データ
[添付] [添付] | 通称 | リシア 和名:カズノゴケ |
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学名 | Riccia fluitan | |
分布 | 日本 | |
体長 | 約1cm | |
光量 | 多 | |
CO2量 | 中~多 | |
水質 | 酸性~弱アルカリ性 低硬度~中硬度 | |
床材 | 木、石、浮遊 | |
水温 | 約20~30℃ | |
平均取引額 | 約300円 |
- 気泡が美しい事で有名
元々浮草で根がなくほったらかしにすると浮かんできてしまいいつのまにか水面で増えている事がある。
苔であるが活着する事はなく、よくみるリシアの茂みなどは無理やり縛り付けて作っている。
浮草であるためかなりの高光量を必要としており舐めて掛かるとあっさりと溶けてしまう。
ただし環境さえ整えば見る見るうちに増えていき水槽内部の肥料分をガッポンガッポン吸い上げて
爆殖し始めるため肥料過多状態の立ち直しなどにも使われたりする。
新陳代謝が恐ろしく高い為、高濃度CO2下で高光量に晒すととても美しい光合成をしてくれる事は有名。
その光景はまさに『リシアの宝石』と言われるほどで一度は誰もが目指す水景であろう。
ただしその環境にする事は、環境さえ整えば意外と容易いが問題はその後である事を知ってる人は少ない。
高光量を必要とする事から光が当たらない部分から見る見る溶けていき、最終的に
縛り付けた部分一体が溶けてしまって固定部と分離後浮いてきてしまう事がある。
通称これを『ガッポン』と言い、水面にリシアは散らばるわ固定部はヘドロで汚いわで
後の処理が大変と経験者は語る。 - 沈下型リシア
リシアを低光量下で飼育していると沈下型リシアという物に突然変異を起こす事がある。
特徴として名前のように水に沈み、色もやや緑がキツく、細長くひょろひょろした草体となり
何よりも美しいとされる気泡をあんまりつけなくなるとされる。
置物の陰にずっと引っかかってその内徐々に繁殖していったり、ウィローモスと混ぜてネットに縛り
あげた事による光合成不足により変異する事が多いとされる。
あまり綺麗でもなく肝心な気泡もつけないとされ、細かい為水底を散らばるなど
収集がめんどくさいなどの理由からあまり飼育者達からは好まれていないようである。 - 変色
おそらく買ってきた当初は薄緑の綺麗な色をしているが水槽に入れると数日で白or黄色or赤茶or黒など
といった色へ変色する事が報告されている。
何が起こっているのかと言うと『枯れている』のである。
主にこの現象が報告される時は二つに分かれており
1、買ってきたリシアを入れたら変色した、数週間放置したら元に戻った。
2、今まで綺麗に育っていたが最近成長が止まった気がする、色も白くなってきた。
と言うパターンである。
1は、環境の急変による変異を示しており数週間で環境適応した葉を出して元に戻る。
この時にエビなどを入れておかないと枯れた葉っぱに藍藻等がつく事があるため注意したい。
2は、光量、肥料不足の可能性が非常に高い。
ライトの寿命や水槽内の肥料の枯渇が原因とされており窒素やリン酸などの追肥で元に戻るとされる。
ただし四大藻との戦いにもなる為ある程度の覚悟はしておいたほうが良いとされる。