Churchill GC

Last-modified: 2015-12-01 (火) 23:00:03

解説

  • 歴史
    ダンケルクでの惨めな敗北により、いよいよ本土決戦の感を強くした英国が、足りない機甲兵器の穴埋め用に急遽デッチ上げた戦時急造(ヤッツケ)品。
    「ナンデモイイ! 砲を撃てて多少の銃弾を防げて走ることができればあとはナンデモイインダ!! あととにかく早く安くネ!!」という軍の要求に対し、
    1.じゃあ、余ってる車体を利用して
    2.造るのが一番面倒くさい砲塔を省略して
    3.ただの圧延版を溶接した箱型の戦闘室をくっつけて一丁あがり!
    というホップステップジャンプで応えた一品である。
    ところが、待てど暮らせどドイツ軍がやってこないうちに、あれ?時間あるならもうちょっとマシなもん作った方がよくね??と理性が働いて途中で生産中止になってしまった(完成したのは50両未満)。
    でも一時でも本気になったのなら、腐っても英国なので一ヶ月で100両は作れたはずだ。
    なので、生産の現場も運用の現場もこの車両に本気を出していたとはとても言いがたい。
    チャーチル首相が「本土決戦」とギャアギャアうるさい

    ルーズベルトが「英国はレンドリースにタダ乗りしすぎ」とギャアギャアうるさい
    ので、こんな特攻兵器じみたものも作ってますという実績をとりあえず出しとこう、という空気を激しく感じてしまう。
    もっとも、、、チャーチル首相は、自分の娘達に「ドイツ兵が上陸したら食卓ナイフしかなくても戦え」とマジで命令していたようなMAD爺なので、激マジでこの車両を大量生産させようとしても違和感ゼロなのだが。(by Hasdrubal)

スペック

使い勝手などについてのコメント

◾リアルやわらか戦車。砲塔硬くても車体が弱点と定評のチャーチルの車体を利用して、傾斜なし88mm装甲の戦闘室とは悪魔の方程式といっていいだろう。※チャーチルⅦの砲塔正面装甲は152mm
当然、最高速度もお察しの25km/hである。
うれしいのは、チャーチルⅦと異なり、火力は伸びをみせることだ。特に最終砲は、貫通に限ればティア6最高で、例え標的が格上HTであろうと、どこでもとにかく当てさえすればダメが入ってくれるという安心感がある。
ただ、攻撃力250という数値は英国砲としてはかなり強力であるが、この車両が先天的に抱えているデメリットを考えると控えめといわざるを得ない。こっちは「一太刀浴びせればあとはやられても仕方ない」ヤッツケ特攻兵器なのだ。もっと攻撃力を増すべき!とWargaming社には再考を促したい。
残念ながら装填も遅いので、英国砲のセオリーである「少ない攻撃力は連射でカバー」というテが使えない。
そして、(英国砲としては)強力な砲のもう一つの共通項である「砲弾価格の高さ」もあって、赤字になりやすいという地味に痛い点もある。
HPは多めだが、足が遅く、装甲が頼りないので軽戦車でも脅威になる。なので前に出ず、後方に芋って火力支援という以外の戦い方はできない、といった方がいいだろう。
そのため、優勢劣勢問わず、戦線が激しく一方に動き出すと、射程外に取り残されたり、または一気に近接されて討ち取られたりと存在が空気と化す。膠着状態の戦線で味方のSPOTを元に淡々と長距離狙撃をしているときこそが、この車両が一番まぶしいときだ。
敵味方の主力の動きをみつつ、長距離火力支援に適した位置取りをすばやく予想することが、この車両を使いこなす鍵である。なので、SPG寄りのTDといえるのではなかろうか。

正直言って、非常に使いにくい戦車である。チャーチルシリーズでM道の修練を積んだ紳士であっても、育成途中で投げ出したくなるのも必定と言っていいほどである。
また育成が終わったからといって、常時スロットに入れて常用したいと思う車両ではないのだw ※故に戦場での遭遇率は、一つ目小僧に出会う確率より低いのではないかと思うくらいレアなのだが。
ただ、まさに英国面の一つの頂点と言っていい車両でもある。英国面に堕ちるのならばここまで堕ちてこそ!とここだけは強く強く強調しておきたい。

尚、この車両に対し、「もっと前に出ろ、臆病者TD!」という意のチャットをしてくる味方が稀にいたりするが、レアなGCと同じチームという恐悦至極な立場をまったく分かっていないモグリなので、かわいそうな目で見つつスルーしよう。(by Hasdrubal)

  • 貫通と俯角があるためある程度は戦える。 問題は狙撃ポイントにたどり着くのに苦労すること装甲もないと思う方が良い -- 2015-12-01 (火) 13:18:08
  • ちなみに豚飯できるけど、失敗すると貫通と弾薬庫死ぬ -- 2015-12-01 (火) 23:00:03