ロア

Last-modified: 2024-02-12 (月) 14:54:55

マップ各所にランダムで散らばっている日記。
ランダム性の詳細は不明。

アドミニクス・マクシマムス

時代:古代ローマ。(暫定年代:紀元前264年~476年)
職業:芸術家

パート1
百人隊長にして詩人、プレイボーイ、官僚である私、アドミニクス・マクシマムスは唯一の生存者である。乗っていた船は恐ろしい大波にさらわれてしまった。私がまだ生きていることをローマに報告してほしい。我が多くの恋人たちにこれを伝えるのは、実に甘美な手続きとなるであろう!(そのための行政書簡をぜひともこの手で書きたいものだ!)

我々は島国であるアトランティスに向かっていた。島の滅亡を告げる神託を伝えるためだ。アトランティスが滅びるさまは見たくない。あの島国は最も情熱的な詩と最も厳格な都市計画規則を生み出したのだ!考えるだけで興奮する。少し椅子に腰かけて落ち着くとしよう
パート2
アドミニクス・マクシマムスの遠征。4日目

金属製の大きな物体を見つけた。幅は象2頭分。中が空洞になった筒が上部から突き出している。値打ちものかもしれないので持ち帰りたいが、こんな大きさではポメリウムの門を通れないだろう。寸法をローマの官吏に知らせて、門の大きさと比較してもらうとしよう。そのような仕事ができる者がうらやましい!

さまざまな様式と起源を持つ寺院を見かけた。大昔のもののようだ。当時は簡単な建築規制すら存在しなかったのだろう。こんなデタラメな建築を見ると腹が立つ!なるべく見ないようにしよう

(戦車の絵)
パート3
アドミニクス・マクシマムスの遠征。6日目

この島のサルはすばらしい。食べ物をあげると、喜んで雑用をしてくれる。調教すれば、家、店、コロシアムのような建物を…もしかしたら、役所すらもつくらせることができるかもしれない。サルの官僚、サルの公務員…サルだけで軍隊も!カルタゴを滅ぼすにあたって、ローマの味方になってくれるだろう。カルタゴ、滅ぶべし!

ローマ初となるサルの都市をつくれば、名誉ある肩書きを手に入れられるだろう。祝賀、礼儀作法、すばらしい規制、手続きが私を待っている!
パート4
アドミニクス・マクシマムスの遠征。12日目

近くに村がある…戦士族の村だ。連中の暮らしぶりはハチャメチャで、無秩序だ!こいつらのお粗末な下水処理施設…というか“穴”を見た。あれが規制にのっとった寸法でつくられていないことは明らかだ。

私は村に入り、ローマ帝国の支配を受け入れるよう通告した。が、村人たちはみな怒り、私を追い払った!それが自分たちのためになるということがわかっていないのだ
パート5
パート6
パート7
パート8
アドミニクス・マクシマムスの業績抜粋-下水道の詩

集まれ、聞くがよい
いくつもの海を渡った先、かの物語を
想像を絶するほど多種多様な動物たちが住まう地
効率的な下水処理を知らぬ地

旅の芸術家は詩神を見出した
されど、この地に用なすもの、ひとつとてなし
所有者なき土地を掘り起こし
つくるは下水路、規制どおり、幅6インチ!

下水路は日に日に改良され
民は清潔な環境を喜んだ
文明開化に群衆は拍手喝采
ローマ土木工学の面目躍如

民は安らぎ、緊張から解放された
適切な寸法の下水路により
芸術家は敬愛の念とともに記憶された
今やこの地に効率的な下水処理あり

アドミニクス・マクシマムス

アリソン・スミス

時代:未来人(2800年代?)
職業:講師?

パート1
件名:ひどいサービス
差出人:AS103984449

座席番号3Aを予約したアリソン・スミスと申します。ビジネスクラスにしてはひどいサービスでした(食事はとてもリーズナブルでしたが)。それはともかく、飛行機が墜落?なるほど!脱出ポッド発射?最高!で、ここはどこ?ほかの乗客はどうしたの?うちの営業チームのメンバーも1人も見当たらない!

オフィスアプリも圏外だし…今どき珍しいけど、私がたまたま持っていたペンと紙を使うしかない。効率、最悪!
パート2
件名:RE:ひどいサービス
差出人:AS103984449

どこに行っても電波が入らない!スピード保証のビジネスプランもドローンネットワークも…全滅!でもSOSアプリを立ちあげられた。地球上のどこにでも1時間以内に駆けつけるって売り文句がほんとうかどうか、確かめてあげましょう

サン・アンゼルスで数日後にカンファレンスだっていうのに!私の“型破りな破壊的セールスドリブン・ソリューション”講演は話題騒然なんだから!話題!騒然!
パート3
パート4
件名:RE:RE:RE:ひどいサービス
差出人:AS103984449

今日、ジャングルから“怪物”が何匹か出てきた。とんでもなくひどい格好をしてた。私はゲームにつき合う気分じゃないから参加したくないと言った。もし連中が私の履歴書に目を通していたら、私が総合格闘技の資格を持ってるって知ってるはず。“格闘技、一緒にがんばろう”動画だってシェアしてるんだし。

あいつら、歯の掃除が終わったらマネジャーを連れてきてくれるのかしら?カンファレンスは明日だから、なんとしてもここから脱出しなきゃ!
パート5
件名:RE:RE:RE:RE:ひどいサービス
差出人:AS103984449

まったく、もう!結局カンファレンスに出られなかった。まあ、来年は航空会社かレスキュー会社を訴えて、それをネタに講演すればいいか…

ストレスが溜まってる。この…くしゃみのせいで。今まで一度もくしゃみなんかしたことない(もちろんない)けど、これはくしゃみにまちがいない。
ネットにつながれば確認できるんだけど、ここに来てから健康グミを口にしてない。こんな僻地でも細菌はとっくに絶滅してるはずだけど…
パート6
パート7
件名:RE:RE:RE:RE:RE:RE:ひどいサービス
差出人:AS103984449

カンファレンスに出られなくてすごくがっかり。2617年からずっと出席してたのに。でも、それについて考えるような気力も残ってない。なんだかわからないけど、ずっとくしゃみが出てる。それこそ、2分に1回くらいのペースで。

くしゃみ、せき、何もしてないのに疲れる感じ。こんなだるさは金星にあるコールセンターに行ったとき以来。この研修を企画したのが誰かは知らないけど、早く迎えに来てほしい。少し寝よう…起きたときには助けが来てるはず…
パート8

アン・ベラミー船長

時代:1700年代
職業:海賊。

パート1
船長の日誌、1704年4月20日

これはアン・ベラミー船長の日誌。私の特技は…船を見つけ、お宝をちょうだいすること!しかし、私の栄光ある船、ワイバーン号は難破し、海の底に沈んでしまった!

あちらこちらへ、海岸から海岸への1週間の追跡の末、私たちは昨夜とうとう、フライング・ダッチマンを見つけた。いまいましい乗組員たちが船の財宝を守っていた。我々は戦ったが、嵐に突っ込んでしまった!敵も私たちも一緒に波に呑まれ…船と船が衝突し…かわいそうなワイバーン号!
パート2
船長の日誌、1704年4月22日

手帳を見つけた!私の乗組員のものにちがいない。どれどれ…「誰か助けに来てくれ!彼女に見つかってしまうまえに!」"彼女"というのが誰のことかはわからないけど、私の乗組員を奪われるわけにはいかない。乗組員たちは絶望しているにちがいない。彼らに食事を与え、特訓し、船に無理やり乗り込ませ、サメを退治してこいと励ましたのは私だ。私がいなくてさぞ心細いだろう!

木の上を飛ぶ気球を見かけた。気球は近づいてきて…なかに乗っている人間が私のほうを見ている!私がカトラスを抜き、「お宝はちょうだいする!」と叫ぶと、気球はふたたび高く飛びあがっていった
パート3
船長の日誌、1704年4月26日

この地には邪悪な生き物が生息している。グール!怪物!フライングダッチマンの乗組員たちにそっくり。やつらはジャングルから駆け出てきた…でもね、私はカトラスの名手。切り刻み、パンチして森に追い返してやった!

連中は高価なものは持っていなかった…大したお宝はない。私の乗組員たちも、あんな連中には手加減しないはずだ
パート4
船長の日誌、1704年5月1日

とうとう見つけたわ…ワイバーン号!こんなところに…でも、壊れている。誰かほかの人間が私より先にここにたどり着いたの?もしかしたら私の乗組員たちか?きっと例の"彼女"から逃げのびたのだろう。必ず見つけて助けてあげる!またみんなで海に繰り出し、私たちの十八番、「お宝ちょうだい!」をやろうじゃないの!

ワイバーン号は新造船同様に修理できるはず。それには大量の木材が要る。両舷側に大きな柱が食い込んでるし、舵もなくなってる…かわいそうに!
パート5
船長の日誌、1704年5月3日

人間…人間がいた!私の乗組員に危害をなそうとしている"彼女"にちがいない!彼女は別の島にいた。格好は…ローマ兵士みたい!厚かましい!すぐに倒して乗組員たちを解放しなければ!こんな陸で1日暮らせば、それだけ稼ぎがへるんだから!

このまえ奪ったなけなしの宝を埋めておこう。乗組員たちがもっとましな宝を手に入れてることを祈るばかり。愛すべき船長にもっと金貨をちょうだい!
パート6
パート7
船長の日誌、1704年5月15日

ジャングルのなかから声が聞こえてきた。怪物ね!やつらにはもう我慢ならない。私の乗組員を襲って奴隷にしようとしているにちがいない!彼らをこき使っていいのは私だけだ!でも乗組員たちはほんとにどこに行ってしまったのか…今ごろ陸の人間になってしまったのかもしれない

ジャングルに分け入り、怪物どもに目にもの見せてやろう。そしてお宝をちょうだいする!カトラスに血を吸わせてやるの。ワイバーン号がさみしがるといけないから、あまり時間はかけられない
パート8

アヌシュカ・サゾノフ

時代:1700年代
職業:ヴァンパイア

パート1
1788年2月13日

私はアヌシュカ・サゾノフ。おもしろくなんともない生活を送っていたんだけど、不死という贈り物を得てから、それが一変した。そして、その贈り物には変身というおまけまでついていた!でも人間の血が必要だなんて、ひどい話じゃないの

私は過去170年間を生まれ故郷で過ごしてきた。ここで心機一転、アメリカで新生活を始め、ついでに血を吸える対象を探そうと思った。目覚めてみると、私が入った棺は浜辺に打ち上げられていた。船がどうなったのかはわからない。私たちは眠りが深いから…
パート2
1788年、2月18日

このありがたい贈り物を手に入れるまえは、南の島で日光浴をするのが憧れだった。でも、こんなに日が長ければ、どうやって獲物を見つければいいの?あっという間に夜明けになってしまう!

ここの住民は日中は攻撃的で、いつも戦いの音が聞こえる。洞窟は沢山あるから、そこで日光を避け、休むことができる・・・ゆっくりと
パート3
1788年、2月21日

コウモリというのは人間をあまり気にしないものだけど、この島のコウモリは私をほうっておいてくれない。無礼で差別的な連中ね。私がヴァンパイアだというだけで!コウモリたちは密接なコミュニティを築いていて、私に関するひどい噂をキーキーと広めてる!

この洞窟にはうんざり。汚いし、ひどいコウモリたちの巣窟だ。今晩、新しい洞窟に引っ越そう。寺院なんかいいだろう。もっとまともなコウモリがいるところがいい!
パート4
1788年、3月2日

この地の月には奇妙な作用がある。新しい満ち欠けに入ると、島の資源が甦るのだ。倒れた木がふたたび生え、奇妙な生き物が復活し…まあ、文句があるわけじゃないけど。また血を吸えるからね!

今日、また洞窟を見つけた。ここのコウモリはこのまえの洞窟の連中よりはひどくない。ひとつシチューになってもらうとしましょう!
パート5
1788年、3月5日

昨晩、新鮮な獲物を見つけた。けど…駄目だった。夜明けごろ、眠っている女を見かけたんだ。別の地からやってきたようで、奇妙な服を着ていた。寝ている彼女のそばで、宝石が奇妙な音をたてていた

私は自分の真の姿に変身し、彼女の首に噛みつこうとした。そのとき…何かを感じた。この女はかなり具合が悪いらしい。かわいそうに。いつもは犠牲者を無慈悲にむさぼる私にも、自分なりのルールというものがある
パート6
パート7
1788年、3月22日

だんだん力が衰えてきた。この島には獲物が足りない。新月になるまで何日もかかる。狩りには出るけど、あまり早く飛べない。日の出までに帰ってこられないことが怖くて、あまり遠くにも行けない…それでも人間を見つけなければ、私の命はおしまいだ

今晩、ジャングルの少し奥まで行ってみよう。もしかしたらほかにも野営地が見つかるかもしれない。日の出までに帰ってこなければ…
パート8

アラキ・カツラ

時代:戦国時代。(オリジナルの元号?天明の翻訳揺れ?)
職業:侍ウォリアー

パート1
光明12年、水月2日

私はアラキ・カツラ。タニ将軍に仕える侍ウォリアーだ。今は残忍で卑劣な伯爵と戦のまっただなか!こやつは敵をもてあそぶ。名誉を知らず、我らの部隊をワナにかけようとしている

戦は行き着くところに行き着いた。すなわち、我らと恐るべき緑衛隊、伯爵の手下どもとの戦いに。伯爵の城を目のまえにして、我らは戦った。伯爵が戦場に現われ、味方の兵は1人また1人と倒れていった。伯爵は私に狙いを定め…私は気を失った。目覚めてみると…そこはジャングルだった。伯爵の恐ろしいワナにちがいない!
パート2
光明12年、水月5日

ここに来てからそれほど経っていないが、翼をはためかせることなく空を飛ぶ大きな鳥を目にした。鳥は稲妻に打たれ、ジャングルに墜落した。が、墜落の直前、鳥は地面に何かを落とした。それはゆっくりと地面に向かって滑り落ちていった。あれは鳥ではなく龍だったのだろうか?墜落の瞬間、大きな火球が爆発した

まわりに味方の武士たちはおらず、とても孤独だ。我らは共に幾多の試練に打ち勝ってきた。敵の火砲にさらされながら橋を渡り、悪魔に追われながら地獄のごとき迷路に立ち向かい・・・
パート3
パート4
光明12年。水月11日

空から大きな天灯が落ちてきた。伯爵の緑衛隊の戦車だ!私は茂みに隠れて観察した。緑衛兵は飛び道具を放ってくるか、私を追いまわすか、大きな仮面をかぶって一帯を偵察するものと思ったが、そのいずれもしなかった

衛兵は何かを置いていった。金属製の筒で、使い方によって水平線が大きく見えたり小さく見えたりする。伯爵のどういう策略なのかわからないが、これは持っておこうと思う
パート5
パート6
パート7
光明12年水月15日

謎の物体を見つけた。古の戦争兵器だ。これもまた試練なのか?その物体から木板を引き抜いたその瞬間、悪霊に取り憑かれたイノシシが突進してきた!不意を突かれ、ぬかるんだ坂に尻もちをついてしまった

とっさに木板の上に乗り、バランスを保った。眼前に川が迫っていた。板を操り、水上を滑り、ゆっくりと速度を落とした。そのとき、悪魔が現われた!悪魔は波間に顔を出し、私を水中に引きずり落とした。私は刀を抜き、悪魔の首を切り落としてやった!
パート8
光明12年水月20日

この島をずっと歩いてきたが、どのようにして伯爵の元にたどり着き、討伐すればいいのかはわからない。次の試練もまだ見つかっていない。ここはとても静かだ、しかし…

断崖から大岩が2つ転がり落ちてくるのが見えた。伯爵の緑衛隊の仕業にちがいない。これはやつらの計略だ。岩に見えていたものはただの目くらましで、実際は紙でできていたからだ!岩の通り道に向かい、押しのけてくれよう。それから崖のてっぺんに向かい、やつらを成敗する!

コーネリウス・ラヴェル

時代:1800年代
職業:発明家

パート1
8月1日…

燃料が尽きて3週間。カリブ海を目指す針路から外れてしまった。船長はああ言っているが、この船は信頼するに足りるし、我々の努力も完全に無駄とはいえない…

気づいたら私は船上に閉じ込められ、知ったかぶりどもに囲まれていた。彼らは昨日まで、船のことなど何も知らないと言っていたくせに…
パート2
1863年9月1日

親愛なる読者へ。私はコーネリウス・ラヴェル。これは私の手記だ。我々遠征隊は1月にイギリスのサウサンプトンを発ち、蒸気定期船の処女航海として南北アメリカ大陸を目指した。この船は私が発明した革命的な新燃料で動いていた。燃料1トンにつき、1海里を進めるのだ!船は嵐に突っ込み、不意の大波によって沈んでしまった。

どうやらこれまでの日記をなくしてしまったようだ。救助を待つあいだ、新しい日記をつけようと思う。1863年版の日記の代えとし、私の冒険を記録しよう
パート3
1863年9月2日

親愛なる読者はこれまでの日記を読み、なぜ私がこんなに落ち着いているのかと不思議に思っているだろう。実は島付近の上空に熱気球を目撃したのだ。私を捜索しに来たものにちがいない。すぐに救出してもらえるはずだが、それまではこの島でお宝を探しておくとしよう

私には時代を先取りする発明をする才能がある。たとえば私が発明した馬灯…誰もが馬を飼う時代の到来を先読みしていたのだ。いつか、労働者階級がみんな馬を所有する日が来る。馬灯があれば、夜であろうと馬を走らせることごでき…私が市場を独占できる!
パート4
1863年9月3日

親愛なる読者よ、問題は山積しているが、私はそのうち1つについて解法を見つけた。すばらしい発明をしたのだ!すぐれた観察眼により、草のかたまりを2つ組み合わせることで伸縮性に富んだロープをつくれることがわかった。非常に頑丈でありながら燃えやすいので、屋内用のロウソクに使ってみるのはどうだろうか。客間ならだったの60フィート使うだけで、1時間火を灯すことができる

日中、気球がこちらに近づいてきた。明日には捜索隊が私を見つけてくれるだろう。それまでにもう1つくらいは発明しておきたい。名誉に関わることだからな!
パート5
パート6
1863年9月5日

熱気球は北の島に向かっているようだ。遠くに浮かんでいるのが見える。必ず戻ってくるはずだ。パイロットはまともな人間に見えた。きっと戻ってくる

船の残骸を見つけた。私が乗っていた船ではなく、もっと昔のものだ。積み荷を回収できるかもしれない。あるいは、もし気球が戻ってこなかったとしても、これを修理してロンドンに戻れるだろう。新発明の品とともに!そうすれば、無駄にした…いや、投資した金を取り戻せる。修理には素材がいくつか必要だ
パート7
1863年9月6日

船を修理しなければならないが、夜になってしまった。森から物音が聞こえてくる…奇妙な、耳慣れない音が!頭に取りつけられる明かり、そうだ、“人間灯”…それが私の新しい発明になる。船を直そうとしている絶体絶命の連中に高く売れるだろう。実に馬鹿げた考えだ…なんとしてもここから出なければ!気球はすっかり姿が見えなくなった。無能で無教養な操縦士め、恥を知れ!

この船は直せる。直せるさ…私の新発明、船包帯を使って!原材料は毛皮。アザラシの毛皮だ。アザラシは波乗りがうまい…きっとうまくいく!
パート8
絶対絶命なのは私だった!船包帯はまだ発明できていない!まだ研究が必要だ。いつか完成するだろうし、需要もあるだろうが…今後20年以内に各家庭が船の残骸を所有する日が来る。そうなれば市場を独占できる!

いい考えがある!気球が飛ぶように、私も飛べばいいのだ!そうだ、新発明…人間翼だ!船包帯…ロウソク…これらを組み合わせて飛行装置をつくれる!日記は重いから持っていけない。ここに置いておいて、後日回収に来よう。あとは高い木に登りさえすれば、あっという間にロンドンだ!紅茶を淹れておけ、すぐに帰るぞ!

ジェリックの息子ハルヴァー

時代:800-1050年
職業:ヴァイキング

パート1
我はジェリックの息子、ハルヴァー!我が兄弟たちと並ぶ波の征服者。遠き地より故郷を目指していたが、大嵐に船がさらわれてしまった。海神エーギルがお怒りなのか?これはあの“信用ならざる者”ダグフィンの仕業にちがいない。あいつがなぜそのようなふたつ名で呼ばれているのか、これではっきりした

この島で兄弟たちを見つけよう(ダグフィンは別だ。あいつは勝手に死ねばいい)。そしてこの島の宝を手に入れるとしようではないか。我が剣が戦いを求めている!
パート2
パート3
ここから出る方法が見つからない。船とて1隻も通過していない…ここは地獄だ! 我は救済を望む…兄弟たちとともに祝杯をあげ、戦のできるヴァルハラへの道を! (ダグフィンにも会わずにすむ) しかしオーディンは我を歓迎しないであろう…
オーディンの照覧あるところで命を落としたいと思っていたところ、幸運にもロキそっくりの姿をした悪魔を見つけた。この栄光の戦いで息絶えれば、オーディンも我を迎えてくれるだろう!ところがその悪魔は我が剣のまえに自ら飛び込んできて…やがて崖から身を投げてしまった…もっとふさわしい敵を探さねば
パート4
パート5
今日は我が探求が栄光の終焉を迎えるはずだ。奇妙な生物の一団に奇襲された。私は剣を抜き、最期の戦いに備えた。連中を戦いにいざない、私に対する怒りを解き放たせた。が、我が剣は自ら意志を持ったかのように敵を切り捨て、最後に残ったのは私だけだった!

我が剣が強すぎるのか…?それとも、ダグフィンが私を侮辱するために、わざとこいつらを弱く鍛えたのか?私は新しい武器をつくった。粗末な斧だ。我が剣よりは弱いが、戦いで栄光をつかむには充分だ!
パート6
鋭い牙を持った怒れるデカ猫を見つけた!あいつが私をこの地から解放してくれるはずだ。が、ヴァルハラに逝きたいという必死の願いにもかかわらず、倒れたのは私ではなかった。猫は自ら斧の切っ先に飛び込んできて、死んでしまった。あの忌々しい猫は今ごろオーディンの御前でハチミツ酒をすすっているにちがいない!あんなみじめでくさい獣は酒にむせてしまえばいいのだ、まったく、ダグフィンのような猫だ!

激戦のなかで私は方向感覚を失ってしまった。まわりに灰が漂い…そうか、火の山が近くにあるにちがいない!炎の巨人スルトが歩きまわっているのか?相手にとって不足はない…
パート7
パート8

ランディ・ガナー軍曹

時代:ベトナム戦争頃?
職業:軍人

パート1
第1章-なにゆえ私は一度も撃墜されなかったか!の巻

私こそがランディ・ガーナ軍曹である。これは私の自伝のすばらしい章の序文になる。母なる自然を手なずけてやろう。私はママの自慢の息子だからな

ドッグファイトのあと、気づいたらここに流れ着いていた。基地に戻ろうとしていたところ、飛行中隊が奇襲を受けたのだ。私は自分の計画どおり、雷雲に突っ込み、敵を混乱させた・・・ところがそのとき・・・バン!雷に打たれ、墜落してしまった!

ここで1つはっきりさせておきたいが、私はこれまでに撃墜されたことは一度もない!雷に打たれても撃墜扱いにはならないはずだ。大事なことなので2度言っておく!
パート2
パート3
第3章-初めてのインタビュー、メディアの注目に慣れる!の巻

今日、とても奇妙な連中に出会った…熱気球に乗った連中だ!たぶん従軍記者か何かで、自国の英雄が戦場でどんな活躍をしているか、国民に伝えるために来たのだろう

私は雷に打たれただけで、撃墜されたわけではないと教えてやった。ここでもうまくやっているし、敵を食い止めていると。記者はメモを取ったりはしなかった。記憶力がいいにちがいない。私は応援していた野球チームによろしく伝えてくれと言っておいた。彼らは一番のファンが戦死してしまったと嘆き悲しんでいるだろうから
パート4
第4章-故郷を思い出すの巻

ここに来て2週間になる。住居や洞窟をいくつか見つけたが、基本的には自分がおこしたキャンプファイアを離れないようしにている。そばにいてくらるのはベースボールカードだけだ。このあたりのサルは友好的で、食い物をやったらなつかれた

この写真が出てきた。これはマリーベルか?愛しの人…私がいなくて胸が張り裂けそうな思いをしていることだろう。これは大切にしまっておこう。カラー写真だったらよかったのに。彼女が茶髪だったか、赤毛だったか、思い出せない。確かブロンドだったような…(恋人の写真添付)
パート5
第5章-凱旋パレードを計画するの巻

今日の午後、奇妙なものを見つけた。それはどこからともなく空に現れ、近くの別の島に着陸した。目の錯覚かもしれないが、人間だったように見えた。その物体は猛スピードでジャングルに着陸した。救助隊か?それとも敵か?わかっていることは、今この諸島にほかの人間がいるということだけだ…しかし、あんなふうに落下してくるものは見たことがない

我が国の特殊部隊が救助に来たのであってほしい…故郷に帰れる。そうなれば、凱旋パレードで歓迎されるだろう。稲妻のマークをあしらったバルーンに先導され、オープンカーでそのうしろを走るのだ。もちろん隣には愛しのマリールーを乗せて…
パート6
第6章-野生動物と恐ろしいジャングルを征服するの巻

ここのサルを調教するのは簡単なことだ。自分用のサルの軍隊もできた。もちろん私が将軍だ。私のそばにはノミタカリ大佐とキーキー中尉、フモマル曹長が控えている…彼らには任務が与えられていて、我々のキャンプを守っている。夜になるとグールのような生き物が襲ってくるからだ…

ところで、あの従軍記者は私の記事を書いてくれただろうか。あの気球が遠くの島の上空に浮かんでいるのを何度か見た。あいつが記事を書いていないのなら、国民は私がまだ生きていることを知らないはずだ。私の非撃墜記録がまだ破られていないことも!
パート7
パート8
第8章-私はいかにして帰国したか(ほんとにしたんだよな?)の巻

帰国するためのイカダをこしらえた。ほかのパイロットは私の記録を破ろうとしているだろうが、落雷は撃墜扱いにはならない。私の記録にはまだ傷はついていないはずだ。まずそこのところをはっきりさせたら、次は凱旋パレードだ。マギーメイにも電話しよう。愛しているぞ・・・

サルにほかの仲間たちがどうなったかを説明し、ノミタカリ大佐を将軍に任命した。この偉大なる国家を守れるのは君たちしかいない!諸君を誇りに思っているぞ!新聞で私の名前を探してくれ。よし、待っててくれよ、ママ!(速いイカダのレシピのメモが書いてある)

開拓者

※開拓者のみパート4まで?

パート1
まあ、そんなに悪いことじゃない。ここは静かで落ち着く。楽園だ!ここに来てから何年経つのか、もうわからないが、サルの友人たちとそぞろ歩く楽しみが尽きることはない。ほかの動物たちも問題はない。イノシシたちはこちらにおかまいなしだし、巨大なネコたちも邪魔はしてこない(初日にトラに尻を噛まれるという事件はあったが)

人間に会えなくてさみしいとは思わない。私に必要な友人はサルたちだけだ。ここに危険はないが、サルたちがいなければ、あの恐ろしい嵐に遭遇して以来、これほど長く生き延びることはできなかっただろう
パート2
なんだあいつら?どこから湧いて出たんだ?このままじゃ全部台なしだ!あいつらはここに来てから騒ぎしか起こしていない

私はここで静かに暮らしたいだけなのに。それが贅沢な願いだろうか?

ここがどんなに完璧な場所なのか、ほかの連中にはわからないだろう。ここは私の島だ

つらはたぶんこの島に伝わる古い秘密の噂を聞きつけたのだろう。私が集めた宝の噂を…だが、渡すつもりはない。この島とここにあるすべては私が守る…どんな代償を払おうと…
パート3
なかなかおもしろいことになった。私の平和を破壊しに来た者たちの多くが命を落とした。島も彼らを歓迎していないらしい!

まだ残っている連中に対してはワナを仕掛けることにした。この島から帰すことはできない。話を聞いた別の連中がまたこのすばらしい島に押しかけてくるだろう。そんな事態はごめんだ

サルたちの力を借りて、島のあちこちに迷宮や秘密のヴォールトをつくった。足を踏み入れた者は後悔するだろう。どれも複雑かつ冷酷だ…ハハハ
パート4
信じられん!連中の1人が私のお気に入りのヴォールトから脱出した。あれは最高傑作だったのに。生きて出られるはずがない!そして、厚かましいことに、やつらは忌まわしい気球に乗り込んだだけではなく、私の望遠鏡を持っていってしまった!

今に見ていろ。この島はなんとしても守ってみせる。島が私を必要としている。そのために、新たな生物を創造した。野蛮な怪物…オークリングと呼ぶことにしよう。

船が難破した!

主人公の手記。

ナンバリングなし
最後に覚えているのは嵐だ。しかし…あれはふつうの嵐ではなかった!

海が流れ、気がつくと私は高波と黒雲に囲まれていた。波間に緑色の門らしきものがひらいているのが見え…次に意識が戻ったときにはここにいた。でも、ここはいったい…?

ここがどこにしろ、生き延びなければならない。ビーチの小石を使って何か道具をつくれないだろうか?