レッド・ビーシュリンプ

Last-modified: 2010-03-17 (水) 20:12:00

データ

写真提供:Sufiasu
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通称レッドビーシュリンプ
学名Neocaridina sp.
分布人工養殖
体長(成体)約1~3cm
水温約15~27℃
水質pH5.0~8.0
KH1以上
平均取引額約200~10000円
  • 白と赤の縞々が綺麗なエビ
    レッド・ビーシュリンプは、ビーシュリンプの色彩変異を固定化させたもので
    赤白の横縞模様がある淡水エビである。
    愛知県在住の鈴木久康が突然変異で赤くなったエビを固定化したもの。
    つまり日本産である。
    綺麗な赤白模様や日の丸模様になったもの、色の濃さの違い等がありグレードが分かれている。
    また原種と比べ劣化遺伝子体であるため原種と比べ環境適応能力が優れているとは言えない。
    わかり易く言えばちょっとした事で死にやすいのである、そこで生命体としての生命力の強さを
    強めた目に見えない分野での強化などを行っている血筋も値段の上昇などに起因する。
    こう言った中には一匹10000円を上回る値段がつけられる物も存在し、店やオークションなどで
    高値で取引されている。
    なお、クリスタルレッドシュリンプと呼ぶ人もいるが正式には生物名ではなく
    商用登録名であるため注意したい。
     
    エビの中では、やや貧弱な所があり水質の変化に特に弱いとされる。
    水合わせの際は、温度合わせはもちろんの事、水質合わせも数時間かけてでもゆっくり行いたい。
    餌は、草食性が強めの雑食性でウィローモスの新芽や熱帯魚の残飯処理、苔掃除なども行う。
    無農薬限定だが茹でたホウレンソウ、コマツナ、ケールなども好物である。
    また草食性が強めである事から主成分が植物バクテリアであるスピルリナ錠剤やクロレラ錠剤も
    好物とされ、栄養価も高く色揚げに利用される事もある。
    体の白い部分は、カルシウムだと言われており外骨格も主成分がカルシウムでできている。
    ゆえにあまりにも硬度が低すぎると脱皮不良を起こして死ぬ場合があるため注意したい。
  • 高級品質
    ただの紅白の縞々と思うなかれ、その品質次第で金額に丸が一個増える事もある。
    俗に『グレード』と呼ばれ、紅白の濃さや模様などで決められる。
    階級は以下のようになっており最高品質であるトリプルSにもなると一匹2500円を突破する事も・・・
    最下級 A < S < SS < SSS 最上級
    模様としては『進入禁止』『日の丸』『赤脚』などがあり、その模様もグレードにかかわっている。
  • 育成のコツ
    • 水温
      25~26℃くらいがいいらしい。
      低温には耐性を持つが高温にはとても弱く28℃でも死亡する可能性あり。
    • 水質
      弱酸性を好む、アルカリは好きではないらしい。
      PH6.0ぐらいを目安にすると良いとされ、その意味からソイルがよいとされる。
      またKHが0の場合ミネラル不足で繁殖に支障をきたす事がある、最低でも1以上をキープしたい。
    • 底砂
      弱酸性を保つ事と水質安定化が早い事からソイルが良いとされる。
      ただし水質の項目を維持できるのであれば大磯砂などでも特に問題はない。

    • アナカリスウィローモスを入れておけば特に別途用意してやる必要はない。
      上記が丸ハゲにされてしまった場合や栄養価を高めたい場合は、赤虫系の餌や
      スピルリナ錠剤などをあげると良いとされる。
      よく言われるのが草食で体の色揚げを行い、肉食で繁殖を誘発させる・・・と言われている。

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