オキシドール

データ

本来医薬品関係で殺菌消毒に使われる薬剤。
常温では無色の水よりわずかに粘度の高い弱酸性の液体で高濃度の場合強い腐食性を示す。
不安定な液体で酸素を放出してただの水になる（Ｈ2Ｏ2>>Ｈ2Ｏ＋Ｏ2）ため反応が進めば
後に残るのは無害な酸素と水だけとなる。
ただし、過酸化水素水状態の場合、若干生物に対して毒性を持っているため
高濃度にしすぎると生物に悪影響が出始める、濃度には注意したい。

原生動物・グラム陽性菌・グラム陰性菌・真菌・ウイルスに有効で
藍藻以外にも白点病、カラムナリス病、水カビ病など病気に対する治療薬としても使える。
原始生物に近く保護膜がないような生物に効果があり、細胞自体を攻撃する。

藍藻駆除に使う場合･･･60cm級水槽で説明すると･･･
1日目：3ml（水量10リットルあたり0.5ml）
2日目 : 6ml（1日目の2倍）
3日目：9ml（1日目の3倍）
4日目：12ml（1日目の4倍）
5日目以降：12ml（1日目の4倍）
と言う感じに徐々に濃度を上げていきます。
薬が効いてくると藍藻の色が薄くなって明らかに弱々しくなるのが分かります。
この死滅した藍藻を掃除するために貝やエビ部隊も同時に入れておきましょう。
使用される時は、なるべく薄めずに原液のまま100円ショップなどに売っている
注射器（化粧品移し替えの物）を使うと便利です。
薬品の特性上、水に薄めたり容器の蓋を開けたまま常温放置などすると
成分分解が進み、効果がなくなる恐れがあります。

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