☆SCENARIO47:Duelist 誰がために鐘はなる☆
(サブタイトル)
Duelist
誰がために鐘はなる
■戦闘■
大賢者:
行くがよい 神祖連邦オルドバへ▼
その 報酬の剣の力ががあれば
王都を取り囲む 悪しき
闇の結界も 切り裂けるはずだ▼
そして 悪神にとりつかれた
連邦の皇帝 エリュシオンを……▼
闇の力の その集まりし物である
復活の近き 超機神を討つがよい▼
ソード:
だが その前に
お客さんを 歓迎しなきゃな……▼
大賢者:
……さすがは 神の代理人か
そなたも 気づいていたようだな▼
知将ルーネ:
ふふふ……▼
神祖皇帝 じきじきの命を受け
この ハイランドの地に
キサマらを追って おもむいてみれば▼
まさかな……▼
くだらぬ 古き言い伝えだとばかり
思っていたのだが
バウンティソードは 実在したか▼
もっとも 機神が存在するのならば
バウンティソードが
現実にあっても おかしくはないか▼
ソード:
少しばかり おそかったな……▼
テティス:
そうよ! もうソードは
バウンティソードを
手に入れちゃってるんだからっ!▼
テティス1085:
そうよ そうよ!▼
テティス:
まね しないでよ!▼
知将ルーネ:
ふ……ふふ……▼
ただの 敗北者の集まりと思ったが
なかなか やるではないか
この知将ルーネ 少しは見直したぞ▼
だが 敗北者は 敗北者だ
この人生の勝者である
私には 決して勝てないのだよ▼
アテナ:
何が敗北者だ! 何が勝者だ!▼
知将ルーネ:
ほほう?▼
アテナ:
自分の物差しでしか 他人をはかれぬ
愚かな者よ! 私達は戦う!
そして私は お前を討ってみせる!▼
知将ルーネ:
ふふ……▼
このクズが! 出来る物かよ!
私の後ろに隠れて
泣いてばかりいた お前などに!▼
アテナ:
出来る!▼
知将ルーネ:
まあいい! どちらにせよ
お前達は この地で尽き果てる
黄道12神の 伝説とともに!▼
いでよ 機神11号!▼
(機神11号が現れる)
テティス:
また機神だわ ソード!▼
ソード:
……しかも この機神
今までのヤツと 少し違うようだ▼
知将ルーネ:
ほほう? さすがと言うべきかな▼
いかにも! この機神11号は
負けることのない 最強の機神!
無敵にして 強力無比の兵器!▼
教えておいてやろう!
この機神11号は 爆弾そのもの!
しかも そこらにある
ちっぽけな爆弾とは わけが違う!▼
古代文明の生み出した 超兵器!
物質を 光と 消えない炎に変える
この世で 最大の威力を持つ爆弾!▼
この機神11号が爆発すれば
ハイランドの地は
この世から 消え失せるだろう!▼
テティス:
な な な なによ それー!?▼
ソード:
ちっ……▼
知将ルーネ:
だが 安心するがいい▼
機神11号の自爆装置は 時計じかけ
時間までに倒せば
その体内の爆弾は 爆発を起こさない▼
判るだろう?▼
勝てばいいのさ 勝てば▼
ソード:
なるほどな……▼
ロジャー:
まさか!? このハイランドごと
われわれを 吹き飛ばす気か!?
これが 知将ルーネのやり口……!▼
ミランダ:
信じられません そんな爆弾が
この世に 存在するなんて……▼
シュタイア:
くそったれ 爆弾が敵かよ!
こちらの方からは うかつに
攻撃も出来ない……ってわけか!▼
エルマ:
あ あたし 帰ろうかな……なんて▼
アテナ:
爆弾だと!? それも
この地を消し去るほどの!?▼
ルーネ! この外道が!
そこまでして
戦いに 勝ちたいと言うのか!?▼
テティス:
で で で でも!
それが爆発したら アンタだって
いっしょに 死んじゃうのよっ!▼
知将ルーネ:
それはない▼
テティス:
へ?▼
ソード:
オレ達が 機神を倒したとしても
残るルーネの部隊が
疲れたオレ達に 襲いかかる▼
また オレ達が機神に負ければ
ヤツは 自爆装置を止めればいい
ただ それだけのことだ……▼
知将ルーネ:
ふふん さすが よく判っているな
その通り! どちらにせよ
お前達は ここで死ぬ運命なのだ!▼
機神11号に 命令伝達!▼
自爆装置作動! 300秒後に起爆!
以後 独自の判断で 敵を倒せ!▼
さて 私の指揮する女神部隊は
高みの見物といこう
せいぜい がんばって戦うのだな▼
アテナ:
待つがいい ルーネ!
このような戦い方をして
キサマには 誇りがないのか!?▼
知将ルーネ:
誇り? そんな物で
うえた人間のハラが ふくれるか?▼
自分の国が 守れると言うのか?▼
勝つことだ! 大事なのは
いかなる手を用いてでも
敵を打ち倒し 勝者になることだ!▼
勝者だけが この世で認められる!
だからこそ! 私は知略をつくし
知将として 名を立てて来たのだ!▼
人生の敗北者らしく
最後の最後まで あがいてみせろ!▼
(ルーネの部隊が消える)
テティス:
どうするの ソード!?▼
ソード:
人生の敗北者か……▼
よかろう 敗北者なりの戦いを
今こそ 見せてやろうじゃないか▼
全員 最大の技と魔法で攻撃!
爆発の時間までに 機神を倒す!▼
後のことは 考えるな!
今だ! 今のことだけ考えろ!▼
BATTLE START
(機神11号を倒す)
テティス:
やったわ ソード!▼
ソード:
これが 敗北者ならではの戦いだ▼
(ルーネの部隊が現れる)
知将ルーネ:
なるほど……
敗北者ならではの 戦い方か▼
だが 敗北者は しょせん
どこまで行っても
敗北者にしか すぎないのだ▼
わが女神部隊に 勝てるか!?▼
わが部隊を倒し 勝者である
私のもとまで たどり着いてみせろ!▼
(ルーネを倒す)
知将ルーネ:
……強くなったな アテナ
昔は ただ 泣いているだけの
娘だった お前が……▼
アテナ:
仲間のために 人のために
その思いが 私を
ここまで 強くしたのよ……▼
私は もう姉さんを うらまない
姉さんを ここまで 追いつめた
この戦争を 憎む……▼
私達の国のような 弱き国々が
こうしている間にも 滅んで行く
そんな戦争を 憎む……▼
知将ルーネ:
……私は 金や力が 人を
幸せにすると 思っていた
今も その考えは 変わらない▼
しかし 金や力と ひきかえに
自分自身の 大事な物を
失うわけにも いかない……▼
許されるなら 私も お前達と
ともに 行きたい
この戦いを 終わらせるために▼
アテナ:
その言葉を 待っていたわ
行きましょう お姉さん
一刻も早く 戦いを終わらせ……▼
私達みたいな 迷える者を
これ以上 出さないためにも
いいでしょ ソード?▼
ソード:
ともに戦う者は 誰だろうと
オレ達の 仲間だ
ともに行こう 連邦を倒しに▼
知将ルーネ:
すまん……▼
テティス:
この地の敵は 全て倒したわね!▼
フュリス:
まったく ずいぶんと
手間どったじゃない ソード▼
バウンティソードを 手に入れたら
早く オルドバに向かわなきゃ!
のんびりしてる 時間はないわよ!▼
テティス:
んもーっ!▼
ソードはね 自分と戦ったり
自爆する機神を倒したりと
そりゃもう 大変だったんだから!▼
フュリス:
自分と戦うですって?
そんなの 大したことないわよ
私なんか しょっちゅう戦ってるわ▼
ついつい なまけたくなる自分
眠くなる自分
イイ子ちゃんぶろうとする自分▼
そんな自分と まいにち
戦っているのよ
だから私は 私でいられるの▼
ソード:
やれやれ まいったな……▼
31歳のオレが 12の女の子に
すでに 負けていたってことか……▼
フュリス:
だいたい 勝ち負けにしてもね
人間 自分が勝ったと思う時しか
本当に 勝ったとは 言えないの▼
負けも また同じことだわ
自分が負けたと思うまで
本当に 負けたことには ならないの▼
いちばん悪いのは 負けてもいないのに
自分で 負けたと思うことよ
そんなことも 知らなかったの?▼
ソード:
そうだな……▼
お嬢ちゃんの 言うとおりだ
勝ち負けは 自分で決める
なるほど たしかに その通りだ▼
オレは 10年前のあの時も
まだまだ 負けちゃいなかった▼
ならば これからは
勝ち進むとしよう
自分自身が 生きているかぎりは▼
フュリス:
さ 行くわよ オルドバへ!▼
(闘将ダークロードが現れる)
闘将ダークロード:
敗れはしたが 知将ルーネは
充分 役に立ってくれた……▼
ソード:
キサマ……!?▼
テティス:
闘将ダークロード! いつの間に!?▼
闘将ダークロード:
お前達が ルーネと戦っている間に
私は 闇の力をかりて
この地に 身をしずめていた……▼
ロジャー:
闘将ダークロード!
姫様を どうする気だ!?▼
ミランダ:
その殺気を封じて ずっと
地の底に 潜んでいたなんて!?▼
アテナ:
わが姉ルーネを オトリにして
ひそかに 近づいていたとは!
これが ダークロードの戦い方か!?▼
シュタイア:
最強四将軍も あとは
猛将レオパードと お前だけだ!
いいかげん 覚悟するがいい!▼
闘将ダークロード:
さてと…… ここでお前らを
叩きのめすのも おもしろいが……▼
(フュリスが捕まる)
ソード:
フュリス!▼
闘将ダークロード:
安心しろ 死んではいない
この娘 もらっていく
いや 返してもらうと言うべきか▼
ソード:
待て! ダークロード!▼
闘将ダークロード:
連れ戻したくば 王都まで来い
お前が本当の 不敗の聖騎士
マスター・オブ・ソードならばな▼
(フュリスとダークロードが消える)
ソード:
ダークロード……
それに フュリス……▼
大賢者:
急ぐが良い ソード▼
お前は 知らぬことであろうが
あの娘の 母親の血すじは
古代神族の血を 色こく引いている▼
オフィーリア・レス・エリュシオン
その母の名は エルクレアと言う▼
皇帝は 古代神族に連なる
神王家の血を引きし わが娘を使い
暗黒の力を 目覚めさせるつもりだ▼
12の機神の さらに上に立つ
古代文明の生みし 超兵器
それは まさしく暗黒のきわみ……▼
バウンティソードを 手にした
神の代理人たる お前しか
それを 止めることは出来ぬ▼
ソード:
言われなくとも 行くさ……▼
ただし 神の代理人としてじゃない▼
オレは オレ自身として行く▼
これは オレ自身の戦争だ!▼
大賢者:
何と言おうと お前は神の代理人だ
その行動は 誰にも止められぬ
思うまま進むが良い ソード▼
ソード:
ああ……▼
待っていろ フュリス……▼
オレは お前を……▼
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