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添付崩壊寸前のグワンデル 
「ファルスさま！
なにを していたのですか？
ファルスさまは 神さまなんでしょ？
なんとかしてください！
「幸せに なれるはずだったのに、
大統一が完成すれば、
幸せに
なれるはずだったのに･･････。
「レブナント、ゴンドアータ･･････、
ふたつの町は 溶岩と炎に
のみこまれてしまいました。
「生きのこった人びとは
ここ グワンデルの町に
逃げこんできました。
「おお！ ファルスさま！
なにがあったのか 教えてください！
大統一が 完成したはずなのに
たいへんなことになっているんです。
「４つの浮遊大陸が
ひとつになったと 思ったら、
あちこちで 炎がもえ
大地を焼き、人をのみこんでいます。
「幸せになれると 思ったら、
ごらんのとおりの ありさまです。
なにがあったのですか？
教えてください！ 教えてください！
「ファルスさま！ ファルスさま！
やった！ ファルスさまだ！
「みんな！ たすかるぞ！
神の子が お帰りになったぞ！
「めでてえ！ めでてえ！
火祭りだ！ 火祭りだ！
ひゃひゃひゃひゃひゃ！
「おれは 祭りが大好きなんだ！
火祭りで、みんな死んじまうんだぜ！
めでてえ！ めでてえ！
めでてえったら ありゃしねえぜ！
「うちの じいさんは
たぶん 死んじまったんだろうね･･･。
「サインをもらうことだけが
好きなじいさんだったけど･･････。
「うちの家･･････、
うちの家に
大きな穴が あいてしまったわ。
「ファルスさま！ お願いです。
家をもとに
もどしてください！
「これは これは ファルスさま。
じつは、わたしだけでも
助かろうと思って
洞窟に はいってみたのですが･･････。
「洞窟は 複雑に 変形していて
とても 深く続いてまして、
おまけに 怪物も たくさん
すくっていました。
「こんなところでは
とても たすかりません。
わたしは いったいどこへ
にげれば いいのでしょうか？
「神さまでも おつかれのときは、
眠るのが いちばん！
お休みになりますか？
→はい
→いいえ
「そうですか。おやめになりますか。
おからだに 気を付けて、
いってらっしゃいませ！
「おお！ ひさしぶりではないか！
残念ながら、わしの瞬間移動装置は
動かなくなってしまった。
「まあ、こんなことになっては、
動いても しかたがないがな･･････。
バルガン「なあ、教えてくれよ！？
あんたは なにものなんだ？
いったい、なにをしにきたんだ？
バルガン「死神フォルガは
あんたに 殺されたけど、
あんたこそ 死神だよ。
バルガン「死神フォルガより
恐ろしい
死神ファルスだよ！
「お兄ちゃん。ぼく 死にたくないよ。
お姉ちゃんは 死んじゃったけど･･････。
ぼくは･･････。ぼくは死にたくないよ。
町長「いやだ！ 死ぬのは いやだ！
たすけてくれ！
だれか たすけてくれ！
「わたしは バカだから、
これから どうなるかなんて、
さっぱり わからないよ。
でも、これだけは いえるよ。
「死ぬのは いやだ。
死ぬのは いやだよ！
「死神フォルガに
殺されたやつらは
ベッドの上で
安らかに死んでいったよ。
「ところが、おれたちは
ここで、炎と溶岩に やかれて、
苦しんで、のたうちまわりながら、
死んでいくんだ。
「はははははは･･････。
どっちが 幸せだったかな？
「ふう･･････。
大統一って
なんなんだろうね？
「大統一のおかげで、
４つの大陸は ひとつになった。
地つづきになった、ゴンドアータから
ここに 人びとが逃げてきたんだよ。
「だれにも 見つからない
ここなら、
なんとか 生きのびられると
思うんだけど･･････。
「この店の 主人は りっぱだね。
最後の 最後まで、
金もうけを していたいんだってよ。
「バカだな！
あの世には 金なんて
もっていけないのに･･････。
ははははは･･････。
ケイ「どうしてなの？
なにが おこったの？
お母ちゃんは 帰ってこないの？
ケイ「教えて！ ファルスさま！
ぼくら どうなっちゃうの？
「ファルスさまが、
大統一を完成させると聞いて、
妻は 外に 見ぶつに いきました。
それっきり 帰ってきません･･････。
「ファルスさま！
妻を かえしてください！
おねがいします！
妻を かえしてください！
「ああ、酒を のむだけだよ。
飲んで 気もちが よくなって、
そのまま、死んじゃえばいいんだ。
ははははは･･････。 気楽なもんだよ。
「忙しい！ 忙しい！
レブナントから逃げてきた 人たちが
この酒場に いるんだ。
せわをするのが たいへんだぜ！
大神官「ファルスさま！
約束の神は･･････、
予言は･･････、すべて
ウソだったのですか･･････。
大神官「ああ、
これが 大統一だというのなら、
こんなことになるのを知ってたら、
あなたが めざめたときに あなたを
大神官「殺して おけばよかった！
ファルスさま。あなたがいなければ、
こんな おそろしいことには
ならなかったのに･･････。
「もう、
アンデルは おしまいなんだね･･････。
「ファルスさまの おかげで、
グワンジのたまごを とりもどして、
せっかく 生き生きとしてきたのに･･･。
いまの 主人は ヌケガラです。
ベン「うひょひょひょひょひょ･･････。
ファルスさま！
せっかくあんたに たすけてもらった
グワンジたちだけど･･････。
ベン「みんな 溶岩と 炎に のまれて
死んじまったぜ！
なあ、おれは どうすればいいんだ？
ベン「うひょひょひょひょひょ･･････。
ファルスさま！
もう 笑うしか ないじゃないか。
灼熱洞窟
「ここからさきは、
セーブが できません。
ここで セーブすることを
おすすめします。
ゲゲ「バカやろう！
おまえみたいな こしぬけに
最後の 封印を わたしたら、
グラナダさまに しかられちゃうぜ！
ゲゲ「ファルスさんよ、この地底世界を
こんなにしたのは おまえだよな！
だったら、最後までつきあってやれ。
そこで いっしょに心中してやんな。
ゲゲ「ゴード！ ゴード！ ゴード！
でてこい ゴード！
炎で、ファルスを燃やしてやれ！
はははははは･･････。
イグレス「はははははは･･････。
なんだ！ 神さまが ずいぶん
苦労しているじゃないか！
イグレス「さあ、おれに つかまれ！
ファルス！
あんたたちを 運んでやろう！
イグレス「さあ、ついたぞ！
おりてくれ。
はははは･･････。
イグレス「どうやら･･････。
さすがのおれも
熱いところは にがてらしい。
イグレス「はははははは･･････。
からだが、とけてきやがった･･････。
ははははは･･････。
イグレス「さよならだな。神さまよ！
あんたも これから
こうかいしないように がんばれよ！
ははははは･･････。
ゲゲ「さあ。ジャマものは死んだぜ！
お楽しみ ふたたびだ！
ファルスさんよ！
これから たっぷり燃え上がろうぜ！
ゲゲ「おっかしいなあ。
おれとゴードが
負けるはず、ねえんだけどな。
まったく おっかしいなあ。
ゲゲ「グラナダさま。
ゲゲは 弱い男でした。
ごめんなさい･･････。
「･･････････････････ファルス･････････。
いそいで 帰････････････。
光･･････に はいって･･････。
光･･････････････････。
そして、地底世界アンデルは 滅びた。
