仙人と天人と天狗と

Last-modified: 2017-03-18 (土) 17:52:46
     ヘ
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25  名前が無い程度の能力 [sage]  2008/06/07(土) 07:51:24 ID:c8wrOyLI0 
緋で仙人や天人は死神を撃退して寿命を延ばしてるって話が出たけど
天狗も元をたどれば似たようなもので、あまりに修行に打ち込みすぎ
世俗から離れた山伏たちを天狗と呼び蔑んでいた
密教系の流れを組んでたから独特な修行が一般には受け入れられなかったわけだな
その辺、元来からの山岳信仰と相まって何か事件がおきたら
天狗の仕業じゃ!ってことになる

今の天狗のイメージってのはいろいろ混ざりすぎて難しいんだが
傲慢な山伏達は死後、天狗道に落ちるとされそこで徳を積まなければ
人間として転生できないとされた
人間が天狗を恐れていた一方で、天狗に物をもらって成功した、なんて話は
そのあたりから来ている
 
 
27 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/09(月) 01:36:13 ID:dt4fRpXc0
>>25
山伏はそんな扱いうけてないぜよ
中世の彼奴らは寺・神社に並び立つ勢力だった
というか山上にマチュピチュよろしく一緒に住まってた
今じゃ考えられんが本当に多かった
僧侶と変わらない暮らしをする奴も居れば酒も肉も食う奴も居た
後者は里に定住して祈祷で活躍することも多かった
 
教義的にも彼らは最も土着の信仰に近かったとか他にも色々ある
というか土着信仰の末裔みたいなとこが多分にある
 
おそらく東方の世界観に一番近い勢力だろうな
 
 
28 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/09(月) 06:44:20 ID:rUQo6QQ60
>>25も>>27もどっちもあってるぜ。
と言うより大乗仏教が広まって、自らを律して徳を積むと言う考えが民衆には無かったから、
理解も受け入れもしないのに利用しようとされるのは、どんな信仰も一緒。
修行には段階とか方式とかの違いがある物だが、大体分かりやすい物が広まる。
修験者は酒飲むけど宗教としてはいけないものだって言うのが混ざったりしてる。
一旦神仏が同時に崇められたりしてまた分化したから一般人にはついて行けなかったんだろうな。
だから、山の神であるはずの天狗が酒飲んで騒ぐのに概ね深く考えないで
「そう云うもの」としてとらえる風習がある。
結果、徳の高さと我欲の深さを同時におそれ崇める感覚が染みついてる訳だ。
これは、神話が出来る前からの土着の信仰姿勢にも拠る
この、「そもそも理解しなくても受け入れる」のはこの国独特なもの。
だからあえて統計とか系列を整えようとすると、非道く理解しがたい物になってしまう。
詰まり何が言いたいかというと、
東方のキャラクターの立ち位置は凄く「らしい」と思った事だ。