なんじゃこりゃっ!
と、誰しも一度は、思った事があると思います。
特に初めて熱帯魚や金魚などを育てる方などは、なおさらいきなり
魚が大量死したり水の色が真っ白になったりするとびっくりしてしまうと思います。
そこで先人達の経験を元に今どういう状況なのか、どう対処すればいいかなどの
トラブルリファレンスを掲示している場所です。
落ち着いて現状を把握した上で対処しましょう。
備品トラブル
水槽
ガラス水槽とアクリル水槽ってどう違うんですか?''
ガラス水槽、一般的で既製品向け。硬くて傷がつきにくく割れやすい。
アクリる水槽、数少ない。オーダーメイド製品向け。傷つきやすい。超大型水槽向け。
- 水槽のサイズは、どれが良いですか?
- 虫かごでも大丈夫ですか?
大丈夫です、虫かごが理由で魚が死んだ・・・などは、聞いた事が無いです。
多少いくつかの備品の設置時に工夫が必要になってきますが
少々ひ弱なアクリル水槽として考えていけば大丈夫です。
フィルタ
- フィルタって必要ですか?
熱帯魚、あるいは魚を飼育してるのであれば基本的にフィルターは必要です。
60cm以上の水槽であれば、上部式フィルターかOF(オーバーフロー)か外部式です。
60cmより小さいのであれば、外掛け式や投げ込み式、底面式です。
ある程度慣れてくると魚種と数、環境次第ではフィルター無しでも育成できますが
5年選手でも大概難しい事なので大半の人は失敗するのでオススメできません。
もしくは毎日忘れる事無く水槽の水を半分貯め置きした水と交換するという荒行を
行うのであれば大丈夫かもしれませんがストレスで生態が死ぬ恐れと水道代が馬鹿になりません。
とりあえず水槽には99.99%フィルターは必要です。 - 水が出てこないのですが?
- 水の出量が多すぎるのですが?
水量調節レバーがある物は捻って調整しましょう。
外部式でパイプから出る水の勢いが強すぎる場合は、穴の径を大きくする事で緩やかに出来ます。
最終手段は、ポンプの出力をもうワンランク下の物に買い換える…となります。
- 活性炭って入れたほうがいいの?
入れた方がいいのか入れない方がいいのかで言えば入れた方がいいです。
活性炭とは、何かを焼いて炭にした物で顕微鏡で見ないとわからないような
細かな穴が多量にあるもので、その穴にバクテリアでも分解しきれなかった
微粒子を吸着する物です。
特別に調整した物を除き基本的には、色素、薬品、油質、臭素などを吸着します。
主な使い方として流木から流出した色素の除去やバクテリア自体が出す
色素の除去、メイン水槽の薬漬け処理後の残量薬品除去などがあげられます。
活性炭には、寿命があります。
正確には、活性炭の穴に物質が限界にまで詰まり吸着できなくなった状態の事を寿命と言います。
物量と水質状態にもよるのですが平均1週間~1ヶ月で寿命を迎えるとされます。
よく寿命を迎えると吸着した汚れが今度は、流出し始めて水質悪化の原因となると
聞きますが寿命を迎えた活性炭を水槽内で激しく振ったり擦ったりしない限りは、
流出する物質など月一度の換水で綺麗さっぱり流れてしまうほど極微量だとされています。
また、再利用できないのかとよく耳にしますが効果が半減以下になってもよければ
よく水で洗い、オーブントースターなどで数十分加熱すれば多少機能が復活します。
ただ、それだけしても半分以下の効果になる事を考えると買い換えた方が効率がいいと思います。
炭なので燃やせる事から廃棄処分時は、燃やすゴミとして分別できます。
使用時には、最初に水洗いをしないと粉末状の炭が水に浮遊し水槽内部が
真っ黒になりますのでご注意ください。
- 活性炭ってキャンプ用の炭などで代用できない?
出来なくも無いですが効果が低いのとキャンプ用炭の中には、
出来の悪い中途半端な燃焼を行った結果タールなどの有毒物質が残っている
水の中に入れるには、危険な物が存在します。
またわざとそういった物を入れて燃やしやすくした物もあるのでオススメできません。
炊飯器等に入れる食事用備長炭等は、ちゃんとそれらを取り除いてあるので
代用できますがやはり吸着効果が低いと考えてください。
エアポンプ
- エアポンプって必要ですか?
環境次第では絶対必要というわけではないですが出来れば入れておきたい物です。
水槽立ち上げ時から安定期に入るまでの問題発生率、その後の問題発生率共にエアポンプを
導入してるとしてないで筆者の経験では大きな差が生まれています。
魚の酸素供給から水質浄化細菌の活性化、水を動かす事による腐敗防止、極微力ながらの冷却作用
などがあり、縁の下の力持ちといった効果を発揮します。
- エアポンプから大量の水が漏れてるのですが?
- そりゃーおめぇさん、エアポンプが止まっちまって水がポンプに流入しちまったんじゃねえのかい?そいつぁ逆止弁ってものをエアチューブの間にかましてねえからよ!悪いことはいわねぇ、逆止弁なんざ500円だしゃあおつりがくる安もんでエアポンプの故障を防げるんだからよう。おとなしく買ってくるっつーもんが粋ってもんだぜ..
ヒーター
- ヒーターって必要ですか?
- 温度がぜんぜん上昇しないのですが?
・大きな水槽に小さなヒーターを取り付けていませんか?
ヒーターにはワット数という物が表示されており水量にあわせた物を買う必要があります。
たとえば本来のサイズの半分の物を取り付けた場合、ヒーターが水を温める速度よりも
水槽自体の表面から逃げる熱量の方が上回りぜんぜん温まらないなどと言った事になります。
しかもこの場合ヒーターは基本的にリミッターがつけられており、一定温度以上になると
自動で電源を切るのですがいつまでたっても設定温度にならないためフルパワーで活動し続けます。
結果、電気代に響くわけですね…
高出力になれば電気代も高いのでは?と思われるかもしれませんが意外や意外に逆でして、
瞬間消費電力で言えば高いですが熱変換効率が高いためにすぐに水を温めることができます。
そのため早い時間で設定温度に達するためリミッター機能で自動停止をすることになり、結果
電源停止時間の方が長い…と言うようになります。
この事から必要ワット数以下はダメですが以上であれば水がにだってしまうわけではないので
後々水槽のサイズを上げる事などを考えて大き目の物を買う人が多いようです。
・寒い地方に住んでいませんか?
極端な例を挙げると北海道と沖縄では冬の室温が桁違いです。
基本的にヒーターに書かれているワット数は東京都など本州の中央付近の平均気温を基準として
書かれていますのでもしそういった場所からさらに北の方にお住みの方の場合は、1~2ランク
上のヒーターを買う必要があるでしょう。
・ヒーターが壊れていませんか?
単なる寿命や初期不良、空焚きなど理由は色々と考えられます。
買い替え時なので新しいヒーターを購入してください。
ちなみに空焚きですが水がない状態で電源を入れると数分後には、ヒーター事態が
数百度と言う高温になります、原理的にハンダと同じですね。
そのままほっとくと内部の線が焼ききれるor火事の元なので水を入れてからコンセントにさしてください。
- ヒーターに砂が引っ付いているのですが?
土の中にいれて電源を入れていませんでしたか?
ヒーターは、原理的にハンダと同じ機構です、ゆえに白いセラミック付近は、かなりの
高温となり100度近くで融解し始めるものがあるとそのセラミックにへばりつきます。
マイナスドライバーなどで削っても取れそうにない場合セラミック自体が傷つく恐れがあるため
破損したと見なして新しい物に買い換えてください。
今度からは、土からある程度離して設置しましょう。
置物
- 置物が浮いてきてしまうのですが?
木材では、ありませんか?
大体の人工物+石は、水より比重が重たいため沈みます。
ただし木材は、木材内部に空気を溜め込んでおり内部まで水が浸透しないと
ぷかぷかういてしまう物があります、一日ほど水に無理やり鎮めてみて様子を見てください。
それでも浮き上がってしまう場合は、見えない部分にステンレスのボルトを打ち込んで
無理やり重量を上げて沈ませる方法や、アクリルの板などを下にステンレスボルトで固定して
砂地に埋めて見えなくした上で固定すると言った方法もあるようです。
世の中には中身をくりぬいてセメントで重量アップまでするツワモノもいるので
色々と考えてやって見ましょう。
その他
- 背景や底砂ってどんな色or模様がいいですか?
人それぞれで正直な話どんな色or模様でも買主が満足さえすれば大丈夫です。
この色を背景にすると魚が死んでしまった!・・・などと言う話は、聞いた事がありません。
ただし魚の色や水草の本来の色を楽しみたいのであれば黒に近い色が良いとされています。
白に緑よりも黒に緑の方が水草がはっきりと見えて綺麗です。
また生物は、あたりの色などに合わせて体色を変える種が多いです。
例としてあげるとネオンテトラを真っ白の背景で飼うと徐々にグレーに近い体色になります。
そこで黒や青と言った背景にすると赤、白、青の綺麗な本来の体色になります。
設置物を楽しみたいのか生き物を楽しみたいのかで使い分けるといいです。
水トラブル
水が白く濁ってるんですが?
- 水質が不安定となっている可能性があります。
最近水槽内を徹底的に掃除 or 新規購入して水を入れませんでしたか?
その場合現在その水槽内では、水の内容物の取り合いなどでバクテリア同士の
熾烈な格付け戦争が行われている状態で通称『白濁り』と言われています。
彼らとは、末永いお付き合いとなりますので水を捨てずに見守りましょう。
またこの時に魚を入れては、いけません。
上記の説明どうり現在水が物凄く不安定なのでその中に魚を入れるという事は、
一種のアレルゲンだらけの部屋にアレルギー持ちの人を突っ込むのと同じような物です。
3日~一週間ほどで安定化して透明になりますのでそのまま水槽設備を稼動させた状態で
放置してください。
透明になってから(安定化してから)魚を投入しましょう。
- 微粒子が舞っている可能性があります。
砂を入れ替えたり、新規の砂を投入しませんでしたか?
よく洗わずに新規の砂を入れると微細な砂が水の中を舞ってしまい白く濁ります。
数時間放置すれば綺麗な水になりますが念のためにちゃんと砂を洗いましょう。
最悪の場合、魚の体内に入って魚が死んだり水槽設備の内部に進入し故障の原因となります。
- 何かが腐敗している可能性があります。
水が黄色く濁ってるんですが?
- 灰汁が染み出している可能性があります。
木材を入れませんでしたか?または、「ピートエキス」などを入れませんでしたか?
木材内部にある色素が抜けて水に溶け出している可能性があります。
あまりにも溶け出しすぎると色素自体が有毒性を持ち始める可能性があるので
水槽内部の水を半分ほど入れ替える、を一週間ほど繰り返して水の換装をしましょう。
まだ魚を入れてない場合は、全部入れ替えてしまってもかまいません。
また、木材などを新規で水槽内に入れる場合は、数時間ほど大きなお鍋等で
煮込むとほぼ余分な色素を抜くことができ、害虫の卵の死滅にもつながり一石二鳥です。
今度から入れる時は、そういった下準備をしてから入れるようにしましょう。
また、対処後の処置ですが活性炭を入れる事で色素分を吸着しクリアな水を
ある程度長持ちさせる事も出来ます。
ピートエキスを入れた場合は、タンニンの色でそういう色にする物ですので安心してください。
気になるようであれば活性炭を入れてタンニンを除去するなどの対策がありますが
ピートエキスを除去する・・・と同意義に近いので効果が弱まるのを覚悟してください。
他には、照明の色温度を高めの物(10000K以上)にする事で薄めの色であれば
ほぼ無色透明の水で4500Kのライトをつけているのと同じぐらいには出来ます。
- 何かが腐敗している可能性があります。
水が緑色に濁ってるんですが?
- 水草の色素が抜けている可能性があります。
pHが極端に傾いていませんか?
理科の実験などで試した方もおられると思いますが高濃度のアルカリ水溶液に
植物を入れると色素が抜けて真っ白or骨組みだけの植物になります。
貴方の水槽でその状態になっている可能性があります。
もしこの場合だとかなり危険な状態なので応急処置で2/1の水替えを
一週間連続で行ってください。
また、そこまで傾く何かの原因がありますのでその原因究明も必要です。
塩素抜きをせずに雨季の時期珊瑚の砂が入っている水槽に水を入れたとか
ソイル入りの水槽に塩素抜きを大量に入れて数ヶ月掃除してないなど
可能性のある物は、対処していきましょう。
- 藻が大量発生している可能性があります。
水に溶けやすい藻が大量発生している可能性があります。
下記にあるコケ対策を見て対処しましょう。
- 何かが腐敗している可能性があります。
水がオレンジ色に濁ってるんですが?
- 何かが腐敗している可能性があります。
水から悪臭がするのですが?
- 何かが腐敗している可能性があります。
- 藻が発生している可能性があります。
緑のヘドロのような藻や水そのものが緑色になっていませんか?
生物トラブル
巻貝(スネイル)がいるのですが?
- 最近水草or床土を新規投入しませんでしたか?
スネールを自分で入れたなどを除き勝手に繁殖し始めた場合、だいたい・・・
80%=水草に卵の状態で付着しておりろくに洗わずに水槽に入れた。
15%=土に卵の状態で混ざっておりろくに洗わずに水槽に入れた。
5%=その他の理由で水槽に混入した。
と、言われております。
特に魚たちに害を出すわけでもなく苔を食べてくれるので便利な生き物なのですが
少々見た目が悪く繁殖力旺盛であり・・・小型のカタツムリが大量に湧き始めると
どれだけ綺麗な魚と水草とライトを設置しても気味の悪い物と成り果てます。
1~10匹程度からあまり数が増えてそうになければ放置で言いと思いますが
やたら増え始めて気持ち悪くなった場合は、以下の対処が良いとされています。
- ピンセットやお箸で各個撃破する。
確実でもっとも労働力の要る駆除法、おそらく全滅させる事は不可能。
全滅させるほどじゃなく数を減らしたい・・・程度ならこっちがオススメ。 - 水槽の大掃除+二酸化炭素を大量付加させて酸欠で死滅させる。
魚を一時的に隔離し水槽内部を徹底的に洗浄、水草に関しては、一日掛けで二酸化炭素を大量に
付加させた水入りバケツに放り込み酸欠で死滅させる。
ケーキ屋からドライアイスを貰って来て放り込むと言う手もあるとか…
間違っても魚が入っている状態でやらないように、物の数分で魚が酸欠になります。
また密閉した部屋でやると貴方が酸欠になる恐れがあるため外でやるか窓を全快でやりましょう。 - 水槽に銅を入れる。
銅イオンと言う虫系に属する物にとって猛毒を散布すると言うもの。
別に銅なら何でもよく十円玉数枚を水槽にぽっちゃんするだけでもよい。
スネール含む雑菌まで死滅させる効果がある、ただしエビも一応虫の類である為に
ヌマエビなどがいる環境では、オススメできない。
苔(カビ?)、藻が大量発生するのですが?
- 日光の当たる場所に水槽を配置していませんか?
- 必要以上のライトを設置していませんか?
- 水草用栄養剤を最近添付しませんでしたか?
園芸肥料の希釈比を間違えたなどはオバカとしか言えませんが意外や意外なことに
水草用肥料に書かれている適量もやや多い目として記載されている事が多いです。
・・・と言うのも、初心者の方は忠実に参考書などに書かれていることを守っているため
大丈夫なのですがアクアリストの大半を占める中級者になると危険なズボラをし始めるため
参考書の基準から外れた環境になってる人が多いのです。
また、ズボラ心から量を適当にしがちになり、やや多い目に入れたり・・・
薬品添加は、水質を一気に急変させる力があります、なので基本的には極少量とし、
記載されている量の半分ほどからはじめるのが鉄則とされています。
・・・もう入れちゃった人は、とりあえず半分ほど水替えして様子を診ましょう。
- 水槽の掃除や水替えをサボっていませんか?
生物濾過や水草の肥料吸収が間に合っていない水槽の場合、水替えを怠ると見る見るうちに
それらが水槽内にたまっていき、やがてコケだらけとなります。
こういった余計な物がたまった状態を改善する方法で水替えほど即効性と効果が目に見えて分かる
対処法はほかにないためとりあえず水関係で困ったことがあった時は水替えが基本です。
- 黒や緑のフサフサした物が生えています。
黒髭藻(ヒゲ状藻)、糸状藻、ハケ状藻、房状藻と呼ばれる物です。
肥料過多状態や水質がアルカリ性、水流が強い場所などに発生しやすく、水質が安定していようが
発生し、見た目も悪いことから2番目に嫌われているコケと言われています。
微量元素がたまってくると発生しやすいと言われており、水替えをサボっている、
硬度を上げる物を入れている、肥料で微量元素を多く含む物を入れたら増えたなど報告されています。
また、リンの濃度が高い場合も大量発生する事が確認されております。
肉眼では見えないですが成長すると胞子をばら撒きはじめるため勢力減退傾向にない水槽の場合
ちょっとでも発生を確認したらすぐに撤去しないと手がつけられなくなります。
また根を持っており、一度発生すると根元まで駆除するような処理を施さない限りすぐに再生します。
草体に爪のような形があり、微細なでこぼこに引っ掛かって成長するため水流の強い場所に
発生しやすいとされていますが水流事態が発生原因でないため弱くしても意味がない事が判明しています。
器具類に関しては、パイプユニッシュやお酢などに一日付け置きし、後日よく洗いましょう。
100℃近いお湯を掛けても死滅しますが器具が溶ける恐れがあるため注意してください。
水草などに関しては、お酢や木酸液(pH3付近な為手荒れに注意)を筆等で苔部分に直接塗り約10秒後に
水で洗い落として元に戻します。
戻した時に色が白色やオレンジに変色していればその部分は死滅した証拠なので
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどを入れておけば数日で食してくれます。
また、サイアミーズ・フライングフォックスの稚魚も食べてくれます。
但し、木酸液をスポイトでかけて弱らせないとあまり食べてくれません。
それと一ヶ月ほど水替えを毎日3/1ほど行ってください。
改善策として掃除と水替えの頻度を増やして微量元素を水槽から排除する。
すでに発生している場所は酢漬けにして死滅させた後エビに食してもらう。
胞子が溜まっているであろう濾過槽の徹底洗浄などの対策が必要です。
リンが原因の場合はリンを多く含む肥料を入れていないか確認+撤去。
一ヶ月ほど水替えを毎日3/1ほどしながら鉄釘を数本水槽に入れて化学反応でリンを沈殿させます。
ちなみに二価鉄はあまりリンと結びつかないため効果が薄いので注意です。
- 茶色い膜状の物が生えています。
[添付]
茶ゴケ、珪藻と呼ばれる物です。
栄養過多の状態に発生する事が多いようで、肥料分の窒素やリンを栄養源としているとされています。
特に水槽初期始動時に起こりやすいと言われております。
吸着力が弱いので強めの水流を当てたりスポンジで擦ったりなどして苔を落とし、
一ヶ月ほど水替えを毎日3/1ほど行ってください。
コレで改善されない場合は、水槽のリセットを行ってみてください。
コレで大体は、改善されます。
なお、イシマキガイやオトシン・クルス、オトシン・ネグロなどが好んで
よく食べますのでそれらを飼ってみると良いかもしれません。
また、基本的にコレが発生している環境は相当水質が不安定状態なので自然と水質が安定し始めると
自然消滅し始めます。
- 緑色の糸状の物が絡まって生えています。
[添付]
アオミドロと呼ばれている物です。
どこからか入ってきたアオミドロが光量が多い環境で途端に大量繁殖し始めます。
そのため注意して検疫をしていれば一切発生しない環境を作ることも可能です。
肥料分の窒素やリンを栄養源として成長するようです。
直接的な対策は、100℃近いお湯に浸す、お酢や木酸液、パイプユニッシュなどの塩素系水溶液に
どぶ漬けにするのが有効対策です。
下手に引きちぎると分岐増殖して手がつけられなくなります。
照明の点灯時間を減らしたり太陽光が入らないように工夫しましょう。
水草などに絡み付いてどうしようもなくなってしまった場合、思い切って捨てたほうが
いいかもしれません。
またエビ族の恰好の餌でもあります、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどを数十匹入れて
エサ抜きしてやると一週間で消えうせたりもします。
- 緑色のドロっとした悪臭を放つ物が生えています。
藍藻、のり状藻と呼ばれる、正確にはシアノバクテリアと言う細菌類の塊です。
どこからか入ってきた菌が栄養過多と光量過多により増殖すると言われています。
かなりの繁殖率を誇り、一度発生すると薬を使わないと根絶するのはかなり難しいと
言われています。
見た目も悪く、いたるところに増殖して悪臭を放つため一番もっとも嫌われている苔or藻です。
発生している水槽の特徴として肥料過多、水質が悪いなどが上げられています。
細菌類であるため消毒液や抗生物質で死滅させることが出来ます。
※範囲が10円玉程度であれば以下の方法で間に合う場合があります。
※生物に対してのダメージが比較的小さく済みます。
・スポイドやプロホースで一片残さず吸い出してしまう。
(使った物は廃棄するか熱湯消毒が好ましい)
・照明の電源を切り、水槽にダンボールや新聞紙を巻いて完全遮光する。
・アンチグリーン?orオキシドール10~20mlを注射器などで
発生していた場所に注射+表面噴きつけを行う。
・後日、同じ場所にアンチグリーン?orオキシドール10~20mlを注射+表面噴きつけを行う。
一週間ほど様子を見て再発してなければ囲いを取って照明を点ける。
その後さらに一週間再発がないか確認する。
※グリーンFゴールド顆粒?を使って除菌します。
※生物に対してのダメージが大きく濾過能力がほぼ初期状態まで戻ります。
ブラックモーリー?、ヤマトヌマエビ、イシマキガイを準備する。
・照明の電源を切り、水槽にダンボールや新聞紙を巻いて完全遮光する。
・水槽にグリーンFゴールド顆粒?を規定量水に混ぜて三日ほど様子を見る。
・減ってる気配がなければ100%水換えをして再度グリーンFゴールド顆粒?を規定量水に混ぜる。
以後三日毎に確認、減ってなければ水換えして薬を混ぜる…を繰り返す。
・コケが減り始めたら水換え頻度を一週間に延ばす。
・コケが消えても念の為にさらに一週間様子を見る。
・コケ消滅後一週間再発の様子がなければ薬の使用をやめて水換えをし、薬を抜いていく。
- 水が抹茶みたいな色になっています。
[添付]
アオコ、グリーンウォーター、浮遊性藻と呼ばれる物です。
栄養過多と光量過多により増殖すると言われています。
水槽内部の物全てを一度徹底的に洗浄し、フィルターマットなどは交換して一度水が透明になるまで
水替えをしてから水に木酸水溶液を加えて一週間ほどダンボールなどで水槽を囲んで一切光が入らない
ようにします、これで様子を見てみましょう。
コレを一ヶ月ほど繰り返せば改善される事があるかもしれません。
吸着ろ過物も効果があるとされております、活性炭やゼオライトなどを入れてみるのもいいでしょう。
- 緑や黒色の2~3mmの丸い物が生えています。
斑点状藻、スポット状藻と呼ばれる物です。
非常に頑固に定着する事が多く擦った程度では、取れない事が多いです。
挙句に擦ると菌がばらまかれて他の水草に移る可能性が高いためオススメできません。
光量が強すぎるとかなり早く増殖し始めます。
残念ですが一番効果的な方法としては、この藻が発生している部分を切除、廃棄処分します。
この時、あまりにも多方面に広がっているようであればすべて廃棄処分した方が良いです。
そして切除した後は、水を2/1ほど交換して一ヶ月ほど様子を見てください。
ちなみに水質が安定いても発生するのでこの藻が発見された場合水質が安定しているとも言えます。
- 上記方法を試したが何度も再発生する場合
魚を木酸水溶液を入れた水槽に一時避難させてから
木材、水草、フィルターマット、エアポンプチューブ、ストーンなど処分できる物は、全て処分し、
フィルタ本体、水槽など丈夫な物をパイプユニッシュなどの塩素系水溶液に一日どぶ漬けにします。
その後、よく水で洗い流し大きな鍋で水を煮込み約100度の熱湯で熱湯消毒します。
そして水とスポンジで洗い流し完全なリセット行ってから再セットしてみてください。
この状況下でまだ発生するようであれば貴方の育成環境に問題があります。
光量、水質、温度、エサの量、魚の数、水草、掃除の回数などもう一度全て
見直しをお勧めいたします。
魚のヒレやヒゲがなくなってしまったのですが?
- 水質が極度の酸性orアルカリ性になっていませんか? [#v3baf894]
魚が水面で口をパクパクしているのですが?
- 餌を与えませんでしたか?
- 餌をやる時に一定の動作をあなたがしていませんか?
- 酸欠になっていませんか?
急に魚が全滅してしまったのですが?
- 新規起動水槽にいきなり魚を入れ込みませんでしたか?
- 購入した魚をいきなり水槽に入れませんでしたか?
- 大量の水変えをしませんでしたか?
- 水質が極度の酸性orアルカリ性になっていませんか?
- 水温が魚の適温から大きく外れていませんか?
- 餌を与えていますか?
- 酸欠になっていませんか?
酸欠でも急死してしまう場合がございます。
と言ってもたとえば水道水の中にも酸素は含まれていますし何か動的アクション
(たとえば水面をバシャバシャしたりエアレーションしたり)すれば多少なりとも
酸素が水に溶け込みます。
それらがまったくない環境で大量の生物を飼っていると水に溶け込んでいる酸素残量
が底をついた時、大量死を招くこともあります。
また水草をやってる人で二酸化炭素を大量付加させていませんか?
これも同じようなものでCO2による酸欠を起こしている状態です。
どちらにせよ予兆が現れるので(写真のような水面付近に生物が集まりパクパクする)
発見したら即急にエアレーションしてください、下手すると発見して一日で全滅します。
水草がすぐに枯れる(腐る)のですが?
- 水上葉の状態じゃありませんでしたか?
- 光量は、足りていますか?
- 対応した水質となっていますか?
- 二酸化炭素の量は、足りていますか?
魚に白い点々がついてるのですが?
- 白点病ではありませんか?
魚につく白い点はおそらく白点病の病原体であるイクチオフチリウス?という菌が原因でしょう
発生したらすぐにその魚は隔離し、薬浴を行ってください。
また、白点病が発生したら、水槽の水を1/2~全部取り換えてください。水槽に病原体がいる可能性が高いです。放置し続けると、白点病にかかりにくい、あるいはかからない魚以外全てが感染し、ひどいときは全滅します。注意してください。
魚のお腹が大きく膨らんでいるのですが?
- 餌をあげ過ぎていませんか?
- 雄と雌を混浴させていませんか?
~の魚が他の魚から虐められているのですが?
- 肉食魚を入れていませんか?
- 気性の激しい魚を入れていませんか?
- 妊娠中の魚or産卵した魚がいませんか?
壁面、水草、底砂、置物に透明の小さな玉がいくつかついているのですが?
- 三日ほど様子を見てから…
- 色が変化してきました。
おめでとうございます、どの魚か知りませんが産卵したようです。
最初は、ほぼ無色透明ですが色がついたと言う事は、有性卵ですので数日で
赤ちゃんが生まれてくる可能性が大きくあります。
一部は、ほったらかしでも育ってくれる丈夫な赤ちゃんもいますが基本は、
人間の手で卵の状態の時に回収し別の水槽で丁寧に育てる必要があります。
生まれると物凄く小さなオタマジャクシのような物が生まれてくる事が多いです。
ヨーサックと呼ばれる栄養袋を持って生まれてくるためこのような姿なのです。
三日ほどは、この栄養袋のみで育ってくれるため餌は、要りません。
三日目あたりからお腹がしぼんでいるのが確認できると思いますので
赤ちゃん用の極小さな餌を与える必要があります。
そういった餌が売っているのですが各社万能餌を擂鉢で粉末状にした物を
与えた所食べたと言う報告もあります、そういったもので代用できるかもしれません。
体長が0,5~1cmあたりになり始めた頃から親の水槽に入れても大丈夫と思われます。 - 白色に変化して綿が付き始めました。
おめでとうございます…と言いたい所ですが無性卵のようです。
魚は、オスの精子が無くても産卵する事が出来ます、ただしそれらは、もちろん
無性卵で孵化する事がなく数日で腐敗し始めます。
栄養素の塊のため腐敗速度もかなり速く白くなり始めたらすぐに
回収しないともし有性卵がある場合、有性卵もろともカビが生える危険性があります。
一部の魚は、卵を食べる事もあるようですがあまり期待できません。
後になって大変なことになる前に残念ですが回収しましょう。
- 色が変化してきました。