日本 Tier7駆逐艦 暁

諸元
主砲解説
前級から連装砲が1基増設され3基6門となり、単純に考えれば火力が1.5倍強化された。しかしながら装填速度、威力は据え置きなので、砲戦を仕掛ける時は相手を選ぶ必要がある。
また、前級と比べ射程が短くなっているため、射程距離=必中距離である。姿を晒して砲撃戦を行うと手痛いダメージを受ける危険性が高いため注意したい。
抗堪性
後期船体のHP13,100は同格の他国艦と比較すると少ない方である。艦長スキル「抗堪専門家」を取得して生存性を底上げするのは必須だろう。
機動性
38ノットと快速ではあるが、優速艦が増えた昨今の情勢下では油断出来ない。舵が重いため操艦は丁寧に行う必要がある。
隠蔽性
本艦の泣き所。
日本駆逐艦の中では最悪レベルであり、最良隠蔽でも6.4kmまでしか縮まらない。マッチ帯駆逐艦の約7割において相互発見もしくは先手を取られるというと隠蔽の悪さが伝わるだろうか。特にTier8やTier9の駆逐艦相手だと厳しい戦いを強いられる。
ある程度の方位を示してくれる艦長スキル「無線方向探知(RPF)」は非常に有効、というかないとかなり苦労する。
ミニマップなどから地形、対面駆逐の能力、艦数、失探位置、隠蔽差、敵レーダー艦の所在、敵/味方支援艦隊の陣容などを短時間で読み解き、もっとも理想的な会敵姿勢をどこで取るべきか、艦長の判断能力が求められる。
場合によっては単独行動するよりも他の駆逐艦と共同で対処した方が良いだろう。すぐに引き撃ち体制に入れる後進移動での会敵・CAPなど、もし未習得ならここで覚えた方が良い。
対空解説
射程が長く、うっかり発砲して被発見状態になってしまうので基本的にはPボタンで対空砲オフにするのがよい。
なお、威力もそこまで強くないので、敵艦載機に粘着されたら素直に味方艦の防空圏まで退却しよう。
対潜解説
投射数は8に増加。左舷⇒右舷⇒後方⇒後方を2セット繰り返す。機動性はあるほうなので、前級よりも彼我の距離を詰めやすいのは利点。
砲塔旋回は悲惨なので、ミリ残しした場合に隙を作ってしまいがち。
消耗品解説
総評
127mmの連装砲3基、610mm魚雷発射管3連装3基などTier7にしては重武装を誇り、主砲と魚雷の両方で戦える攻撃的な性能に仕上がっている。
前級の吹雪では水中聴音を持つ独英駆逐艦相手には魚雷攻撃が通じず、主砲が2基4門しかないため砲戦で押し返す火力がなく苦渋を味わう場面が多々あった。しかし、本艦では主砲火力が強化された事で、前級以上に強気に戦う事が出来る。
ただし、単純な撃ち合い(消耗戦)をするだけでは砲火力、HP、隠蔽の問題から勝ちを拾うのは難しい。対駆逐戦闘で勝つために、引き撃ちや煙幕を如何に利用していくかが重要になってくる。高い主砲火力と魚雷が生きるのは隠蔽負けする対面駆逐を排除してからであり、本艦は如何に終盤まで生き残り存在感を出すか他の艦艇以上に重要になる。
やや玄人向けの艦ではあるが、隠蔽の差はあるものの陽炎以降の島風ツリーにも生きる様々な操艦スキルを必要とし、また身につけることのできる本艦は是非とも乗りこなしてもらいたい。
史実・小ネタ
特型駆逐艦III型、いわゆる暁型駆逐艦である。某ゲームの影響で第6駆逐隊の4隻のグループと言えば通じやすいかもしれない*1。前Tierの吹雪では主砲が減らされていたため、こちらが本来の特型駆逐艦の重武装である。
コメント欄
- 暁モジュールに射程延長とるか疑問なんだよな 俺は9.4でやってるわ -- 2025-03-05 (水) 17:58:49
- 暁の水平線に勝利を刻め って懐かしいな あの動画で駆逐のイロハを学んだ。 -- 2025-03-05 (水) 18:05:32