疾風

主砲

主砲解説

日駆最強の砲を搭載している。
日駆でお馴染みの12.7cm連装砲だが、本艦の搭載している砲は従来のものとは違った強化版である。砲弾諸元こそ変化なしだが、砲塔旋回速度と再装填時間が劇的に向上しており日駆としては砲戦能力が非常に高い。まさに日駆12.7cm連装砲の完成形である。しかし砲自体のDPSは高いものの、砲弾道は比較的平凡になりつつあるため以前より弾道差は生かしにくい。
砲装填は島風を明確に超え、Hallandとほぼ同等であり、GearingやDaringに追従できる程度となった。しかし火力がインフレしているTier10ではなお中堅あたりである。
秋月ルートを除いた日駆と比較してかなり強力な主砲を載せた本艦であるが、修理班が無く、機動性も悪いため砲を積極的に使う場面は限られる。しかしDPSの高さや日駆特有の引き撃ちの強さにより、砲撃能力が格上の駆逐にも痛打を与えられる仕上がりになっている。

魚雷

魚雷解説

島風より1基減った、2基10門の魚雷を搭載している。
装填時間は素で153秒と難があるが、魚雷の射程は12kmと長いため米英巡洋艦のレーダー射程外から雷撃が可能なのは喜ばしい。威力も23,000以上と高威力であり、Tier10の大型艦相手でも十分致命傷を与えられる数値である。
魚雷装填ブースター(TRB)によって疑似的な20門斉射を無理なく行えるようになり、瞬間的に島風を超えられるようになった。また魚雷を流したいタイミングに装填中であっても、TRBを使えば強制装填できる点も島風には無い大きな利点である。しかしリキャストに240秒かかるので使用タイミングは要注意。
豆知識として魚雷特化にした場合の装填時間は117秒となり、約2回装填でTRBのリキャストとほぼ重なるため、効率的に使用しやすくなる。尤も、主砲に振るか魚雷に振るかは人次第であろう。

船体

抗堪性
HPは島風より15%程多いが、Tier10駆逐としては標準的で特筆することはない。修理班を持たないため艦長スキルでHPの増強は必須だろう。

機動性
Tier10駆逐としては速度、転舵時間ともに平均的かやや下。旋回半径がKhabarovskよりマシな程度と大きい部類に入るため、魚雷事故の不安がつきまとうほか、砲戦時の被弾もかさみやすい。近距離戦闘よりも8～10km前後の中距離が適している。

隠蔽性
島風より大きく悪化しており、最良隠蔽は6.1kmでZ-52と同値。昨今では隠蔽値が悪い砲特化の駆逐が増えたため隠蔽自体は悪い部類ではないが、隠蔽差を生かした先制砲撃はやりにくい。またDaringやHallandなど砲火力上で僅差な相手に先行発見される点は留意すべきである。更に煙幕内発砲時の隠蔽距離が2.9kmあり、これは春雲よりも悪いため頭に入れておく必要がある。航空被発見距離はZ-52より悪く、Grozovoiに僅差で勝る程度、同格内では中程度と言ったところ。

対空

対空解説

ぱっとしない。
短、中、長距離それぞれの対空兵装を搭載しており数値的にはTier10駆逐として平均以上なため、戦闘機程度は排除可能であるが、この程度ではTier10空母の艦載機から自衛することはできない。単体で自衛出来る火力ではないが、艦隊行動をしている際は十分な対空支援が可能という認識でいよう。言うまでも無いが対空オンオフは必須。

対潜

対潜解説

消耗品

消耗品解説

魚雷装填ブースター(TRB)が独立しており、煙幕と両立することが可能となっている。