IS-4

Last-modified: 2016-04-30 (土) 09:33:27

解説

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  • 歴史

IS-4は第二次世界大戦後にソビエト連邦が採用した重戦車。IS-2の発展型であり、そのデザインにはドイツ軍重戦車の影響も見てとれる。1949年までに250輌が量産されたが、コスト高と大重量による扱いの難しさのため、比較的短期の運用の後、退役した。
第二次世界大戦末期にL.S.トロヤーノフ技師の設計チームにより開発されたオブイェークト701-2と701-5から発展した701-6は、1947年にIS-4として制式採用された。これは従来のIS-2を大型化・重装甲化し、V型12気筒エンジンにスーパーチャージャーを付けて出力強化、その冷却機構はドイツ軍のパンターを参考にしたもので、グリルの形状が類似している。車体は表面硬化処理された圧延鋼の溶接組み立て、砲塔は鋳造製であった。
多くのソ連重戦車に課せられた「重量46t以下」という制限は撤廃されており、おかげで車内容積に余裕があり、砲弾も全て砲塔後部に収納され、居住性や操作性が改善され、装甲厚も増している。主砲は従来のISシリーズと同じ122mm D-25Tで、旋回だけでなく俯仰も電動モーターで行った。対空及び同軸機銃は口径12.7mmのDshK重機関銃であった。
独自の回転機構と増幅器を持つ遊星歯車式操行変速装置を搭載していたが、重量があるため扱いやすい戦車にはなり得ず、IS-3の2.84倍というコストの高さと、続くT-10の採用もあって比較的少数生産に終わった。

スペック

使い勝手などについてのコメント

◾まぁ、硬い、との一言に尽きる。車体の至るところで謎の跳弾ができたりする。--(副指令P)