麦飯石

データ

• 魔法の様な石…かどうかは使ってみてからのお楽しみ
  『麦飯石』と書いて『ばくはんせき』と読む、『むぎめしいし』ではないため注意ｗ
  約２５０００種にも及ぶ多種のミネラル成分を微量にバランスよく含んでおり、
  ゼオライト?のような多孔質を持っているため吸着効果も有している石。
  見た色が「麦飯」に似ている事からこの名が付いているが見た目から
  分かるように火成岩の一種で墓石と呼ばれている石の親戚のような物である。
   
  アクアリウムに使われる遥か以前から薬やミネラルウォーターの種などに
  使われてきているため歴史は古く効果もその歴史が証明している…が、
  如何せんアクア業界では、過剰表現されている場合が多く注意が必要である。
  水を綺麗にする（ピカピカor透明にする）効果については多孔質の穴に
  汚れ成分や有害成分を吸着して捉えることによる効果であって、なくなった
  わけじゃなく活性炭?等と同じくいずれ吸着限界が来る事を覚えておこう。
  ミネラルの溶出については、ミネラルウォーターを作る機器の濾過槽に
  入っていたりするため効果については保証できる点はある。
  珊瑚砂?と言った激しくミネラルを溶出する物と比べると適度に
  溶出量を自己制御してくれる便利な一面を有しており、およそGHを5～8dあたり
  で安定させてくれる、またこのミネラル分の影響などもありPHがおよそ7.0～
  7.3といった中性の水質に近づけようとする効果などもある。
  ※水質変化を及ぼさない環境での効果でありソイルや珊瑚砂など激しく
  水質を変化させる物が同環境下にある場合はこの限りではない。
   
  使用に当たっての注意としてアクア商品の中には、麦飯石を微細な粒に粉砕して
  液体状に溶かした商品などが数多く売られている。
  石のままと比べて効果や即効性は上昇するが副作用として研磨剤のような
  性質を持ってしまうため濾過槽やパワーポンプなどのインペラの隙間に
  入り込み、軸受けなどを研磨して早期破損させる事があるという報告がよく
  メーカーの相談窓口に寄せられているらしい。
  メーカーの実験では最悪通常使用の平均寿命の10倍の速さでインペラ部分の
  パーツが磨耗して壊れる事もあったと報告されているほどである。
  液状麦飯石を使う場合は、こういった副作用が起こる可能性があると言う事を
  頭に入れてからの使用を心がけたい所である。

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