505 Games

Last-modified: 2025-07-08 (火) 23:52:21

データ

ひらがなふぁいぶぜろふぁいぶげーむす
カタカナファイブゼロファイブゲームス
英語505 Games S.p.A.

概要

ミラノに本拠を構える505 Gamesは、イタリアの大手ゲーム企業Digital Brosの完全子会社として2006年に設立されたコンピュータゲームパブリッシャー。
設立当初より、家庭用ゲーム機およびPC向けタイトルを中心に多数のゲームソフトの販売を手がけ、欧州市場を中心に事業を拡大してきた。

歴史

創業初期には、『クッキングママ』や『ズンバ フィットネス』といった家庭向けのカジュアルゲームによって注目を集め、欧米におけるブランドの浸透を実現した。
これらのタイトルの成功により、505 Gamesはグローバル展開の足がかりを得る事となった。
2012年4月、米THQとアディダス間に発生した知的財産権を巡る訴訟の影響を受け、THQが販売予定であったフィットネスゲーム『Adidas MiCoach』の販売業務を505 Gamesが引き継ぐ形で取得した。
この措置は、同社がフィットネス分野への足場を固める契機となった。
2013年4月には、かつてTHQが所有していた『Drawn to Life』シリーズのライセンスを取得した。
これにはゲームタイトルそのものに加え、関連フランチャイズに関する全ての権利が含まれており、同社のIPポートフォリオの拡充に貢献している。
2014年4月、アメリカのインディーゲーム開発スタジオThreeOneZeroと提携し、同社が開発する一人称視点の宇宙探索アドベンチャーゲーム『Adrift(アドリフト)』の販売契約を締結した。
本作は、宇宙で遭難した宇宙飛行士の視点から、破損した宇宙ステーション内外を探索する没入型体験として位置づけられている。
2015年1月、505 GamesはスウェーデンのゲームスタジオStarbreeze Studiosが2013年に開発した名作『ブラザーズ:2人の息子の物語(Brothers: A Tale of Two Sons)』の知的財産権を正式に取得した事を発表した。
本作は複数の国際的なゲーム賞を受賞しており、その権利取得は同社のIP戦略上、極めて重要な意味を持つ。
同年4月には、同じくStarbreeze Studiosと提携し、ゾンビを題材とした協力型アクションFPS『Overkill's The Walking Dead』のグローバル販売契約を締結した事を公表した。
この契約は2018年後半のリリースを視野に入れたものである。
さらに、翌月には同社がStarbreeze傘下のOverkill Softwareと共同で『PAYDAY 2: クライムウェーブ・エディション』の販売契約を締結した事を明らかにし、人気アクションタイトルの拡販にも注力している。
2015年3月には、Starbreeze Studiosの発行済株式のうち2.67%を取得し、戦略的パートナーシップを資本面からも強化した。
2016年8月、イギリスのインディーゲームスタジオVariable Stateが開発した『Virginia(バージニア)』の販売を担当する事を発表。
これはFBI捜査官を主人公に据えたサスペンス形式のアドベンチャーゲームであり、独自の映像表現とナラティブ構造が特徴となっている。
2016年1月、505 Gamesはこれまでの他社製ゲームの流通・販売を主軸とするビジネスモデルから、自社所有のIP開発を重視する方向に戦略転換する事を表明した。
この発表は同社が独立系パブリッシャーとして、よりクリエイティブ主導型の成長を志向する姿勢を示すものであった。
同年10月には、日本の著名ゲームクリエイター五十嵐孝司が代表を務めるArtPlay社と連携し、ゴシックホラー風アクションゲーム『Bloodstained: Ritual of the Night』の開発支援および販売業務に参画する事を発表した。
2018年6月11日、米ロサンゼルスで開催されたE3におけるソニーのプレスカンファレンスにおいて、505 Gamesはフィンランドの著名ゲームスタジオRemedy Entertainmentとの提携を発表。
新規タイトル『Control』のグローバル販売を担うことが明らかにされた。
『Control』は、超自然的現象と政府機関をテーマにしたサイコスリラー系アクションアドベンチャーであり、批評家・ユーザー双方から高い評価を受けるに至った。

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