データ
通称 | ミクロソリウム 和名:ミツデヘラシダ | |
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学名 | Microsorum pteropus | |
分布 | 東南アジア、日本 | |
体長 | 約10~30cm | |
光量 | 無~少 | |
CO2量 | 無~少 | |
水質 | ||
床材 | 砂、土、木、石 | |
水温 | 約~28度 | |
平均取引額 | 約350~1000円 |
- 日本では、準絶滅危惧種にリスト入りしているシダ植物。
基本的に東南アジアから回ってきている物が売りに出ているので他の植物と
比べて少々高い事が多い水草です。
なかなかに丈夫で性質的には、アヌビアス・ナナに似たような特徴をもちます。
特に光を必要とせずCO2なしでも成長し葉が硬いために食害に合う心配も少ないようです。
ただしそれらを添付した方が成長効率は、上がります。
環境に合わせて葉のサイズが10cm~30cmほどに変化するため変化を楽しめます。
成長が遅いため苔に注意しないとダメですが繁殖方法を二種持っておりうまい事育てれば
なかなかの群集に育て上げる事も可能です。
自然界では、どこかに活着して生育しているため基本的には、適当な流木や石に
木綿糸やテグスなどで括りつけておけば活着してくれます。
また底砂に植え付けても育つため自由度が高いです。
低温には、並みの水草程度の耐性を持ちますが高温には弱く、
特に28℃以上になり始めるとシダ植物特有のシダ病とよばれる
葉が薄い茶の透明色になり溶けてなくなってしまう強い伝染力を持つ病気に掛かります。
薄くなくただの茶色の場合は、ただ単に枯れているだけの場合もあります。
環境に応じて変化がある水草で栄養が高く光とCO2が多いと大きく長く育ちます。
水質が急変したり何かミクロソリウムが生きていけない常態化になると
葉の裏に子株をつけて子孫をなんとしてでも残そうとします。
普通に育ててても老朽で子株を出すので水質異常なのか歳なのか見極めるようにしましょう。
根っこがやたら黒くてもじゃもじゃした物が生えてきます。
買ってきた当初は、意外と全部刈り取ってしまっても生きていけますので
見た目が気になる人は、ハサミで切っても良いかもしれません。
活着させる人は、切ったほうが新しい根が生えやすいので切った方がいいでしょう。
- 繁殖力旺盛な水草です。
普通に育ててるとワサビのような部分が横に伸びていき新しい葉を伸ばします。
また葉自体の寿命が来ると葉に子株をつけてそれらから根が伸びてやがて葉が伸びていきます。
さらに葉っぱだけを切り離して底砂に突き刺しておいても根が生えてきます。
基本的には、葉と葉の間のワサビのような部分を切って個別に活着させて増やし、
葉に子株ができた場合は、葉の部分をハサミで切って括りつけたり葉丸ごと
括りつけたりして増やすのが良いでしょう。
- シダ病にかかっちゃったら・・・
このシダ病は、水温が28℃以上になると発病しやすいそうです。
また、水が汚かったり流れが無さすぎたりしても発病する恐れがあります。
伝染率が高いので下手にとなりのシダに擦りつけるとその葉もシダ病になります。
根元からシダ病にかかっている葉を切り離して静かに廃棄処分してください。
その後3/1水換えをして様子を見ましょう、早期発見が肝心です。