はじめに
全年齢の小説です
本編
朝香果林は奇妙な出来事にあっていた。ポッキーゲームをしようとエマ・ヴェルデにポッキーを差し向けるとそのポッキーを口にしていたのは自分と同じ顔をした女で横目で横を見れば…エマもエマと同じ顔をした女性と抱き合って自分達を見ていて,彼女達の発言から目の前の女は自分であることは理解した。理解は出来ないけど…
「「え…自分同士でポッキーゲームするの…エマとするつもりだったのだけど…嘘でしょ…))」」
少し食べ進めたすると思ったより近づく
「「(本当にするの…)」」
二人は互いを見つめると,同じ表情で…その表情を照れさせたくて強引に食べ進めてやれば向こうも同じで…舌を伸ばせば舐めあえる。
「…どうしたのかしら…自分とキスできるわよ」
「…あら…いいわよ…こんな機会ないわよ私」
朝香果林は朝香果林に押し倒される。
「…そんなこと言ってキスしたいの貴女じゃないの…いいわよ…来なさい」
「あら駄目よ…貴女からしなさい」
甘やかな匂いのする髪がサラサラと落ちて艶やかな髪が頬を擽る。身体に乗る身体は柔らかくて変な気を起こしそうになる。唾液がポッキーをつたい落ちていく。
「……んっ……」
「あっ……」
その唾液は甘く。目の前の自分の表情が妖艶に微笑みムカつき朝香果林は今度は自分が上になり,ポッキーを少し食べてより近づき互いの甘やかな吐息まで感じる。
「よくもやってくれたわね」
「貴女…いい表情してたわ…よっ!?」
唾液がポッキーをつたい落とせば下にいる朝香果林の動きは止まり蕩けるような表情を見せる。
二人は押し倒そうと組み合い立ち上がり,キス寸前までポッキーを食べ進めた。
「「……」」
そして互いに抱きしめ合ったまま見つめ合う。
それはどちらともなくだった。
ポッキーを寸前で砕こうとし,唇に力を入れた瞬間、唇が重なる。柔らかい感触と甘い香り。溶けてしまいそうなほど熱く感じた。
「……んぅ……」
「……ふぁっ……」
互いに声をあげ,口づけはどんどん深くなっていく。
舌を絡めようとしたその時…エマの視線に気づき二人は離れる。