せっかくなので、製作中に出てきたキャラクターについてのメモを。
ウイニングショット、エスエヌマグネット、タマユラツバキ、スピードラビット
この4人はスレ内で創作されたキャラクターたちです。
SSを書くにあたって、スレで生まれた概念、キャラクターを色々と盛り込みたいと考えました。
結果、名前だけでも登場させたり、ショットちゃんにはちょい役でご登場頂いたりしました。
予定はショットちゃんだけでなく、マグネットちゃん、ツバキちゃんにも合同トレーニングに参加してもらう予定でした。
これを撤回して今の形にしたのは、単純にキャラクターが増えると制御できなくなるためです。
つまり作者の筆力不足。もっと力が欲しい……！
スピードラビットについては、リアルタイムに創作されたキャラクターだったので、その場のノリで話に組み込みました。
もともと選抜レースで一着になったウマ娘は、G1勝利SSをリライトした場合のラスボスの一人と考えていたのですが、そこにピッタリと思ってねじ込みました。
メイヴライト
このSSで創作したオリウマ娘。名前をつけたのは、単純に物語展開の都合上です。
この子の役回りは、ワイちゃんに「中央で走るのに覚悟してないとかナメてんの？」とブチ切れること。
強めの恐怖、衝撃を与える役回りだったので、印象に残るように名前を付けました。
そしたらイラストを描いていただけたりしてびっくり。
同時に、印象に残るキャラ付けにできたかな、と思えて嬉しかったですね。
ちなみにモチーフの馬がいて、「メイヂヒカリ」と「スワーヴリチャード」の2頭です。
どちらも「日本刀の切れ味」と称された実在の競走馬です。
と言ってもこの話においては、とんでもない切れ味の差し脚と言動が特徴なウマ娘というだけですね。
仮にG1勝利SSをリライトするのであれば、ラスボスの一人になる予定の子です。
ちなみに設定ではクールに見えて天然系。
侍に憧れていて、話し方を古風なものにしているのもその影響。
ハゲを見たら目を輝かせながら「髷があれば完璧……！」とか言う。
シンボリルドルフ
ネームドキャラ。無敗三冠、七冠バ、皇帝、生徒会長。
そしてこのSS最大の想定外。
ネームドキャラと絡ませるつもりとか、絡みを深めるつもりとか全くなかったんです本当です。
ただ、扱うテーマが「勝利への渇望」に設定したところ、この御方が動き始めました。
キャラクターが動くままに書くタイプのSS書きなので、こうなったらもう仕方ないですね。
カリスマっぽく表現できたかなー。
キャラクターとしてのエミュレーションもそうですし、格を落としていないか心配です。
多分このお方が第三話冒頭で出てこなかったら、物語のラストが変わってます。
具体的に言うと、「ワットハイアは抜けない」というスレを見つけ、半ギレで開いたワイちゃんが、未勝利戦で勝っている画像を見て微笑む感じ。
こっちはこっちで良いかなー、とも思ったんですが、結局は今の形に。
ハゲ（トレーナー）
皆さんご存知ハゲ。
このSSにおいては「心折れ気味の新人トレーナー」という立ち位置。
元々interludeは予定になかったんですが、第四話まで書いたところで、ハゲの内心を多少描写しておかないと、話の説得力が薄れるというポカに気が付きました。
そのため予定を急遽変更して、ハゲが何故ワットハイアを支えようと思ったのかを描写することに。
第五話での行動、言動への説得力が増したのならよかったな、と思ってます。
ワットハイア
このSSにおける主人公、語り部。
物語開始時点ではすっかり心折れて、やる気を失っている状態。
地元の天才だったワイちゃんが、中央で走るウマ娘ワットハイアになるまで、というのがこのSSの話の流れなので、最初はどうしても心折れた状態にしないといけなかった。
デフォルトで曇ってるので、そのまま晴らしても良かったんですが、なんか曇らせ足りなかったのでメイクデビューや未勝利戦で負けてもらうことに。
これは性癖と言うより、物語的な説得力の問題ですね。
「なんか折れてるわー」からの「なんか晴れたわー」より、へし折れるのをちゃんと描写したほうが良いかな、と思った次第。
結果、晴れるシーンがクソ難しくなるなど。
自分の首を締めるSS書きがいるらしいですよ。俺なんですけど。