M3 Light

Last-modified: 2016-04-30 (土) 09:29:59

解説

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  • 歴史

1941年以降、ドイツの侵攻によりソ連は豊かな農業・工業地域であったヨーロッパ側の領土を喪失し続けていた。
生産設備のウラル方面への疎開は進められていたものの、それらの生産設備が立ち上がり、本格的な生産を開始するには時間がかかったし、また生産が開始されてもドイツとの戦争には膨大な物資が必要だった。
そのような中で、ソ連を側面から支えていたのがアメリカ・イギリスのレンドリース法に基づく武器・物資の貸与だった。戦車やトラック、航空機や食料など、膨大な物資が主に北海、イラン、太平洋経由でソ連に送られ、生産能力を必要最低限のものに振り向けているソ連の対独戦遂行を助けていた。
戦車ではM3 Stuart、M3 Lee、M4 Sherman、M10 Wolverineなどがアメリカから、Matilda IV、Valentine II、Churchill IIIなどがイギリスから、それぞれソ連に送られ、早い車両ではモスクワ攻防戦ごろより実戦に投入された。
ソ連でのこれらの戦車の評価はさまざまであったが、M3 Stuartに関しては火力・装甲の不足や細いキャタピラによる低い走破性などが問題とされたようだ。
なお、戦後冷戦が開始されて以降もアメリカはレンドリースによる債務返済をソ連(ロシア)に対して要求し続けており、両者の関係によって支払いが行われたり行われなかったりしている。
きっちりしとるなぁ。

スペック

使い勝手などについてのコメント