TASCO
TNC-555
ALL MODE TNCとして素晴らしいTNCです。
小型衛星で研究をしている大学等で利用されています。
9600bps GMSKの通信が可能です。
- KISS mode対応
- シリアル最大19,200bps通信速度対応
その他詳細は仕様で確認して下さい。
APRS使用時の要点
- 9600bps GMSKの通信に対応
APRS 9600bps運用に対応。安定した高復調率を実現。流石最高級モデル
FIR方式(G3RUH)とGMSK方式両方に対応している。
- Radio端子の 1と2で対応ボーレートが違う点に注意
Radio端子(D-SUB 9pin)
※ RADIO1端子とRADIO2端子は、同時に運用することはできません。
端子 \ モード | 通常(*1) パケット | 高速(*2) パケット | CW | RTTY | WFAX |
RADIO1端子 | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
RADIO2端子 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ |
*1 通常パケットには、AFSK 1200baud、4値AFSK 2400baud、AFSK 300baud、PSK 1200baudの各パケットモードが含まれます。
*2 高速パケットには、FIR方式9600bps、GMSK互換9600bpsのモードが含まれます。
*3 RTTYモードでは、無線機のFSK(RTTY)専用端子を使用して接続する場合は、RADIO1端子でご使用下さい。無線機のマイクロフォン端子を使用する場合には、RADIO2端子でもRTTY運用をする事ができます。
Radio 1 Port | |
Pin No. | 目的 |
1 | AFSK IN |
2 | NC |
3 | OUTPUT-GND |
4 | FSK OUT |
5 | PTT-GND |
6 | INPUT-GND |
7 | PTT |
8 | AFSK OUT |
9 | フレームGND |
Radio 2 Port | |
Pin No. | 目的 |
1 | 9600bps IN |
2 | AFSK IN |
3 | OUTPUT-GND |
4 | 9600bps OUT |
5 | PTT-GND |
6 | INPUT-GND |
7 | PTT |
8 | AFSK OUT |
9 | フレームGND |
COM端子 (RS-232C)
COM Port | |
Pin No. | 目的 |
1 | DCD |
2 | RXD |
3 | TXD |
4 | DTR |
5 | GND |
6 | DSR |
7 | RST |
8 | CTS |
9 | RI |
ジャンパー設定
通信速度(TNC-555とコンピュータ間 RS-232Cボーレート)
Band Rate | SW1 | SW2 | SW3 |
300bps | ON | ON | ON |
1200bps | ON | ON | off |
off | off | ON | |
off | off | off | |
2400bps | ON | off | ON |
4800bps | ON | off | off |
9600bps | off | ON | ON |
19200bps | off | ON | off |
SW4はリチューム電池によるバックアップスイッチ。通常はON(下側)に設定。POWER OFF時にSW-OFF(上側)にするとハードリセット出来ます。
内部配置
(2) JP3/JP4/JP5/JP6/JP7/JP8/JP9
- JP3 入力信号グランド接続設定
- RADIO1/RADIO2端子の6番ピン(入力信号グランド)の内部接続を切り替えます。
ジャンパーピンを1-2間にすると、RADIO1/RADIO2端子の6番ピンは、グランドに接続されます。
ジャンパーピンを2-3間にすると、RADIO1/RADIO2端子の6番ピンは、約50Ωの抵抗を通してグランドに接続されます。
(※初期設定:2-3間) - JP4 RADIO端子入力ピン設定
- ジャンパーピンを1-2間にすると、RADIO2端子の1番ピンを9600bps専用の入力端子とし、
2番ピンをAFSK信号の入力端子とします。
ジャンパーピンを2-3間にすると,RADIO2端子の1番ピンのみを信号入力端子とします。
(※初期設定:1-2間)
ご注意 JP4を2-3間に設定すると、RADIO1端子及びHANDY1/2端子からのAFSK信号入力は無効となります。 - JP5 9600bps出力設定
- ジャンパーピンを1-2間にすると、9600bps信号はHANDY1/2端子から出力されません。
ジャンパーピンを2-3間にすると、9600bps信号はHANDY1/2端子から出力されます。
(※初期設定:1-2間) - JP6 受信音モニターON/OFF設定
- ジャンパーピンを1-2間にすると、受信音をモニターします。
ジャンパーピンを2-3間にすると、受信音をモニターしません。
(※初期設定:1-2間) - JP7 送信音モニターON/OFF設定
- ジャンパーピンを1-2間にすると、送信音をモニターします。
ジャンパーピンを2-3間にすると、送信音をモニターしません。
(※初期設定:1-2間) - JP8 MIC出力レベル設定
- ジャンパーピンをオープンにすると、HANDY1/2端子のMIC出力レベルは通常の無線機用レベルになります。
ジャンパーピンをショートにすると、HANDY1/2端子のMIC出力レベルは通常の無線機用レベルに+9dBアップしたレベルになります。
(※初期設定:オープン) - JP9 AFSK出力レベル設定
- ジャンパーピンをオープンにすると、AFSK出力レベルは通常の無線機用レベルになります。
ジャンパーピンをショートにすると、AFSK出力レベルは通常の無線機用レベルに+9dBアップしたレベルになります。
(※初期設定:オープン)
(3) JP1/JP2/ROM-SEL
- JP1 DCD出力設定
- COM端子の1番ピン(DCD出力)の動作を切り替えます。
ジャンパーピンをオープンにすると、COM端子の1番ピンは、
コネクト時にON、ディスコネクト時にOFFになります。
ジャンパーピンをショートにすると、COM端子の1番ピンは
常にONになります。 (※初期設定:オープン) - JP2 フロー制御設定
- シリアルのハードフロー制御端子を切り替えます。
ジャンパーピンを1-2間にすると、DTRが有効になります。
ジャンパーピンを2-3間にするとRTSが有効になります。
(※初期設定:2-3間) - ROM-SEL プログラムROM設定
- このジャンパーピンは、初期設定のまま変更しないでください。
(※初期設定:1-2間)
(1) JPS1/JPS2/JPS3/JPS4/JPS5/JPS6/CV1
- JPS1 ハンディートランシーバーのPTTをMIC出力に重畳させるかどうか、また重畳させる場合のPTT抵抗値を切り替えます。
- ジャンパーしないと、PTTをMIC出力に重畳させません。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとPTT抵抗値が22Kになります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとPTT抵抗値が2.2Kになります。
(※初期設定:2-3) - JPS2 HANDY1端子(2.5Φ)の先端部をMIC出力にするかSP入力にするかを切り替えます。
- ジャンパーしないと、HANDY1端子の先端部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY1端子の先端部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合、JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY1端子の先端部がSP入力になります。
(※初期設定:1-2) - JPS3 HANDY1端子(2.5Φ)の中央部をMIC出力にするかMICグランドにするかを切り替えます。
- ジャンパーしないと、HANDY1端子の中央部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY1端子の中央部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合、JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY1端子の中央部がMICグランドになります。
(※初期設定:ジャンパーなし) - JPS4 HANDY2端子(3.5Φ)の根元部をPTTにするかグランドにするかを切り替えます。
- ジャンパーしないと、HANDY2端子の根元部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の根元部がPTTになります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の根元部がグランドになります。
(※初期設定:2-3) - JPS5 HANDY2端子(3.5Φ)の中央部をMIC出力にするかグランドにするかを切り替えます。
- ジャンパーしないと、HANDY2端子の中央部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の中央部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合、JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の中央部がグランドになります。
(※初期設定:ジャンパーなし) - JPS6 HANDY2端子(3.5Φ)の先端部をSP入力にするか未使用にするかを切り替えます。
- ジャンパーしないと、HANDY2端子の先端部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の先端部がSP入力になります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の先端部を未使用にします。
(※初期設定:1-2) - CV1 時計調整用ボリュームです。
GMSK 9600bps 使用時のコマンド例
MODE | GMSK | PPERSIST | ON | |
ECHO | ON | RXLIMIT | 150 | |
MAXFRAME | 4 | SOFTDCD | OFF | |
PACLEN | 128 |
仕様
CPU | TMPZ84C015BF-10 |
動作スピード | 9.8304MHz |
ROM | 512Kビット |
RAM | 256Kビット(標準) |
モデム | 2値AFSK 1200baud |
4値AFSK 2400baud | |
GMSK互換 9600bps | |
FIR方式 9600bps | |
AFSK 300baud | |
PSK 1200baud | |
RTTY 通信用 BAUDOT 45.45/50/75/100ボー | |
AMTOR 〃 100ボー | |
ASCII 〃 75/110ボー | |
インターフェース | COM端子 D shell 9ピン(オスインチ仕様) |
RADIO1/2端子 D shell 9ピン(メスインチ仕様) | |
HANDY端子 2.5Φ/3.5Φ ステレオミニジャック | |
PHONE端子 6.3Φ 標準ジャック | |
KEY IN端子 3.5Φ ステレオミニジャック | |
KEY OUT端子 3.5Φ モノラルミニジャック | |
EXT SP端子 3.5Φ モノラルミニジャック | |
外部制御スイッチ | COM Baud選択 300/1200/2400/4800/9600/19200 後面ディップSWによる切替 |
電源電圧 | DC 12~15V (EIAJ極性統一規格 TYPE4準拠) |
消費電流 | 平均200mA以下 (最大300mA) |
外形寸法 | 200 x 50 x 150mm (突起部を含まず) |
重量 | 約 1150g |
付属品 | ACアダプター |
DC赤黒電源ケーブル | |
ハンディー用ケーブル | |
Y型COMケーブル(9ピン・・・・・25ピン/9ピン) | |
RADIOプラグ(Dsub 9ピン) | |
TW-TERM555 ディスク 3.5インチ | |
サンプルプログラムディスク 3.5 | |
取扱説明書 | |
アンケートはがき兼保証書 |
仕様および規格などは製品の性能向上のため、予告なく変更される場合があります。
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