解説
- 歴史
車体はM55と同じで、M41軽戦車のコンポーネントを多く使用し、搭載砲が45口径のカノン砲になっているのが違いである。アメリカ陸軍は1958年までにM53をM55ni統一してしまったが、海兵隊はそのまま使用し続け、ベトナム戦争にもし応された。射界は左右30度ずつ。アメリカ軍では同じ車体ベースで175mm砲搭載の試作自走砲T162も作られている。M55は戦闘室が密閉式の砲塔となり、203mmのM47榴弾砲を搭載する。しかしながら25口径のため全長はM53より短い。変速機は前進2段、後進1段のオートマチック。