現象と妖怪

Last-modified: 2008-10-21 (火) 14:40:26

246 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/08(火) 00:07:15 ID:T/bUAlwc0
京極夏彦対談集「妖怪大談義」が角川文庫で出てたので(元は3年前の本)読んだ
内容は水木しげる・夢枕獏・小松和彦・荒俣宏とかとの対談形式で、
各30ページくらいだから気軽に読める
 
内容はいろいろだけど、東方オタとして面白かったのは
「怪異がキャラクター化されて妖怪になる」(←要約しすぎてズレてるかも)ってあたりかな
伝承や過去の解釈を大切にしながらも、創作者が明瞭な形を与えてこその妖怪というか
 
東方の「妖怪」が、「妖怪の設定や能力を持たせた女の子」や「妖怪の擬人化」じゃなくて
れっきとした「妖怪」としてより肯定的に見れるようになった気がする
 
 
248 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/08(火) 00:41:16 ID:BoHF28MU0
妖怪っていっても、他の生き物だったり、神が変化したものだったり、
ただ単に駄しゃれだったりと色々あるけどね
 
 
249 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/08(火) 01:01:09 ID:QoFfML5E0
>>246
 
ああ、なるほどね。
夜中に歩いててなんかやたら足がもつれて歩きにくくなる。
これだけだとただの現象。
で、その歩きにくいのを「猫っぽいのが足に絡み付いてくる」イメージで理解して、
それに「すねこすり」って名前をつけると、妖怪になるってやつね。
つまり、現象をキャラクターのイメージでとりあえず理解しておけば、
よく分からない現象もそんなに怖くない、って説明だっけ。
 
そういや東方界隈でも、寒波が来た時に「今年はやけにレティが頑張ってるな」
とか普通に会話してるもんな。
もちろん本当に実体としてのレティを信じてるわけじゃないけど、
寒冷前線相手じゃ文句も言えないし何もできないが、
レティってキャラクターをイメージしておけば、
「おいおい勘弁してくれよ」って内心で言葉にしたりできるわけで。
そういう意味じゃ、東方の妖怪も本当に「妖怪」として機能してる部分もあるかもな。
 
 
250 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/08(火) 13:14:48 ID:z9jRWp960
幻想郷はアニミズム信仰が生きている世界だったのかw