称:あなた、~様
    先代辺境伯爵アルべリクの契約魔法師であり、ミスレイルの筆頭魔法師。穏やかで深謀な老人であり、ミスレイルを治めるモリア家を見守ってきた。
    〈大講堂の惨劇〉の際、アルべリクに同行していたが、そばにいながら守れなかったこと、惨劇を予知できなかったことを悔いて、惨劇直後のアルベレトのミスレイル擾乱鎮圧を手助けしたのち、退官している。
    今は城下町の外れでひっそりと暮らしているが、アルベレトの招集には応えている。

"赤梟"レイウス=アルシェブロウ

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  • 男/28歳/183cm、70kg
  • メイジ/アルケミスト/CL3
  • 好き:しとやかな女性/苦手:顔のいい男
  • 一人称:私/二人称:あなた、君、~様
    アルベレトの契約魔法師。よく無茶をするアルベレトを諌めるも聞いてもらえないためについていっては事後処理を担当させられている苦労人。
    主君に対するぼやきが多いが、それは心配によるもので、忠義に篤く誰よりも誠実。ゆえに、アルベレトからは信頼されている。
    優秀な薬師(医師)でもあり、アルベレトの体調管理も彼の仕事のうちである。

"天才魔法師"マティルダ=レックエル

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  • 女/21歳/163cm、49kg
  • メイジ/プロフェット/CL1
  • 好き:/苦手:
  • 一人称:/二人称:
    エレラーラの契約魔法師。若く才気のある女性で、低迷しているレックエル一門のために功績を上げようとしている。
    功を焦って失点するようなことはないが、聖印を所有しているだけの箱入り君主であるエレラーラには、不満もある。
    頭脳明晰で先見の明がある上、時空魔法によって一瞬先の未来を垣間見ることも可能。
    しかし、とある惨事を防ぐことができず、心の奥に後悔が引っかかり続けることになる。

"若き狼"エミル=ローテントリア

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  • 男/19歳/173cm、62kg
  • ロード/セイバー/CL1
  • 好き:/苦手:
  • 一人称:僕/二人称:君、あなた、~殿
    ローテントリア男爵。エレラーラと交友があり、若さゆえの青さと行動力を持つゆえにエレラーラを連れ出したりすることもあった。
    ロードとして領地を治めることよりも、力を示すことに意義を見出しており、日々剣の鍛錬に明け暮れている。

"矜恃高き"ギルベルト=ヴォルフスラント

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  • 男/23歳/185cm、75kg
  • ロード/キャヴァリアー/CL3
  • 好き:/苦手:
  • 一人称:俺/二人称:貴様
    ヴォルフスラント子爵。〈大講堂の惨劇〉直後に独立を宣言したものの、アルベレトによってすぐさま平定・支配をされた過去を持つ。
    このことからアルベレトに対して並々ならぬ感情を持っており、レイウスからは「ちょっとおかしな人」と評されている。
    君主としての能力は決して低くないのだが、アルベレト以外が見えていないのがたまにきず。

"氷夜卿"ゲイルノート=ノイスヘルネ

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  • 男/42歳/179cm、70kg
  • ロード/ルーラー/CL3
  • 好き:/苦手:
  • 一人称:わし/二人称:貴公
    ノイスヘルネ子爵。アルべリクに仕えていたが、彼の死後、アルベレトにも、エレラーラにも与していない、完全なる中立を貫く騎士。
    厳格なアルべリクやアルベレト父子とは対照的に、厳つい強面と向う傷から与えられる印象に反して、情に厚く義理堅い人物。
    ライノルトに大恩がある、らしい。

"銀弾の"マリエレージュ=ハーレ

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  • 女/25歳/161cm、49kg
  • ロード/アーチャー/CL5
  • 好き:/苦手:
  • 一人称:私(わたくし)/二人称:あなた
    ハーレ伯爵。アルベレトへの初恋をいまだ諦めきれない女性。恋心からアルベレトに与するが、本人からは相手にされていない。というか、気持ちに気付いてもらえていない。
    恋心を抜きにすれば明朗闊達で冷静沈着な堅実たるロードであり、アルベレトからも信頼されている。

"竜血の隠遁者"エレミア=ロイ

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  • 男/20代前半(外見年齢)/170cm、52kg
  • ロード/スタイル不明/CL不明
  • 好き:平穏、静寂/苦手:争い
  • 一人称:私/二人称:あなた、~さん

竜骨山脈の飛竜たちを統べる、謎めいた盲目のロード。
奇しくも伝説の「ロード・エレミア」と同じ名前だが…

叡智の星宮を創設し、竜骨山脈の竜たちと契約を結んだ「ロード・エレミア」その人。
極大混沌の時代に始祖君主レオンと共に旅をし、大遠征にも同行しながらも、竜の血を浴びて不老不死となり、ミスレイルの竜たちと絆を結んだことで離反。
レオンが討伐した竜の混沌核から聖印を生み出した、原始聖印(オリジン・クレスト)の所有者。
秩序回復戦争が終わり、大陸中で君主同士が争うようになると、人の世を去り竜骨山脈に隠棲した。
以降モリア家にのみ、その生存が伝えられている。

"大賢者"サミール

[添付]

  • 男/75歳
  • 一人称:わし/二人称:あなた
    叡智の星宮を取り仕切る賢人(セイジ)。混沌を調律する力を持っている。
    彼の多くの弟子の中には魔法師もいるが、彼自身は魔法師ではない(=協会に所属していない)。
    政治には直接関わろうとはしないが、叡智の星宮が政治的に利用されたり、圧力をかけられぬよう、立ち回りのうまい人物。

"算法師"フロリーネ

[添付]

  • 女/内緒
  • 一人称:私/二人称:あなた
    黄金羊商会の腕利き商人。渉外役でもあり、宮廷に出入りする。
    見た目は妙齢の女性であるが、老いを感じさせることがなく、魔女なのではないかと噂されている。

"豪鉄の"セオドリック

[添付]

  • 男/55歳
  • アーティスト
  • 一人称:俺/二人称:あんた
    銀鉤衆の代表者。銀鉤衆の立場を明確にし、特権を与え、生活を安定させた先代アルべリクに恩義を感じている。
    アルベレトやエレラーラとは最低限の交流しかなく、2人の出方を伺い、慎重に振る舞うよう同胞に命じている。
    アルベレトが持つ剣と盾は、彼の成人祝いにアルべリクに頼まれて鋳造したもの。

"双剣の"ヴォルフラム

[添付]

  • 男/43歳
  • アーティスト
  • 一人称:俺/二人称:あんた
    赤礫傭兵団の団長。権力者の悩みの種でもあり、頼り甲斐のある戦士でもある。
    一癖も二癖もある傭兵たちを束ねているだけあって、豪放。
    金が積まれればどんな仕事でもこなして見せるが、雇用者との信頼関係もまた大切にする。