華山学校図書

Last-modified: 2006-04-17 (月) 11:30:35

華山国にある各学校で読める本。

劉大佑

劉大佑は、華山建国を行った人物であり、初代国王です。
ラン国で魔法の力が見つかる以前から独自の術を使っていたと言われ、
術の種類は多岐にわたり、攻撃以外の術も使っていたと言われています。
元々大佑は、バース連邦東方の都市「恵明」の山奥で弟子達と共に自らの術の研究の日々を送っていましたが、
連邦内の覇権争いが激化した為、新たな研究の地を求めて弟子達と共にラン国にやってきました。
ラン国でも大佑は歓迎され、研究中である魔法の研究に協力する事に異存はなかったのですが、
気候や文化の違い、そしてある目的の為にさらに大陸の東方へと移住する決断をしました。
そして、弟子達や希望者と共に、太陽河を東へと渡っていったのです。
建国場所は、自らの術で最適な土地を決定していたので、到着後すぐに開発を始めました。
さらに東に渡った者も居る為、開発人数は多くはなかったのですが、
大佑は自らの術全てを駆使して華山国を作り上げました。
ある時は、山のように身体を大きくして巨大な岩を運び、
またある時は、巨大な鳥に姿を変えて途方も無い量の材料を運び、
またある時は、巨大な獣に姿を変えて山を崩したと言われています。
晩年は、後進に後を任せ誰も立ち入る事の出来ない場所に身を寄せました。
しかし、現在も大佑に似た人を見かける人が多く、不老不死になったのでは無いかと言われてますが、
今日も大佑の死は謎のままであり、公式資料にも大佑の没年は記されていません。

渡る民、残る民

華山建国は、ラン国が建国して約一世紀程が経過した頃に、
バース連邦東方の都市からやって来た人々で行われました。
中心となったのは、後の初代国王「劉大佑」(ラウ・ターヨウ)です。
東方から来た人々と希望者は、大佑の言葉により東を目指しました。
後に「太陽河」と名づけられるゼーン大陸中央を流れる河から東側に移動し、現在の場所に辿り着いたのです。
そこは人々が以前生活していた所に良く似た場所で、
人々は大変喜びましたが、火山が近いという不安がありました。
怯える人々に大佑は、火山は今後噴火する事は無いだろうという事、
そしていつかこの地が華山国の救いになるだろうと告げました。
人々は安心してこの地で建国する事に決めたのですが、
少数の人間がさらに海を渡った所にある列島を目指したいという希望を告げました。
大佑は、海を渡る事を決めた一団に、銀で作られた小さな鳥の像を渡し、次のように言いました。
「あなた達の行く先に、本当の危機が訪れた時、この鳥を私達の国の方向に向かって大きく飛ばしなさい」
一団は、大佑の心遣いに感謝して、この地を発ちました。
この一団が後に鴇羽国を建国した人々と言われています。

龍鐘峰と7つの秘武器

華山建国に協力した「龍鐘峰」(ロン・シャンホウ)は、その力を元に武術組織「武功門」を設立した人物です。
武術の達人でもあり、優秀な指導者でもある鐘峰の指導の下、門下生たちは日々逞しくなっていきました。

 

しかし、建国から15年程経過した頃、人知れず鐘峰の元に現れた国王の劉大佑は、
恐ろしく不吉な予言を鐘峰に打ち明けたのです。
それは、遠い未来、残忍で強大な力を持つ敵が現れ、人々は全て死に絶えるかもしれないという衝撃的な物でした。
しかも、その敵の力は人の力ではどうにもならないかもしれないと。

 

驚く鐘峰に、劉大佑は失われた文明の技術を使ったという7つの秘武器の製法を鐘峰に伝えました。
それから数十年後、歳月は掛かりましたが、鐘峰自身が秘密裏に製作した7つの秘武器が完成しました。

 

鐘峰は、この武器を持つにはその実力を確認する事が必要だと考えたので、
大陸各地の資格を持つ者に、武器の製法と秘武器を渡しました。
現在も7つの秘武器は、この広い大陸のどこかに存在すると言われています。