初心者ガイド

Last-modified: 2023-06-16 (金) 12:52:11

Solargene初心者向け講座。


ゲーム開始

ゲームモード選択

新規ゲームを開始する際に、タイトル画面でゲームモード?を選択します。これらのモードは、スタートする(=宇宙港が存在する)惑星のみが異なります。
月や火星であれば生存条件が緩いですが、木星圏や土星圏になると生存に必要なエネルギーが不足していたり、放射能などにより体調を崩しやすかったりするでしょう。
「ゆりかごから」モードは宇宙港が存在せず、まず地球から他天体に飛び立たなければならないので、一層困難です。

最初は「月への入植」か「火星への入植」をオススメします。両者の違いは以下の通りです。
概して、月は「引き渡し用の(一時的な)コロニーを設立するのは容易だが、コロニーを長期運営する際は夜の長さがネックになる」、火星は概ねその逆になります。

  • 月への入植
    • ソーラーパネルの発電効率が良い
    • 一日の周期が長く、夜間の電力確保が困難(約28日)
  • 火星への入植
    • ソーラーパネルの発電効率が悪い
    • 一日の周期が短く、夜間の電力確保が比較的用意(約24時間)

難易度設定変更

ゲームモードと別に、ゲーム開始後の「ゲーム設定」から、難易度設定を変更することができます。
種類は、ノーマルモード(デフォルト)と、ビギナーモードの二種類です。ゲームに慣れるまでは初心者に設定すると良いでしょう。

ビギナーモードの特徴

  • 契約?が達成できなくても、断交状態にならない
     →契約をわざと破棄して、お金の無限増殖が可能ですが、ゲームとして面白くないので、やめた方がいいです。
  • 自然災害が発生しない
  • 物資不足イベントが通常より早く終わる
  • スタッフへの悪影響が軽減されます
  • 資源産出量が増加する
  • ソーラーパネルの発電量が増加する
  • 契約の人員に関する要件が緩和される

初期惑星への入植

ゲームを開始すると、太陽系ビューが表示されます。
まずは右下の「時刻」パネルから、時間を一時停止させましょう。そして、初期の情報を確認してください。

  • (「ゆりかごから」以外であれば)ゲームモードに応じた天体に、宇宙港?があるはずです。宇宙港の国を確認しましょう
  • 左上の各国旗をクリックして、各国の契約?を確認しましょう

最初の契約

何をするにしても資金は必要ですが、ゲーム開始時のプレイヤーの所持金はゼロです。
そのため、まず各国と契約を結んで、(前払いの)報酬を得る必要があります。

いくつも契約が並んでいますが、初期状態で達成の見込みがあるものは実質1つしかありません。
それは、宇宙港のある国家の「『宇宙港がある天体』にコロニーを設立する」契約です。
※例: 火星にアメリカの宇宙港がある → アメリカから「火星にコロニー設立」の契約を請ける
最初に必ずこれを契約してください。

それ以外の5ヶ国ですが、「~~を研究する」という契約があれば、それは達成の見込みがあるので請けて構いません。
ただし、別の研究を並行して進めるのは非現実的なので、一度に請ける研究の契約は1種類のみにしてください。

入植地点の選択

契約が終わったら、まずコロニーを設立しましょう。
画面上で入植する惑星を選択し、画面左上の惑星パネルから、「コロニーを設立する」ボタンをクリックします。
その後、コロニーを設立する場所を選択します。

コロニーの設立場所ですが、基本的に朝になりたての場所を選ぶのが良いです。
なぜなら、序盤のコロニーの電力はソーラーパネル頼りであり、実質昼しかまともに活動できないからです。
(これは、自転周期が長い月や水星といった天体では特に致命的になりえます)

また、コロニーの設立場所によって資源の埋蔵比率が変わってきます。
最初のコロニーは引き渡してしまうのであまり拘る必要はないですが、できるだけレア資源(貴金属、超ウラン元素、高融点金属、ヘリウム3など)の埋蔵量が多い地点を選ぶと良いでしょう。

画面右のステーションパネルの鉛筆ボタンで、名前を変更できます(日本語入力可)。好きな名前をつけましょう。

施設の建設

コロニーの設立場所を決定したら、画面右のステーションパネルの「ステーションに移動する」ボタンをクリックし、ステーションビューに移動します。
ステーションビューに移動したら、コロニーの施設を建設していきます。これは以下のような流れになっています。

第一段階
「着陸パッド」を建設
ソーラーパネルがアンロック
シャトルで建材を購入し、シャトルの到着を待つ
「ソーラーパネル」を建設
電気関係がアンロック
発電機と充電器を建設

第2段階
基礎、階段、部屋(ゲートウェイ)、ドア、倉庫などがアンロック
「基礎」を建設し、その上に「部屋(エアロック)」を建設
エアロックを選択し建設してください。部屋や廊下ではありません。
要は玄関ですね。
部屋(廊下)がアンロック
先程建てたエアロックにドアを2つ(屋内用、屋外用)設置する
屋外のドアの側には、階段を建設する
屋内のドアの側には、部屋(廊下)と関連設備を建設する
部屋(居室、相部屋、倉庫、研究室)と関連設備がアンロック
倉庫を建設する
関連設備がアンロック

アンロックされた部屋・設備を順次建設していく


スタッフを雇用するためには、少なくとも以下の設備が必要です。

①就寝する場所
廊下にソファ(ベッドがない場合のみ)
居室または相部屋にベッド
②食事する場所
雇用する従業員の国籍に沿った食堂
食事するテーブルとロボットコックが作業するキッチンコンロと食事の陳列棚
食事の陳列棚を置かないと、ロボットコックが食事をつくってくれません。
③休憩する場所
廊下のソファでも休憩しますが、専用の休憩室を作成してください。
休憩室にはソファを必ず設置してください。
④ロボット部屋
ロボットの充電場所とロボット用のベットとロボット修理場所
⑤医務室
手術台と医療用ベット

設備に関して、すべて共通して注意すべきことは
密接しすぎないことです。部屋の大きさは3×○で作成することをおすすめします
設備同士の間隔をあけてください。
スタッフが設備を利用できなくなり、詰みます
例)スタッフが食事をしない=テーブルにすわれない=テーブルが壁にちかすぎる
例)スタッフが病気ケガのまま死ぬ=医師が手術台にいかない=手術台が壁にちかすぎる=手術台が医療用ベットに近すぎる

職場(次項で説明)

スタッフの雇用

コロニーの施設建設が一通り終わったら、スタッフを雇用しましょう。
スタッフを雇うには、画面左のスタッフパネルの「雇用する」ボタンをクリックします。
雇用画面に職種ごとの候補キャラクターが表示されるので、雇用したいキャラクターをすべてクリックし、最後に「レンタル」で雇用完了です。

  • その天体に宇宙港がある国のスタッフしか雇用できません
    • 例:日本の宇宙港しかない場合、日本人スタッフしか雇用できない
    • それ以外の国のスタッフをコロニーで働かせたい場合、他の天体(地球など)で雇用したスタッフをシャトルで移動させるしかありません

初期段階で必要な人材
医師2名(医師が1名だと、医師が病気やケガしたら詰む)
工業1名(ロボット修理に1名必要)
ロボットコック1台(料理をつくってもらう)
採掘○名(採掘機械数による)

料理人と農業はロボットであり、1体100,000CRのレンタル料がかかります


スタッフが到着したら、各人を職場に割り振りましょう。
割り当てたい部屋をクリックし、画面右下に表示される部屋パネルの「スタッフを割り当てる」ボタンをクリックすると、スタッフを割り当てられます。
なお、職場には以下のように特定の部屋に特定の設備を設置する必要があります。また、設備のキャパシティを超えた数のスタッフを割り当てることはできません。

現在のバージョンでは
自動割り当てができます。便利です

  • 採掘
    • 部屋:なし(屋外)、設備:採掘機
  • 工業
    • 部屋:工業区画、設備:工作機械*1
    • 部屋:ロボ区画、設備:ロボット修理テーブル
  • 料理人(ロボット)
    • 部屋:カフェ、設備:キッチンコンロ
  • 研究
    • 部屋:研究室、設備:デスク
  • 医師
    • 部屋:医務室、設備:手術台
  • 農業(ロボット)
    • 部屋:農業区画、設備:栽培スポット
  • バイオ技術室
    • 部屋:バイオ技術室、設備:培養器

スタッフは食事を取りますが、特に出身国の料理を好む傾向があります。
例えば日本人スタッフが働くコロニーであれば、和食カフェを建てると良いでしょう。

研究

最初のうちはできることが少ないため、研究者に研究してもらい技術や設備をアンロックしていく必要があります。
研究を進めるためには、以下の条件が整っていることが必要です。

  • 研究職のスタッフ(以下研究者)を雇用する
    • 最初は1~2人で充分
  • 研究室を建設する
    • 研究室に研究者の数だけデスクを用意する(種類は不問)
    • 1個以上(できれば研究者数×5)の科学機器を設置する
  • サーバールームを建設する
    • 1個以上(できれば研究者数×5)のサーバを設置する
  • 研究者を研究室に割り当てる

最初期は、以下の研究を優先して進めると良いでしょう。

  • 低重力に適応した植物
    • 魚・肉以外の食材を生産できるようになる
  • 合成肉
    • 魚・肉を生産できるようになる
      • スタッフがロシア・ヨーロッパ・インド出身であれば、食事に魚・肉が不要なので優先度を下げて良い。
      • むしろスタッフはロシア・ヨーロッパ・インドでスタートの方がよい。(農場をつくり食事の原料生産が楽)
  • 超軽度高強度素材
    • 資源購入時の重量比コスト(資源/取引を参照)が割引される
    • シャトル1隻で運べる荷物の量が増加になる(資源/貯蔵を参照)
    • 大型の採掘機がアンロックされる

資源の生産

コロニーでは様々な資源を生産することができます。
資源の生産は購入費を浮かせるだけでなく、物資不足イベントにより資源が購入できなくなる事態に備えるためにも重要です。

  • 採掘スタッフは、採掘機で鉱物資源を生産します
  • 工業スタッフは、工作機械で鉱物資源を消費して発展的な資源を生産します
  • 農業ロボットは、各種食材や観葉植物を生産します(要「低重力に適用した植物」の研究)
  • バイオ技術室スタッフは、培養器で肉や魚を生産します(要「合成肉」の研究)
  • ハイテクスタッフは、鉱物資源や発展的な資源を使って、さらなる資源を生産します(要 研究)

コロニーの引渡し

契約に定められた人数のスタッフがコロニーで働くようになったら、頃合いを見てコロニーを引き渡しましょう。
コロニーを引き渡すには、太陽系ビューで、画面左のステーションパネルで「契約のため譲渡する」ボタンをクリックします。
くれぐれも契約期限を過ぎる前に譲渡するようにしてください。

  • 引き渡したコロニーには、以降一切のアクセスできなくなります
    • 余った資源は、売るか別のステーションに移動させておきましょう
    • 契約数以上のスタッフを働かせている場合、別のステーションに移動させることを検討しましょう
  • その天体に引き渡し先国の宇宙港がなかった場合、コロニーを引き渡すとその国の宇宙港ができます
    • 引き渡したコロニーが宇宙港に変わるイメージ
  • 下記のいずれかに該当する場合、コロニーを引き渡すことはできません
    • 引き渡し先国以外のスタッフがいる(観光客を含む
    • シャトルが離着陸中である
    • 職場に割り当てられていないスタッフがいる
    • ベッドが割り当てられていないスタッフがいる
    • 空腹なスタッフがいる
    • 病気のスタッフがいる
    • コロニーが停電中である
      • 月などの夜が長い天体だと致命傷になりうるため注意
    • その他、スタッフが何かしらのバッドステータスを抱えている(酸素不足など。詳細は要検証)

自社所有のコロニーの設営

資源生産や研究を本格稼働させることを考えると、自社所有のコロニーは必要不可欠です。
契約などで元手を獲得したら、どこにも引き渡す必要のない、自社所有のコロニーを建設しましょう!
慣れてくれば、引き渡し用のコロニーと自社所有のコロニーを並行して設営(運営)していくことも可能なはずです。

未踏の天体への飛行

軌道ステーションの打上げ

宇宙港が一切ない未踏の天体にコロニーを設立するためには、まず宇宙船でその天体まで飛んでいかなければなりません。
宇宙船とは、平たく言えば軌道ステーション(≒宇宙ステーション)にエンジンを搭載したものです。
なのでまず、軌道ステーションを打ち上げましょう。

  • 宇宙港がある天体では、軌道ステーションを打ち上げることができます
    • 「ゆりかごから」シナリオでも、地球に宇宙港があるためそこから打ち上げられます
  • 宇宙港ごとに、投入できる軌道傾斜角と打上げ費用が異なります
    • 軌道傾斜角が0°に近いほど、打上げ費用が高くなる反面、他天体への飛行時のエネルギーが少なくなる傾向(要検証)があります

軌道ステーションもコロニーと同じように施設を建設してスタッフを雇用することができますが、以下のような違いがあります。

  • 軌道ステーションには回転セクション静止セクションがあり、それぞれ建設できる部屋が違います
    • 回転セクションは、基本的にスタッフがアクセスする部屋を設置できます
      • 居室、カフェ、研究室、病院、休憩室など
      • 回転セクションの部屋の増築は、セクタの大きさなどで制約されます
    • 静止セクションは、基本的にスタッフがアクセスする必要のない部屋を設置できます
      • 倉庫、バイオ技術室(バイオリアクターのみの場合)、サーバールーム、発電所(充電スポット以外)
  • 建設できる施設が大きく違います
    • コロニーにある各種採掘機、外灯、アンテナ、着陸パッドは建設できません
    • コロニーにないシャトルドック、静止セクション、回転セクション、シャフト、各種エンジンが建設できます
    • ソーラーパネル、バッテリー、タンクについては、コロニーで建設できるものと性能が異なります
  • 採掘機が設置できない代わりに、採掘用の部屋が建設でき、そこに小惑星用の採掘機を設置できます
    • 小惑星以外では、この採掘機は利用できません
  • 廊下に、コロニーでは設置できないタイプの椅子が建設できます
  • エンジンを建設することで、宇宙船として運用することができます(次項で説明)

惑星間飛行

軌道ステーションにエンジンを建設すると、宇宙船用の情報が追加され、惑星間飛行が可能になります。
宇宙船の性能は、下記の2つで表されます

  • 推力
    • 要するにエンジンのパワー
    • これが大きいと最高速が上がるため、同じ距離でもより早く移動できます
    • 単位はkN
  • ΔV
    • 宇宙船の軌道を変更することができるエネルギー量
    • エンジンが強力であるほど、または燃料が豊富であるほど、または船体が軽いほど大きくなります(細かい計算は要検証)
    • この値がどれくらいの距離を移動できるかを主に決定します
    • 単位はkm/s

惑星間飛行をする場合、ステーションパネルの目的地ボタン(「なし」と表記されている場所)をクリックしてから、移動先の天体をクリックします。
すると、飛行計画を作成するパネルが表示されます。
そこでスライダー(出発日、飛行時間)を操作しながら適切な飛行計画を設定し、確定すると、計画した出発日に惑星間飛行を自動的に開始します。
ただし、惑星間飛行中の宇宙船は資源やスタッフの移動が行えないため、飛行開始前に充分な資源を積むようにしてください。

天体に到着したら

惑星間飛行を終え、未踏の天体に到達したら、その惑星にコロニーを建設しましょう!
資源が足りなくなったら、他の天体から取り寄せることも可能です(配送元の天体に軌道ステーションが必要です)。


*1 酸素再生機は、工作機械に含まれない