Churchill VII

Last-modified: 2015-10-08 (木) 08:24:23

解説

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  • 歴史
    VII型は新型砲塔を搭載し、75mm装備したチャーチル戦車の決定版とも言えるものである。
    砲塔には新型のキューポラを装着し、周囲にペリスコープを付けている。
    操縦手用のペリスコープも1基追加され、計2基となった。
    最大装甲厚も152mmと大幅にアップし、防御力も強化されている。
    しかしその反面、重量も増加し、速度はものすごく遅くなった。
    なおVI型の鋳造のものと同じで、VII型は砲塔・車体とも改良されている。

スペック

使い勝手などについてのコメント

◾チャーチルⅠの強化版なのだが、重戦車ではなく、歩兵戦車としての強化であることを忘れてはならない。
装甲はさらに厚くなり、車体の正面装甲右側半分が弱点などといった詐欺装甲は無くなった。ただ、履帯を撃たれると車体にダメージが入るという非常に目立つ弱点は、依然として健在である。
とはいえ、確実に硬くなり、その点は頼りになることは間違いない。最高速度はさらに落ちて20km/hという目を覆う低速だが、HTの乗り味をチャーチルⅠでしか知らなければもう気にならないかもしれない。←それボクやないけ。
一番の問題は火力である。砲ラインナップはチャーチルⅠより豊富なのだが、対戦車戦闘向けのスペックアップがほとんど無いのだ。最終砲の77mmまで育てても、チャーチルⅠで散々使い倒した75mm Vickers HVから、貫通+3、攻撃力+5という誤差レベルの性能アップしかない。※装填速度は変化なし。
チャーチルの火力が向上しなかったのに対し、ライバル達の火力はこのティアから急激にインフレを起こしていく。同ティアでは鉄十字の88mm(攻撃力200以上)や赤い100mmオーバー(同300以上)がウヨウヨしているのだ。
残念ながら、最前線で敵HTと撃ちあうことはかなり厳しい。
砲塔は硬めで特に弱点もないので、砲塔だけ出して攻撃できる地形があれば積極的に利用しよう。ただし、足が遅いのであまり入り組んだ地形だと、簡単に裏を取られてしまう点に要注意だ。適度に開けていて、遠距離砲戦に持ち込みやすい地形が理想的ではないか。もちろん、SPGからの攻撃にも注意を怠ってはならない。
チャーチルⅠより装甲が強化されたことで、同格HTの通常弾同士の撃ちあいではかなり弾けるようになっているが、敵もそれを承知しているのですぐに課金弾に切り替えて撃ってくる可能性が高い。撃ちあいの初期で気づけるようになれば生き残る確率が上がるだろう。残念ながら攻撃力が低すぎるので、こちらが対抗で課金弾を撃つ意味はあまり無い。状況によっては、一時後退も検討すべきだ。
結局のところ、無難な立ち回りは「少し下がったところからの火力支援」だ。終盤に近づいて、耐久値の高さでゴリ押しできそうな局面になれば、あまり恐れずに前に出れることもあるだろう。
とにかく我慢の戦車だ。苦行セカンドステージだと思って、辛抱強く付き合っていこう。(by Hasdrubal)