小型の人工物の作画基準
以下に沿って作成していきます。
- 該当するObj名称
- ライティング基準
- 色の作り方
- おおむねの形の描き方
- 細かい形の描き方
- アンチエイリアスのかけ方
- エッジ強調のかけ方
- 仕上げと検品
該当するObj名称
以下のObjをベースとしますが、使用用途に応じて適切な基準を採用してください。
- 車両類(市内交通含む)
ライティング基準
以下の画像をベースとし、角度に応じて色を選択してください。
実際の採用角度は写真等をベースとし、必要に応じてデフォルメ・省略可能とします。
色の作り方
色をつくる際は参考写真をEDGE2またはgimpで起動します。
取得したいカラーの中で一番彩度の高そうな場所を色を取得するツールで選択します。
取得した色をHSV系で確認し、色相(H)、彩度(S)の概ねの値を記録しておきます。
次に色を作成します。先ほどの色相・彩度をそれぞれ設定し、一番明るい面の色を作成します。
操作するのは明度と彩度を少々操作します。
明度については、基本的には100%(255)になりますが、婚や茶など中間色は50%(128)未満になるケースがありますので、うまく調節してください。
写真が古かったり、彩度が異様に高い場合は彩度を-20%~+20%の範囲で調節してください。
作った色はパレットに退避しておきます(EDGE2)。
続いて一番暗い色を作成します。
色相・彩度はそのままに先に作った一番明るい色の色の15%の明度を設定します。
これもパレットに退避します。(EDGE2で作成した場合は色の間を14マス空けてください)
続いて2色を使って中間色を作ります。
EDGE2ならパレットのグラデーションボタン、gimp、Pictbearなら範囲選択とグラデーション塗り機能で、
画像内にパレットを作成してください。
おおむねの形の描き方
基本的にはテンプレートを使用してください。
テンプレートは後日まとめサイトを作りますので暫くお待ち下さい。
流線型など形が複雑な場合はできる方が率先してやるようにお願い致します。
チャレンジしたい方は是非ともやってみてください。参考として、http://simutrans-addon-tutorial.blogspot.jpに流線形の描き方を紹介している章があります。
この工程までにおおまかな色はつけておきます。帯などは次の工程で入れます。
この段階で一度保存してください。保存名はBasement_(ファイル名).pngでお願いします。
なお、ここで作成したカラーパレットは今後の作業で使用しますので、
必ず画像内のどこかにパレットを保存しておいてください。
細かい形の描き方
前章までで作成した画像に色を入れていきます。
色の作り方は色の作り方の章で作った方法を用いてください。
帯の太さに合わせて、2次元のグラデーションを作成してください。
細い線なら車体色67%、帯色33%のラインを、
中くらいの線なら車体色33%、帯色67%のラインを
太いまたはベタ塗りする場合は帯色100%のラインを使用してください。
場合によって、2マス以上使用するケース等があると思いますので、
実物を見ながら調節してください。
ここまでできたらUnchecked_(ファイル名).pngで保存します。
アンチエイリアスのかけ方
ここまでできたらアンチエイリアス可能な方にアンチエイリアスの作業を依頼してください。
自分でやってみたい方はhttp://simutrans-addon-tutorial.blogspot.jpで紹介している、アンチエイリアスのかけ方を参考にやってもらっても構いません。(むしろウェルカムです。)
エッジ強調のかけ方
Takamaroが担当いたします。必要なケースとしては
・485系の運転台(後ろの部分)
・N700の先頭形状
などです。必要に応じて追加しますので、普通に作成してもらって構いません。
ここまで完了して、(ファイル名).pngで保存します。
仕上げ
細かいレタリングやグリーン車マークなどを入れていきます。
中間色を駆使するため、Takamaroまたはその他認定された作者が作業を行ってください。
この工程が終わったら埋め込まれているパレットを削除します。