行き詰まったとき

訓練を始めて1ヶ月。
漸く行き詰まりらしい行き詰まりに当たりました。
直近のWN8は1100でストップし、24時間のWN8についても、どんなに活躍した、って思っても1300止まりとなりました。
このままのやり方では、1500とかは一生出せない。
ということで、再びBan先生に教えを乞うことになります。

その要因

(1)Ban氏の指摘
・トップ、ボトムの戦い方に問題あり。
・序盤の戦い方に問題あり。

Ban氏によれば、私の終盤の動きはできているとのこと。
上記の点を改善してはどうか、というアドバイスでした。

(2)何が問題か
確かに終盤は偶然性に頼る戦闘をしなくなりました。
確実に相手を潰す動きを、考えて、実際に動けるようになりました。
戦闘終盤は大抵、一対一の局所戦なので、その戦闘技術は並みレベルまで改善した、と思います。

ではなぜレーティングが伸び悩むのか。

「各車両に設定されているWN8exp以上の与ダメを出していないから」

毎回終盤まで生き残れていなくて、稼ぐことができていないのです。
生き残る「確率」は上がりました。
しかし序盤で死ぬ場合も、まだまだ多くあるのです。
結果的に、大戦果を上げても、次の試合ではさっぱり、というパターンが繰り返され、レーティングが伸び悩んでしまっているのです。
ちょうどボウリングで、ストライク取った後にガターするようなもんです。

こういうことが続くと、次の試合で取り返そうとするあまり、何も考えずに前へ突っ込んでしまって悪循環へ。後で反省して直すので、致命的にレーティングが下がることは無くなりましたが、これでは上がるはずはありませんよね。
また、稼ごうとして、序盤に見えた敵を追い回すという愚を犯します。
敵の全体的な種類と布陣を予測し、計画的に動かないのが大きな問題であり、

毎回確実に稼ぐために動きを改善せねばなりません。

問題の一つが序盤の動きであるのは、すでに述べた通りです。

何を言っているのかが分からない

(1)ぬーbの思考法
課題は分かりましたが、根本的には何も解決していません。
下手な人間の思考パターンはこうです。
「レーティングを上げるために、積極的に前へ出よう！」→「何か序盤で死ぬことが多くなったような…」
「じゃあ味方の後方でなるべく被弾しないように動こう！」→「なんか撃つ敵がどんどんいなくなるんですけど⁉」

上のようになるので、稼げないのは当然です(￣^￣)。
こういうぬーbの稼ぎ時は、自分がマッチングトップで、敵が超ぬーbで、豆鉄砲であるときだけ。

ボトム、抜けない敵達、うまい人がいっぱい…には、太刀打ちできないのです。

(2)何を言っているのかが分からない
だから、アドバイスを貰っても理解できていないのです。
・例えば敵に詰め寄られた時に…
「そこの起伏、稜線、茂み使って、撃って!」
→まず、どこに隠れるのかが分からない。次にどの敵を撃つのかが分からない。その後どうしたらいいのか分からない。そもそもなぜそうするのかが分からない。
・例えば敵から逃げる時に…
「(マップに示しながら)ここまで下がりましょう」
→その地点までの通り道/ルートが分からない。

アドバイスされたら聞きます。実行します。
でもなぜそう動くのかが分からないので、動きが中途半端になってしまいます。

「分かるんだけど、分からない」

ぬーbの正直な心持ちです。

なぜ分からないのか？

(1)マップを見ていない
・マップの何を見たらいいのか分からない
・戦闘中にマップを見ない(裏取り、不意打ちを許してしまう)

(2)どこへ移動すればいいのか分からない
・射線が通る、通される場所を知らない。
・撃たれても覚えていないし、忘れる
・定番、交戦、NGゾーンを知らない。

(3)撃たれても同じ場所に居続ける
→SPGやTDに撃たれる。

(4)座標を読むのが遅い
A3って言われても、すぐにはどこなのか分からない。
→反応速度が人より数秒遅い。

丁寧に動きましょう！

ではどうすれば良いのか。考えてみましょう。

(1)丁寧に動いてみる
ぬーbは、動きが粗っぽいです。
泥沼にはまったときは、「丁寧さ」を意識しましょう。
(よく考えて動く、ではなく、丁寧に、というのがミソです)

（2）丁寧に、とはどういうことか?
丁寧に、というのは、本来行わなければならない手順を省略しない、ということです。

具体的に考えてみましょう。

気づいたときには味方がおらず、敵に包囲されて昇天…
逃げ遅れて昇天…
突出しすぎて集中砲火されて昇天…
不用意に稜線から顔を出して集中砲火を受けて昇天…
芋っていたらSPGの弾が飛んできて昇天…
後方でいもいもしていたらいつの間にか裏取りしてきたLTにころころされて昇天…
全然見えない敵から集中砲火を受けて昇天…

①突出する
②孤立する
③不用意に身をさらす
④その場にとどまり続ける
⑤不意打ちを受ける

この五点を直しましょう。

改善への提案

(1)突出しない
開幕序盤、LTでもないのに先頭を切って適当に走るのはやめましょう。
目的地が決まっていればいいのですが、ぬーbはそんなことは考えません。
「ダメージを稼ぐために、より前に出よう！」
所詮ぬーbなので、開幕は様子見に徹しましょう。
中盤以降も、マップと相手の編成と、killログを絶えずチェックし、進行する場所が本当にクリアかどうか考えて動きましょう。

(2)孤立しない
突出する場合以外には、味方に取り残される場合があります。
なぜ取り残されるのか？
「あともうちょっとで敵を撃てる!」と言って粘ったり、「あと一発だけ、あと一発だけ‼」と言ったりして、目の前の敵に執着しすぎているからです。
こういうときは、マップなんて絶対に見ていないので、周囲の状況も分からないのです。
撃つ→引く→マップを見る、の手順を守りましょう。
裏を取りに来たLTに気づけたり、撤退を早くできたりします。
たとえあと一発で敵を撃破できそうであっても、挟撃を受けそうであれば、諦めて逃げちゃいましょう。

(3)不用意に身をさらさない
身をさらす場合はいろいろあると思いますが、例えば、「草原の真ん中で鎮座するHTがいる！しかも横から撃ち放題！撃てー！！！！」と自分も適当に停車して撃ち続ける場合。あるいは「崖の下に無防備なHT,TDがいる！撃てーー！！」と無理に身を乗り出して撃ち続ける場合、とか。

これの悪いところは、確かに敵も身を晒していますが、自分も身を晒し続けているということにあります。
あと敵に詰めもせず、中途半端に距離を取っているので、撃ち合いになるとMTは特に不利です。
撃つ→退くor詰める→マップを見る、の手順を省略してはいけません。
そのHTを敵が利用して、さらに奥に身を潜めているTDから一撃を食らうかもしれません。
履帯切り→焦る→SPGによる仕上げ、でチャンスが一転、撃破されてしまう憂き目に遭います。
適当に停車して撃ち続けるのは何も考えなくてもいいので楽ですが、そうであっても思考の省略は避けましょう。
詰めるのか、遮蔽物に隠れながら撃つのか、逃げるのか。
考えている間に、味方の方が美味しい思いをしていたとしても、最初はそれでいいじゃないですか。

(4)その場にとどまり続けない
③に加えて、「見つかった、第六感が反応した」のにじっとしている、「茂みに隠れて（ぬーｂは隠れられていないことが多い）撃ったのにまだじっとしている」ことが挙げられます。
撃つ→退く→マップを見る、という手順は絶対に省略してはいけません。
撃ったら退くを徹底しましょう。
正直ぬーｂにとっては動くのは面倒臭いものです。できれば固定砲台になって、見える敵を適当に撃ちたい。そんな間抜けな敵はいないと考えましょう。
じっとしているとSPGから手痛い一撃を食らいます。

(5)不意打ちを受けない
不意打ちを受けるのはマップを見ていないからなのですが、さらに④のようにじっとしている時によく受けます。
敵がいないかなぁ、と砲塔をキョロキョロさせる人がいますが、そうやって敵を探すのはやめたほうがいいです。よくTDが敵LTの一発を食らってから、慌てて動き出すのを見かけます。
マップだけ見る。最初はそれでいいと思います。
マップに敵反応があったらすぐ動けますから。

結論！

１．撃つ→退く→マップを見る、遮蔽物に隠れる、ログ等から敵位置を常に予測する、など思考を省略しない。

２．マップと相手編成とキルログは全て画面の右側に出ます。そうするとチャット欄は見てられません。極論を言ってしまえば、慣れるまでは右側だけ見ていいと思います。

３．マップ見ながら戦車を操作するのも、ひとつの手です。マップを確認して動くのが難しければ、マップだけ見て操作するくらいの意識を持ちましょう。

後日談

久しぶりにこの項目を見返してみました。
ばんさんも苦笑されたことでしょう（笑）
1500出せないとか、ありえないんですけどｗ
余裕でしょ。

でも割と、伸び悩んでいる人の気持ちが表れていて良いんじゃないかと思います。
何が足りないって、見えていない敵の予測・想像力が足りない。
あと自分自身がどう見えているかも想像できていない。

見えない敵への想像力。
ずっと試合が進行しても全然マップ上に表れない敵。
それTDとSPGやね。
マップを見つめていると、居場所が見えてくる。
見えてくるのは、過去の経験則によるところが大きい。
うんうん唸っても想像できなければ、経験値不足か、マップを眺めているだけで見ていないか、どちらか。
HTなどが見えてないなら、そいつは芋っている。
たぶんそいつのレーティンは低い。
孤立させれば、こちらの目で勝てる。終盤まで放っておけばいい。

自分自身がどう見えているか。
稜線越しに？
角度つけてる？
棒立ち？
キューポラ動かしてる？
視界切った？
茂み挟んだ？
15m離れた？

丁寧に、というのは、こういうことを考えることに繋がる。