Tiger II

Last-modified: 2021-01-25 (月) 11:57:32

解説

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  • 歴史
    TigerIIの開発はポルシェ社とヘンシェル社との争いになりました。
    主砲のKWK43 8.8cm砲はKwK36に比べてかなり重く長いものでした。これを装備したポルシェの砲塔は、VK.45.01Pを基にした美しく丸みを帯びた形状で、はじめは105mmか150mm砲を考えていたようでした。このVK.45.02Pも空冷ガソリンエンジンによる発電で電気モーター駆動というユニークなものだったが、これ必要な銅の供給が戦況によりおぼつかず、これだけでもポルシェには不利でした。
    結局採用されたのはヘンシェルの車両で、最初の50両のみポルシェ砲塔が装着されました。ところが、ポルシェの砲塔はスマートなデザインだが、生産性が悪く、砲塔前部と車体の間に被弾した場合にきわめて危険な形状で、ヘンシェルの直線的なデザインの砲塔が標準となってしまいました。
    エンジンはのちに694馬力にパワーアップされましたが、それでも出力重量比は貧弱でした。その欠点にも関わらず、TigerIIはWW2最高の攻撃・防御力を持つ重戦車として評価は高いのです。

WoTのTigerII

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これがヘンシェル車体+ポルシェ砲塔のTigerII。
50両のみの生産。
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これがヘンシェル砲塔を載せたTigerII。これが量産型。
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WoTではおなじみ最終形態。
主砲の10.5cmKw.K.L/68を搭載。史実には無いもの。
1944年11月にクルップ社が作成した「既存戦車の再武装」というタイトルのフォリオの中に示されている実在した強化案である。ただし、これはティーガーIIに10.5cm砲を芋付けし、既存のティーガーIIとのサイズ面での比較が示されているだけの、設計とも言えない簡単でラフな図案のみである。

使い勝手などについてのコメント

  • 車体正面装甲(上部)は、220㎜。同格HTのAP弾を防ぐことはできない。昼飯の角度を厳密にとることで、240㎜厚にし、AP弾を弾くことができる。APCRには対応できない。つまり、敵のTigerIIが車体下部を隠して撃ち合いを挑んでくるなら、キューポラか上部装甲をAPCRで打ち抜けばよい。砲塔はキューポラ以外であれば、格上HTでも弾く。しっかりと弾く態勢を取ればT30のAPCRも弾く。 -- ますたー 2021-01-25 (月) 11:54:30
  • 坂道を登る力はTigerIに増して劣悪。砲性能は最高。機動性はまずまず。このTier帯で相手をするのは、大体ソ連車(二発型かDefender型)とBizonte(3発ローダー)が多い。TigerIでも相手することが多い車両で、なかなか対処することが苦しかったのが互角以上に渡り合えるようになったのは嬉しい。 -- ますたー 2021-01-25 (月) 11:57:32