スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL/No.34「背教者」

Last-modified: 2024-02-24 (土) 00:56:28

シナリオデモ開始

フェイル「カークス将軍、王都防衛計画の最終青書の提出はまだか?」
カークス「はあ……まだでしたかな?」
フェイル「私のところには届いていないが」
カークス「でしたら、まだなんでしょうな」
フェイル「……できれば、早くいただきたいのだが」
カークス「はあ……お、もう昼飯の時間ですな。では、私は失礼して外食してまいります」
フェイル「む……もうそんな時間か。ではいったん休憩だ」
セニア「まったく、カークス将軍ってなんでいつもああなのかしら」
フェイル「ふ、まあ、あれが彼の持ち味だよ。もっとも、私は彼を買っているぞ。あれで意外と切れる時がある」
セニア「ホントかなあ」

マサキ「そういや最近、あんまりテロが発生しねえな。前みてえにルオゾールが王都に侵入する事もねえし」
ヤンロン「いい事だ。結界の強化がうまくいったんだな。カークス将軍のお手柄だ」
マサキ「けど、なんかこう、な。緊張の糸が切れたって言うか、なあ」
ヤンロン「これまでが異常だっただけさ」
ザッシュ「あの……カークス将軍を見ませんでしたか?」
ヤンロン「? 君は?」
ザッシュ「あ、すみません! 僕、カークス将軍の息子で、ザシュフォードといいます」「父がお弁当を忘れたんで、届けに来たんですけど……」
マサキ「カークスのおっさんなら、さっき、外で食って来るって出てったぜ」
ザッシュ「ああ、一足違いだったんですね」
マサキ「まったく、あのおっさんも、ボーッとしてるからな。昼行灯とはよく言ったもんだ」「あれでよく、将軍なんてつとまるもんだぜ」
ヤンロン「おい、マサキ!」
マサキ「あ、おっと、本人の息子を前にして言う事じゃなかったよな、わりぃわりぃ」
ザッシュ「いえ、いいんです。それより、もしかしてあなた方はマサキさんとヤンロンさんですか?」
ヤンロン「ああ、そうだが?」
ザッシュ「うわあ! 本物だあ! ぼ、僕、ずっと魔装機神操者に憧れていたんです! あ、握手してください!!」
ヤンロン「な? 僕達にか?」
ザッシュ「はい、ぜひ!!」
ヤンロン「……僕はどうも……マサキ、パス」
マサキ「お、おい!?」
ザッシュ「マサキさん、お願いします!!」
マサキ「……しょうがねえなあ、ザシュフォード……だっけ? 別に俺達は、スターとかじゃねえぜ」
ザッシュ「でも、魔装機神に選ばれたって言うのは、それだけで大変な事だと思いますから。僕の目標なんです」「もう、魔装機神操者の席は余ってませんけど……せめて、魔装機の操者にはなりたいんです」「それと、僕の事は、ザッシュって呼んでください」
マサキ「わかったよ、ザッシュ。ま、がんばりな」
ザッシュ「ありがとうございます!! それじゃ」
ヤンロン「素直な少年だな」
マサキ「……そう思うなら、相手してやれよ」
ヤンロン「そういうのは、君の方が得意だと思ってな」

フェイル「さて、ではさっきの続きだが……」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
フェイル「何だ!?」
兵士「敵襲です!!」
フェイル「まさか……この王都に侵入して来たのか!?」

戦闘マップ開始

〔敵ユニット出現〕
シュウ「お久しぶりですね、みなさん」
フェイル「!? クリストフ!? 一体今までどこに……」
マサキ「な!? シュウか!?」
セニア「え? マサキ、今なんて……」
シュウ「クリストフ……その名で呼ばれるのは久しぶりですね。しかし、今の私は、クリストフ=グラン=マクソードではありません」「強いて言えば、クリストフ=ゼオ=ヴォルクルスになりますが……」
フェイル「ヴォルクルス……だと……まさか、邪神徒になり下がったのか、クリストフ!!」
シュウ「さあ……しかし、今の私は、シュウ=シラカワという名前が気に入っていますからね」「そちらを名乗らせていただきましょうか」
フェイル「クリストフ、一体どういうつもりだ!?」
シュウ「本日はみなさんにお別れのあいさつと宣戦布告のために参りました」「今日を限りに私は王位継承権を捨て、神聖ラングラン王国と敵対します」
フェイル「何!? 正気か!?」
シュウ「これも破壊神サーヴァ=ヴォルクルスの思し召し……とでもいいましょうか?」「とにかく私は、あなた方の敵、というわけです。それと、あのおもちゃのような結界は、役には立ちませんよ」「今日はあいさつだけですが、この次にはもう少し、派手なお出迎えを期待したいものですね」
マサキ「あの野郎……サイバスターで出る!!」
ウェンディ「待って、マサキ! 今はダメ! サイバスターは再調整中なのよ! 今動かしたら大変な事になるわ!」
マサキ「かまうもんか!!」
マサキ「ちっ……どうする事もできねえのか」

≪「かまうもんか!!」を選択≫
ウェンディ「ダメ、マサキ!! そんな事したら、あなたまで……」
マサキ「うるせえっ!!」
ウェンディ「きゃっ! マ、マサキ!」
〔味方ユニット出現〕
マサキ「シュウ!! てめえ、どういうつもりか知らねえが、てめえの好きにはさせねえぜ!!」
シュウ「フフフ……血の気の多い人ですね。いいでしょう、世の中には上には上がいる事を、身を持って知ってください」
マサキ「その言葉、そっくりてめえに返してやるぜ、インケンヤロー!!」
ヤンロン「ウェンディさん、グランヴェールは……」
ウェンディ「それが……」
ヤンロン「ダメですか……動けるようにするのに、どれくらいかかります?」
ウェンディ「わかりません。何とかやってはみますが……」
ヤンロン「わかりました、お願いします。マサキをあのまま放っておくわけにはいきませんから」
<戦闘開始>

≪「ちっ……どうする事もできねえのか」を選択≫
〔味方ユニット出現〕
プレシア「お父さん!!」
マサキ「おっさんか!? よせ!!」
ゼオルート「心配しないでいいよ、プレシア。お父さんを信じなさい」
シュウ「……あなたは、剣術師範のゼオルート大佐ですね? およしなさい、ムダな事は」
ゼオルート「……あなたの気、邪悪すぎますよ、クリストフ。何があったかはわかりませんが、野放しにはできませんね」
シュウ「……ムダに命を散らす事もないでしょうに」
<戦闘開始>

≪「かまうもんか!!」を選択≫
<マサキvsシュウ>
マサキ「初めて会った時から、どうも気に食わなかったが、やっぱりこういう事になったな、シュウよ!」
シュウ「ふ……無謀な」

≪「かまうもんか!!」を選択≫
<マサキvsシュウ(戦闘後/回避)>
マサキ「くそっ、はずしたか……」
シュウ「たとえ当たっていても、ムダだと思いますよ、ククク……」

≪『マサキ「かまうもんか!!」』を選択≫
<マサキvsシュウ(戦闘後/命中)>
マサキ「バカな……全然効いてねえ!?」
シュウ「だから言ったでしょう? 無謀だとね。今の私には、一切の攻撃は通用しませんよ」「完成したグランゾンの前では、魔装機神など恐るるに足りません」
※※まだマサキ健在の場合のセリフ※※
マサキ「くっ……」「な、何だ……どうした、サイバスター!? ……う、うわっ!?」
〔サイバスター、行動不可に〕
ウェンディ「大変!! プラーナコンバーターが暴走してるわ!! マサキ!!」
マサキ「ダ、ダメだ!! 制御できねえっ!!」
〔味方ユニット出現〕
ゼオルート「マサキ、さがりなさい!! このままでは、サイバスターは爆発します!」
マサキ「し、しかし……くっ、わかった!」
〔味方ユニット離脱〕
ゼオルート「さあ、クリストフ、私が相手です」
シュウ「おやおや、ゼオルート師範、分別のある大人のあなたまで、マサキに感化されましたか?」
ゼオルート「……あなたの気、邪悪すぎますよ、クリストフ。何があったかはわかりませんが、野放しにはできませんね」
プレシア「お父さん、やめて!!」
ゼオルート「心配しないでいいよ、プレシア。お父さんを信じなさい」
シュウ「およしなさい、ムダな事は」
ゼオルート「……せめて、時間稼ぎくらいにはなるでしょう?」
シュウ「……ムダに命を散らす事もないでしょうに」
※※既にマサキが撃破された場合のセリフ※※
マサキ「く、くそっ!! こんなバカな……」
〔味方ユニット爆発〕
プレシア「お兄ちゃん!!」
マサキ「心配するな、プレシア。脱出したぜ」
ゼオルート「……いけませんね……やはり、このままでは……」
〔味方ユニット出現〕
プレシア「あ、お父さん!!」
ゼオルート「クリストフ、私が相手になりましょう」

<ゼオルートvsシュウ>
シュウ「ゼオルート師範、あなたならわかるでしょうに……この、圧倒的な力の差が」
ゼオルート「確かに……しかし、手をこまねいているわけにもいきませんからね」
シュウ「殊勝ですねぇ……ククク」

<ゼオルートvsシュウ(戦闘後)>
ゼオルート「くっ……やはり……」
シュウ「そう、完成したグランゾンには、いかなる攻撃も無効です」

<ゼオルートが撃破された・味方援軍1出現>
ゼオルート「す、すみません、マサキ……プレシア……ピア……もう少し……」
〔味方ユニット撃破〕
プレシア「お父さん!?」
マサキ「お、おい、おっさん!? 脱出したんだろ!? 返事しろよ、おっさん!!」
ウェンディ「そ、そんな……脱出装置が働かないなんて……」
フェイル「まさか……あのゼオルートが……」
プレシア「お……お父さんが……お父さんが死んじゃったの? ウソ……だよね? そんなわけないよね?」
マサキ「……ウソだろ? あのおっさんが……こんなにあっけなく逝っちまうなんて……」
シュウ「ふ……人の死など、すべてあっけないものなのですよ。そして、死こそがあらゆるものに対して公平なのです」
マサキ「……許さねえ……許さねえぜ!! シュウゥゥゥッ!!」
※※「かまうもんかっ!!」を選択した場合のセリフ※※
ウェンディ「あ、マサキ! ダメよ、応急処置しかできていないわ!」
※※「ちっ……どうすることもできねえのか」を選択した場合のセリフ※※
ウェンディ「あ、マサキ! まだ最後のチェックが……」
マサキ「んな事言ってられるかよっ!!」
〔味方ユニット出現〕
※※「かまうもんかっ!!」を選択した場合、セリフ追加※※
シュウ「やれやれ、こりない人ですねえ」
マサキ「てめえ……何でおっさんを殺した!?」
シュウ「彼が望んだ事でしょう? 戦いで人が死ぬのは当然の事です」
マサキ「きっさまぁぁぁぁっ!!」
シュウ「ふ、今のあなたと勝負したところで、結果は目に見えていますよ」「第一、今日は、ただの宣戦布告だけのつもりでしたからね。まあ、どうしてもと言うのでしたら……」「!? こ、これは……」
チカ「どうかしたんですか、ご主人様? あーっ!? 歪曲フィールドが!?」
シュウ「まさか……ゼオルートが……? あの時……」
マサキ「行くぜっっっっ!!」
シュウ「……ここは、いったんさがりましょう。今の状態では多少不利になってしまいますからね……」「グランゾンは完成したばかりです。ここで無理をする必要はありません」
〔敵ユニット離脱〕
マサキ「てめえっ!! 待ちやがれ!!」
ウェンディ「ダメ、マサキ!!!」
マサキ「!? ウェンディ……」
ウェンディ「それ以上無理をしたら、あなたもサイバスターもボロボロになるわ。お願い、もうしばらく待って!!」
マサキ「あ……くっ、わ、わかったよ……」
【戦闘マップ終了】

≪「ちっ……どうする事もできねえのか」を選択≫
<マサキvsシュウ>
マサキ「シュウッ!! てんめえぇぇぇぇっ!!」
シュウ「感情に身をまかせるだけ……それでよく、魔装機神の操者がつとまりますね」

≪「ちっ……どうする事もできねえのか」を選択≫
<マサキvsシュウ(戦闘後)・勝利条件達成>
マサキ「バカな……全然効いてねえ!?」
シュウ「だから言ったでしょう? 無謀だとね。今の私には、一切の攻撃は通用しませんよ」「完成したグランゾンの前では、魔装機神など恐るるに足りません」
マサキ「くっ……」
シュウ「やれやれ、こりない人ですねえ」
マサキ「てめえ……何でおっさんを殺した!?」
シュウ「彼が望んだ事でしょう? 戦いで人が死ぬのは当然の事です」
マサキ「きっさまぁぁぁぁっ!!」
シュウ「ふ、今のあなたと勝負したところで、結果は目に見えていますよ」「第一、今日は、ただの宣戦布告だけのつもりでしたからね。まあ、どうしてもと言うのでしたら……」「!? こ、これは……」
チカ「どうかしたんですか、ご主人様? あーっ!? 歪曲フィールドが!?」
シュウ「まさか……ゼオルートが……? あの時……」
マサキ「行くぜっっっっ!!」
シュウ「……ここは、いったんさがりましょう。今の状態では多少不利になってしまいますからね……」「グランゾンは完成したばかりです。ここで無理をする必要はありません」
〔敵ユニット離脱〕
マサキ「てめえっ!! 待ちやがれ!!」
ウェンディ「ダメ、マサキ!!!」
マサキ「!? ウェンディ……」
ウェンディ「それ以上無理をしたら、あなたもサイバスターもボロボロになるわ。お願い、もうしばらく待って!!」
マサキ「あ……くっ、わ、わかったよ……」

シナリオエンドデモ開始

プレシア「お父さんが……お父さんが……うっ……うう……」
マサキ「プレシア……すまねえ、俺が……」
プレシア「いや! 来ないで!! お兄ちゃんの顔なんて見たくない!!」
マサキ「プ……プレシア……」
プレシア「お兄ちゃんなんて嫌い!! 大っ嫌いっ!! あなたなんて、お兄ちゃんじゃないっ!!」「お兄ちゃんなんて、呼ばないっ!! どっか行っちゃえっ!!!!」
ウェンディ「プ、プレシア……」
マサキ「俺……俺は……」

クロ「マサキ……食事ぐらいとらニャきゃ、身体に毒よ」
シロ「おいらも腹減ったニャ」
クロ「あんたはいいの! ファミリアはニャにも食べニャくたって、ひと月くらいはだいじょうぶニャンだから」
マサキ「……うるせえな、静かにしろ」
クロ「でも……いつまでも過ぎた事をくよくよしてるニャンて、マサキらしくニャいわ」
シロ「よっぽど今回の事がこたえてるニャ」
クロ「あんたはちょっと黙ってニャさい!」
マサキ「うるせえっつってんだろーが!! いい加減にしねえと、三味線にしちまうぞ!!」
シロ「ひいっ! ニャンか知らニャいけど、三味線って聞くと、すっごく恐い気がするニャ」

テッュティ「そうですか……私達が留守の間にそんな事が……」
リカルド「それで、マサキのやつはどうしてるんです?」
フェイル「あれから自室にこもりっきりだ。かなりのショックを受けている」
テュッティ「マサキ……気持ちはわかるけど、今はそんな事してる時じゃないのに。仕方ないわね、私が……」
リカルド「待ちな、テッュティ」
テュッティ「何よ、リカルド、邪魔しないで」
リカルド「今、あんたが行ったんじゃ、逆効果だぜ」
フェイル「うむ、それに、彼ならばきっと立ち直ってくれる」
テュッティ「随分自信がおありなのですね、殿下」
フェイル「ああ、私は彼を信じている。君達を信じるのと同じくらいね」