神仏習合

Last-modified: 2008-12-31 (水) 23:09:16

731 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/11(月) 22:41:56 ID:DfnX/ITM0
お盆って神仏の習合なんだよな
ぱっと見神道色が強そうなんだけど、坊さん呼んでお経上げるし
なんかよくわからん
 
神社やってた曾祖母さんの家がお盆にナスで精霊馬作ってたんだが
精霊馬って神仏どっちの物なんだろうか?
つーかそんなの気にしないほど習合されてるんだろうと思うけど
 
 
732 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 07:09:48 ID:xLYI8J/o0
日本の信仰って神道・仏教・儒教が混ぜこぜだからな。
地域による差異も時代による変化もあるだろうから一概になんともいえないとこさね。
俺も歴史詳しいわけじゃないからなんとも言えないけど
たぶん農耕系の祈祷や先祖に対する畏敬の儀式みたいなのが
仏教のお盆と習合したのが日本の盆なんじゃねぇかなと思う。
 
その上で考えると日本って基本的に農耕民族の気が強いし
精霊馬が表してる牛や馬ってのは文化的に縁遠いような気もする。
となると日本の外の文化かなぁなんて思ったりもするな。妄想だけど。
 
 
733 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 08:12:20 ID:NyDr5FdI0
うちの地域だと精霊馬の習慣はないから分からん。
というか、東日本の風習らしいから狩猟民族の風習かもね。
 
 
734 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 18:02:36 ID:VxDTSA1I0
盆は完全に仏教の風習だぞ
もともとは御霊会だったらしい
全国の寺で大般若経を転読して国家鎮護の祈祷をなしたそうだ
今でも大般若経を読むのは供養のためでもあり、そのときの名残でもある
しかし、この時期に地霊殿か
ほぼ確定したんじゃないねぇかこれ?
 
 
735 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 22:43:45 ID:xLYI8J/o0
wikiペディだから信憑性のほどはわからないが。
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一般に仏教の行事と認識されているが、仏教の教義で説明できない部分も多く、
日本在来の神道的行事に仏教行事の「盂蘭盆」(うらぼん)が習合して現在の形が出来たと考えられている。
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とあるし、日本独自の土壌の存在も全く無いってわけじゃないのかもなーと思っただけだったり。
旧暦の盆が7月~9月あたりで稲妻の時期とかぶるような気もしないでもないしな。
考古学詳しいわけじゃないので筋道だった説明はできんが二倍年暦の名残説とかもなるほどなーと思う。
まぁ、実際に盆のルーツを詳しく知ろうとすると仏教の伝来時期とか仏教と儒教の関係とか当時の日本での捉えられ方だとか、盆という文化がどのようなタイミングで伝来(或いは発生)したのかとか、それが時代の流れの中でどのように変化、細分化していったのかとか細かく反証しないといけなくなりそうだから俺は妄想するだけに留めておくぜ。
 
 
736 名前:735[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 22:47:57 ID:JhLHbzUM0
現在、この時期に寺院で行われる大般若経転読法要・およびそれに連なる先祖供養のルーツであり
なぜ、この日を選ばなくてはならなかったのかということまでは触れていないと一応追記しておく
 
 
737 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 23:15:33 ID:NyDr5FdI0
七夕と習合してたからじゃないの
旧暦の七夕が今の盆に近い
 
 
738 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/13(水) 00:07:32 ID:k2V0Cobc0
北海道の七夕は旧暦なんだぜ
単に暑くなるのが遅いからだと思ってたけど
 
 
739 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/13(水) 05:17:14 ID:XWrcpsX.0
盂蘭盆が仏教かどうかといえば、少なくともインド仏教ではなく後付だったような
まぁ盆って先祖崇拝の色が強いよね
日本で広まるのに先祖崇拝は欠かせず、葬式仏教という形式に変質していくわけだけれど
 
15日であることというのは旧暦(陰暦)満月だからとかその辺だろうかと
 
 
740 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/13(水) 12:32:10 ID:3ObPpVRU0
盂蘭盆サイトは良くお世話になったなぁ
 
 
741 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/13(水) 14:28:00 ID:Nasu6lDE0
>>739
本来は神社の役目でもあったはずなんだけどなぁ
死者葬送が神道から消えたのはいつごろなんだろう
 
 
742 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/14(木) 00:23:27 ID:8s37pXIY0
>>739
 
盂蘭盆経は中国の偽経じゃなかったっけ?
インド発祥ではなかったはず。
 
 
743 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/14(木) 00:53:29 ID:QTRbI5P60
家の近くじゃ7月の旧盆に精霊流しやって8月の新盆に精霊馬使っていわゆる普通のお盆するな。
もしかしたら地域によって受容や習合の仕方がバラバラなのかもしれんね。
 
 
744 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/14(木) 02:37:09 ID:SlRb5ioY0
>>741
たぶん元々~というのは神道というよりは土俗的な慣習の事で廃れたのは明治政府のせいじゃないかと思う。
一般庶民の葬儀に僧侶や神主が絡むようになったのは江戸時代の事らしい。
江戸幕府の寺請制度で庶民が檀家と見なされるようになって葬式が仏教のものに。
たぶん、それに対抗して神社でも仏教色を払った独自の葬儀がされるようになっていったわけだけど。
明治政府が誕生すると神道は国家祭祀としての機能をより強く求められていったから
葬儀機関としての機能はそんな流れの中で徐々に廃れていったんじゃないかな。
>>739の言う葬式仏教への変質は普及のためというよりはむしろ社会的・経済的機能の樹立とかにかかる気がする。
ようするに葬式は元々土俗的なものだったけど、後に仏教が葬式ビジネスを開始。
神社もそれに対抗したので一時期はシマの食い合いになったけど明治政府の誕生と共に、
神道は国家祭祀としての機能を強める役割に徹して仏教は葬式ビジネスを継続したと考えるとたぶんスマート。
 
>>742
確か盂蘭盆教は儒教と仏教の間に生まれた中国生まれのハーフですな。
でも仏教が中国経由で伝わってきたなら、日本に流れてきた段階で盂蘭盆教がすでに組み込まれててもおかしくはないかも。
中国には盂蘭盆が普及する前から中元というお盆に近い行事が庶民にあったらしいのでそれと習合した盆が日本に伝わったのかもね。
向こうのお盆がどんな感じなのかわからないから日本のお盆と比較する事ができないのが少し惜しいが。
 


 
761 名前:sage[] 投稿日:2008/08/16(土) 02:06:50 ID:g8AT6VJo0
流れ戻してスマンが
お盆って、もともと日本にあった畑作の収穫祈願の祭りのことじゃないの?
盂蘭盆会と合体したのは↑の方のスレで書いてあるけど。
「盆」って言葉は、お盆に供物を盛って御魂を祀ったことが語源って説がある。
 
 
762 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/16(土) 02:11:30 ID:g8AT6VJo0
厄いわ
ちなみに自分も北海道の七夕が旧暦なのを最近知った。
8月じゃ星が見えないかららしいけど。
 
 
765 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/16(土) 03:15:42 ID:YRLwn49Q0
>>762
逆逆、今年だと新暦8/7。
新暦7/7に移動しちゃったから
全国的に梅雨に入ってしまって雨ばっかりになってしまったんだよ。本来は晴れが多い日
 
 
763 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/16(土) 02:23:59 ID:skejxHl20
日本の仏教が中華文化圏の影響を受けている説は強いが
チベット仏教では鳥葬だし、インドでも
ガンジス川の食物連鎖と輪廻転生のイメージが重なってるようだ
死後も元素分解され次の生命の源になるというのは悪くない
 
魔理沙は死んだら森のキノコの肥料にしてくれとか遺言してたり
咲夜は死んだら紅魔館の紅茶葉の肥料にしてくれとか遺言してたりしてな
さすれば咲夜は死後もおぜう様においしく頂いてもらえるし
 
 
764 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2008/08/16(土) 02:53:29 ID:4EuI/QHg0
チベット出身の方が、自分が生まれ育った地域では水葬だったと言ってた
 
魚は先祖の生まれ変わりとされてるから食べるのは禁忌で
日本に嫁いで魚料理を食べる風習に馴染んだと思ってたのに
刺身を一口食べたとき涙が止まらなくなったことがあったそうな