現代文
Last-modified: 2025-11-05 (水) 18:32:38
講義本
『新版 現代文 読解の基礎講義』
- 概要
中野芳樹先生唯一の著書。2012年刊『現代文 読解の基礎講義』(駿台文庫)の完全改訂版。
客観的速読法を利用し全体要旨の把握を目指す読解と、論理的解答法を利用した精密な解答術を身につけることを目標とした参考書。
評論の読解→小説の読解→随想の読解→記述式問題の解答法→選択式問題の解答法→心情・表現説明型設問の解答法→共通テスト対策→基幹知識のまとめ、という構成。
- 特徴、所感
現代文は基本的にこれだけで良い。まじでこれだけで良い。
現代文の方法論は色んなものが巷に溢れているが、中野芳樹先生か松本孝子先生のものが最も再現性が高いかつ解答の正確性も高い。文系ならば大学以降で論文や書籍を読む際にもそのまま使える。
欠点があるとすれば、一番最初の例題から一橋の過去問であり、結構重たい。尤も、方法論を身につけるための解説が充実しているので、そのレベルに達していない状態で取り組んでも問題ない。
ちなみに改定前の駿台文庫版から例題は全て入れ替えられている。以前の最初の例題は阪大の過去問であった。
問題集
『東大現代文プレミアム』