Phoenixer

Last-modified: 2023-04-23 (日) 08:59:43

炎氷雷の三属性と物理攻撃を巧みに使い分ける魔法格闘家。
略称:フェニックス、PSer (Phoenix Striker 「ふぇにっくすすとらいかあ」と読む)

構想

AssassinのMartial ArtsスキルであるPhoenix Strikeを全面に押し出して戦う。
Phoenix Strikeのチャージアップ開放の方法でいくつかの分派に分かれる。
Assassinとしては珍しく、Trapスキルを使わなくても良いのも特徴。

戦い方

基本的にはすべてPhoenix Strikeフィニッシュムーブによって攻撃する。
チャージアップ二段階目のChaos Lightning(PS)がもっとも使い勝手が良く主力となる。
ボス戦はチャージアップ一段階目のMeteor(PS)のほうが有効。
Nightmare中盤以降の属性無効(Immune)に対してはチャージ段階を変えるか、物理攻撃で対処する。
Hellに入った後はチャージアップ三段階目のChaos Ice Bolt(PS)で凍らせるのも重要である。

パーティプレイ

Assassinというクラスそのものがパーティプレイ向きではないことに注意。
Phoenixerもご多分に漏れず、高pplでは攻撃力が目減りし戦いづらくなる。
格闘Assassinなので基本的に前線を張ることになるが、攻撃力の高い敵相手では少し下がり気味に運用することも。

基本的には機動性を生かした展開力と小技を効かせて戦線をコントロールするのがAssassinの身上。
Dragon Flightで切り込みChaos Ice Bolt(PS)で凍らせてから攻撃…というパターンなどが良い。
癖が強いため多用は禁物だが、Mind BlastCloak of Shadowsも要所で使っていくべし。

戦力に余裕のあるバールランでは、Mind Blastの使用は厳禁。
改宗した敵は味方の攻撃を受け付けず、パーティの足を引っ張るだけの結果に終わる。
勝手にMBを使うことがあるShadow Masterは、Unsummonするか、プレイヤー側でスキル制御の可能なShadow Warriorに切り替えておくのが望ましい。

良い点

三属性と物理属性の組み合わせのため、原理的には倒せない敵というものが存在しない。
格闘Assassinとしては攻撃範囲が非常に広い。
凍結効果などが使えるため、敵に応じて柔軟な対処が可能。
テクニカルな分いかにも「技」を使っている感覚が楽しい。

欠点

攻撃力が基本的にスキルレベル依存のため、十分なレベルのブーストが要求される。
打たれ弱いわりに前線に出ることを要求される。吸収効果も低い。
魔法攻撃のくせにIron Maiden(IM)には弱い。
攻撃方法がテクニカルであり、あらゆる状況で狙ったチャージアップ段階を繰り出すには熟練が要求される。

スキル配分

Martial Arts
Shadow Disciplines
Traps

スキルオプション

MAX確定はPhoenix StrikeFists of FireClaws of Thunderの計60pt。
それ以外の経過スキルと必須スキルは計8ptとなる。

Martial Arts
チャージアップ開放の手段をどのフィニッシュムーブにするかの検討が必要。
物理攻撃も積極的に狙うのであればDragon Clawを使うのが良い。
テレポート用にDragon Flightまで習得すればすべて習得するのと同義のため、迷う必要はないかもしれない。
Phoenixer視点でのフィニッシュムーブの長所と短所は下記の通り。
通常攻撃
○: どの武器でも攻撃可能。スキルポイントも不要。特に癖がなく、開放に適している。
×: スキルによるAR修正やダメージ修正がClaw Masteryのみでしか得られない。
ただし、開放時にはチャージ数に応じてPhoenix StrikeのAR修正の一部が掛かるため命中率に関しては大きな問題は無い。
Dragon Talon
○: Phoenixerの十分なスキルブーストがあればDragon Talonアサシンの真似事ぐらいは可能。
×: Knockback効果があるため、チャージアップ一段階目のMeteor(PS)に開放に不向き。
また、チャージ解放は1段めhit時のみで、たとえ2段め以降がhitしていても解放されないため、チャージ→解放の流れがスムーズに行いにくい。
Dragon Claw
○: AR修正やダメージ修正が高い。物理攻撃としても扱いやすい。特に癖がなく、開放に適している。
×: 両手爪装備限定のため、使用できる装備が限られてくる。
Dragon Tail
○: Phoenixerにとっては特になし?
×: Knockback効果があるため、チャージアップ一段階目のMeteor(PS)に開放に不向き。
Dragon Flight
○: テレポート攻撃のため、どの位置からでも攻撃が可能。
×: キャストディレイがあるため、連続攻撃できない。
Blades of Ice
Chaos Ice Bolt(PS)は凍結効果が主体であり、攻撃ダメージが低いため通常は1ptにとどめることになる。
Phoenix Strikeにすべてを賭けるのであればこれも伸ばして三属性をマスターするのもおもしろいかも?
このスキルと、Fists of Fireの2チャージ目の爆風には、装備やEnchant等による同属性のダメージが上乗せされる。
そのため、1チャージ目の属性ダメージも範囲攻撃に上乗せされると思われるが真偽は不明。
Fists of Fire
3属性爪スキルの内、FoFだけが開放時にスキルレベル×3%の物理ダメージを火炎属性に変換する隠し効果を持つ。
Claw MasteryDragon ClawTiger Strikeなどにより強化された物理ダメージを火炎属性範囲攻撃に変換できる為、Phoenix Strikeが苦手とするLI集団相手には有効なサブスキルとなる。
また、Dragon Tailとはダメージ変換の計算順が異なる為、PI相手にも有効である。
Claws of Thunder
2チャージでNova、3チャージでNovaCharged Boltを発生させる。
Phoenix StrikeからSynergyを受け、Max振ることになるためこのスキル自体の稲妻ダメージも高くなる。
4FrameのNext Delayが設定されているため、3チャージ目のCharged BoltNovaは同時HITしない。
また、Phoenix Strikeにも同様にDelayがあるため、併用はあまり効果的でない。
Shadow Disciplines
Claw Mastery
爪はスキルブーストが高く、またこのスキルの恩恵により命中率を上げることができるので、このビルドにおいてはもっぱら爪が好まれる。
ただスキルポイントに余裕があるとは言い難いため、爪主体でも1ptより多く振るのは十分考慮してからが吉。
Weapon Block
スキルポイントを入れるにはブロック率上昇率が悪いようにも思えるが、他クラスの防御力が上がるスキルに1ポイント振ったところで実際の回避率の上昇は1%程度なので、スキルポイント1で1%以上の回避率が上がるLv16までは考慮してもいいかもしれない。
Shadow Warrior / Shadow Master
接近戦を強いられるため、的を増やすという意味合いでもShadow WarriorおよびShadow Masterは取得しておいた方が良い。
ただし十分な戦力になるほどスキルポイントを振る余裕はない。
Traps
主力のPhoenix Strikeは攻撃力が高いため、Trapsのスキルは取得しなくても十分な戦力を持つ。
死体処理と多数の雑魚(特にLI持ちの雑魚)の掃除を目的として1+boostのDeath Sentryの取得を検討するぐらい。

ステータス配分

  • Str: 装備あわせ。爪であれば要求Strはさほど高くないので、Stormshield合わせの156(ブースト込み)が目処か。
  • Dex: 装備あわせ。爪だと118(Scissors Suwayyah)が最高。RW Crescent Moon Phaseだと136。
  • Vit: 残りを全部。
  • Ene: 初期値。

装備

装備面では他の近接キャラ以上に気を使う必要がある。

スキルブースト
他の近接キャラとは違い魔法ダメージ主体なので、攻撃力を上げるには爪の攻撃力ではなくスキルブーストを上げる必要がある。
荷物に余裕があればスキルチャームも搭載したい。
命中率
PSは敵を2回殴って開放攻撃をするという特殊な攻撃方法なため、他のどの近接キャラよりも命中率が要求される。
命中率が低いとチャージの確認回数が増えてしまい操作性は大きく落ちる。
逆に非常に高い命中率があると、とりあえず2回なぐって開放しておけば2段階目が結構な確率で連射できる。
防御力
敵に殴られても殴り返せといった馬場やパラとは違い、PSerは繊細な操作を要求される。
敵からの被弾率が高いとチャージ動作をスムーズに行うのは非常に困難。
また被弾率が高いとブロックバグも多発するためチャージ攻撃のスカりも多くなってしまう。
できるだけ防御力の高い鎧を装備し被弾率を下げよう。
ブロック速度を上げることでブロックバグを減らす為には、盾にはShael、両手爪な人にはGuardian Angel装備*1などが考えられる。
さらにHPが少なく吸いも弱いクラスなのでレジスト&DR%を稼ぐことも重要。
手を抜くと簡単に死ねます。

以上の要素を全てバランスよく高いレベルでそろえる必要がある。

装備例

スワップバグを利用することでFadeを常用しながら高速スイングが可能になります。防具の選択に大きな余裕が出来るので両手爪装備の際には検討してみるのも良いと思います。

装備オプション

裏装備の理想をいえばRW Call to Arms
これがあれば弱点である低ライフを克服することができる。
しかし非常に高価なルーンワードであるため簡単には手に入らない。
安価な武器でお勧めなのがDemon Limb
Lv23のEnchantがチャージされているため命中率を大きく上げることができる。
Enchantの命中率補正はClaw MasteryLv20に匹敵するため、裏装備にDemon Limbを使うことでClaw Masteryへ振るスキルポイントを節約し、罠やシャドウを強化するなどの構築例も考えられる。
他にも移動用にRW Harmony、IM対策にスキルブーストの付いたNormal爪などが上げられる。

育成

Fists of FireはPSへのシナジーであるため序盤からスキルポイントを振り込むことができる。
またマナコストは2で固定であり、チャージ開放を通常攻撃で行えばマナの消費は非常に少ない。たまに青ポットやCobra Strikeを使用すれば十分。
Blades of Iceを取得できるLv24になると、攻撃範囲と凍結効果でだいぶ楽になる。

必修の3スキルの修得順序だが、Phoenix Strikeを最初にMAXにした後は交互に振っていく方が良い。
使いやすいからと言って最初にClaws of Thunderに振るとLI相手に後悔することになるかも。

傭兵

アサシンは自力でDefenseを大幅に上げるスキルがないため、Act2傭兵Defiance傭兵が有用。
脆い本体の変わりに敵をひきつけてもらう必要があり、シングルプレイで傭兵が死ぬと即時撤退なので傭兵の装備、Lvも十分に高めよう。
より能力の高い難易度Normalの傭兵を雇うようにしたい。
1.11以降は雇い直すことで自分よりやや下のLvの傭兵が使えるので、低Lvからの育成は不要。
再雇用の際は装備の外し忘れに注意。
とは言え、Defianceを過信しすぎるとあっさり死ぬ。
危険度の高いマップではDR上昇効果のあるFadeや、クラウドコントロール&Defense上昇効果のあるCloak of Shadowsを用いて、少しでもリスクを下げる運用を心がけたい。

実はRW Infinityが最も有効に使えるビルドだったりする。
3属性全ての攻撃が可能で、チャージ&解放にdef低下が効いてくる。
爽快さが格段に上がるので、2段目の稲妻に魅せられた人とか是非体験して欲しい。

ダメージがある程度確保出来ているなら、AR対策にBlessed Aim傭兵も有力。Dexを装備要求値に抑えていた場合でも、Hellでの命中率を十数%程度引き上げることが出来るので、チャージからフィニッシュのコントロールが改善される。Dragon TailDragon Flightをサブで使い分け、素早く確実にPhoenix Strikeを繰り出すことで、防御面での不安はカバー出来る。プレイスタイルの好みによるが、個人的にはDemon Limbよりもこちらをお薦めしたい。

その他

ビルド例:
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/9972/1070972589/r189
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/9972/1070972589/r339 (本熊)

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*1 素で4frames、GA装備(30% FBR)で3frames