当記事に対する悪戯行為があった為、凍結を行います。
TinyTrak3Plus ™ *1
◎ 概要
Byonics社製 パケットエンコーダ
AFSK準拠(1200bpsパケット信号送出)
位置情報+αの送信専用機器という位置づけ。
このページでは、TT3+導入にあたっての注意点等を記載していきます。
Contents |
はじめに・・・・
- 手軽にAPRSを始めてみたい場合に最適。
- [所有リグ]-(マイクコネクタ変換+電源供給ケーブル)-[TT3+]-[GPSアンテナ] でハード接続は完了。
- 電源はシガーソケット供給(モービル供給12~13.8V)で可能。
- 走行軌跡はaprs.fi(http://aprs.fi/)で手軽に(でも多機能)確認可能。
- APRSに慣れてきて欲が出てきた場合は TM-D710,VX-8D,FTM-350等にステップアップするも良し。
- 使用ユーザ多数。
- いじる楽しみがある(笑)
メリット ・ デメリット
メリット |
1. 安価 2. 小型 3. 汎用性が高い(古いリグ(モービル・ハンディ・固定?)にも対応) 4. GPSアンテナに5Vを供給可(旧式は不可?) |
デメリット |
1. 設定変更時はPCに接続する必要あり 2. パケットデコーディング非対応(→メッセージ送受信不可) 3. 9600bps(GMSK)非対応 4. (マイクコネクタに)TT3+を接続するリグは、APRS専用機とする覚悟が必要(工夫すれば回避可?) なお、2・3についてはTT4にて対応しているとか?(執筆時現在未確認) |
Tips-PC接続関連
- COMポートについて
- COM(RS-232C)ポートがあるPCが望ましいですが、USB-COM変換ケーブルでも良いです(一部例外あり?)
当局はサンワサプライ USB-RS232Cコンバータ UC-VRS03 \3.5K? TT3+とPC(WinXp)で動作確認良好です。
- 接続ケーブルの種類について
- COM(RS-232C)ケーブルは「クロス」タイプを使用する必要があります。
自作する方は http://ja.wikipedia.org/wiki/RS-232 を参照。市販品は\1.5K弱?ノイズ回り込みに注意
- TT3設定ソフトについて
- ダウンロードにて入手します。解凍後出現する「TinyTrak3Config.exe」を実行します。
- アドレスはここ(http://www.byonics.com/tinytrak/tinytrak3plus.zip)※今後変更になるかも?
- ケーブル揃えた!ソフトもある!でも繋がんない!
- 使用するCOMポート番号が違っている可能性があります。
PCが使用しているCOMポートが不明な場合(COM-USB変換に多い) →「TinyTrak3Config」左下の「Configure」項中「COM○」を1から順に変更 →「Read Version」をクリック(総当りを行う) →『TinyTrak V1.1』等バージョンが表示されたらそのCOM番号を控えます。 ⇒それが使用COMポート。
- ※USB変換の場合、USB挿し口を変更するとCOMポートも変更になる場合もあるので注意!(当局はCOM4がヒットしました)
- COMポートは「システム」→「デバイスマネージャー」で大抵は調べられますが、調べられない場合は頑張るしか他ありません。
USBシリアル変換は差し替える度にCOM番号が増え続け設定不可な番号になる場合、 Microsoftのトリップより古い未接続デバイスの削除方法を調べ、増え過ぎて使ってないCOMを削除する。
以下作成中・・・
Tips-ハードウェア関連
- GPS電源供給について
基盤裏側にあるJ7(タテに3つ並んでいるが、下2つ)をハンダジャンパーすることでGPSアンテナに5Vを供給します。
- 設定領域の適応について
Radio/Powerコネクタ(J1)の4-6ピンにスイッチを入れることにより、TT3+設定内のPrimary/Secondaryを手動で切り替える事が可能になります。 ※4-6オープンでPrimary、4-6ショートでSecondaryの設定が適用されます
- 初期状態では、常にPrimary設定でビーコンが送出されます。ただし、設定により例外があります。
- Secondary設定で継続的に使用する為には、スイッチが必須になります。
- 接続するリグの種類について
モービル機で使用する場合は、R8(2.2KΩ抵抗)をカットする必要があります。ハンディ機はそのままで可。 カットしたR8にスイッチを取り付けることにより、モービル/ハンディ機で切り替えて使用できるようになります。
- 抵抗をカットせずモービル機に接続した場合、TT3+通電と同時に無変調を送信してしまい大迷惑になります!
- 3.5mmイヤホンジャックについて
3.5mmイヤホンジャックはスピーカ(キャリア)入力です。リグのスピーカ端子に接続することで、受信中にビーコン送出を行わないようになります。★パケット輻輳回避の為、接続必須でお願いします!受信中には「Carrier Detect」LEDが点灯します。 ただし、リグのボリュームは気持ち大きめにしておかないと、受信中に関わらずLEDが点灯しません。要注意!
- 一時的にビーコン送出を止めたい場合は、スケルチを開放するのみでOK
- TT3+電源投入直後は、Carrier~点灯中でも強制的にビーコン送出する?(要確認)
- マイクコネクタ作成について
接続リグに汎用性を持たせたい場合、アドニスのピンアサインに合わせ、変換ケーブルを使用する手もあります。
- JQ1YDA様作成各種ピンアサイン http://jq1yda.org/topics/wires/etc/rig_mic_pinassign.html
- (推奨はデータ端子付きリグですが、当局所有していないので利便性が不明・・・)
- コネクタ留めネジについて
リグ向け/GPS向けの各コネクタには、「留めネジ」がありません(TT4にはあるらしい)
- 半挿しになっていないか、定期的に確認が必要です。
- ステータスビーコンについて
GPSアンテナを接続しない、または電源供給せずにTT3+の電源を投入すると、ステータスビーコンを派手に送出(数秒間隔でTX)することがあります
- 設定で回避可能です。TT3+ソフト設定に関するTipsを参照して下さい。
以下作成中・・・
Tips-ソフトウェア関連
- 設定領域について
- Primary/Secondaryの2つの設定領域があります。
「Alternate Digi Paths」にチェックを入れると、Primary/Secondaryの設定を自動的に交互に切り替えてビーコンを送出します。
- 手動で設定を切り替えたい場合、スイッチを取り付ける必要があります。ハードTipsを参照してください
- SmartBeaconingについて
- SmartBeaconing項の「Enable」にチェックを入れることで、有効になります。
Primary/Secondaryそれぞれ独立して設定可能です設定項目の説明
- Slow Speed (MPH):このスピード以下になると↓
- Slow Rate (Seconds):この周期でビーコンを送出します。
- Fast Speed (MPH):このスピード以上になると↓
- Fast Rate (Seconds):この周期でビーコンを送出します。
Slow SppedとFastSpeedの間はどうなるのか? →答えは自動可変との事です。 例) SlowSpeed 5MPH・Rate 300Sec FastSpeed 50MPH・Rate 90Secだと、6~49MPH間は300~90Sec間で速度に合わせて自動調節されるそうです。
確認必須項目について
- 「Only Send Varid」
GPSがロック(使用可能)した時だけビーコンを送出します(ハードTips#4に関連)
- 「Invert CD IN」
DATA端子使用の場合はチェックを入れます。
- 要はスケルチを開放した時にCarrier Detectが点灯するようにします(ソフト的に極性を反転します)
- 「MIC-E Settings」
「Enable」にチェックを入れます。
- 「Message」 (Position Commentをまずは参照して下さい)
状態をプルダウンから設定します。 →例)「Off Duty」:応答できません 「In Service」:応答可能です(他局から自局を見てどうかということ)
- 「Emergency」は緊急時以外は冗談でも設定しないこと!
以下勉強中・・・
設置例
JF4IET-9の場合
全体像
運転席側にカーナビとレーダー用GPSアンテナ、
助手席側にTT3+用GPSアンテナを設置しています。
3機とも相互干渉はありません。測位精度も問題ありません。
GPSアンテナの下にはこのシートを貼り付けています。
カー用品店で\0.4k程度
http://www.seiwa-c.co.jp/html/detail-P125_210.php
TT3+とFT-4800
取り付けはL字ステーを使用しました。
リグとほぼ密着ですが、送信時に誤動作(回り込み)は起きません。
TT3+スイッチ取付け例 その1
基盤に直接配線し、コネクタのネジ止め用穴から外に取り出しています。
スイッチはこれを使っています。カー用品店で\0.55k程度
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_data.php?id=12620
TT3+スイッチ取付け例 その2
スイッチを移動しました。
TT3前面とスイッチをオリジナルデザインとしてみました。
Paintshopでお気軽に作ってみました。
おまけ
FT-4800がAPRS専用機となったため、音声通信はセンターコンソールに設置した
C500を使用しています。昔の自動車電話風に設置してみました(汗
TSQ・DTMFユニットが無いため、WiRESやEchoLinkのノード局にアクセスできません・・・
(C520に載せ換えるべきか・・・・)
手前はワンセグチューナーです。
関連Webサイト
BYONICS TT3 Website
http://www.byonics.com/tinytrak/
国内通販
http://shop-online.jp/aprs/ (JM1CZS 篠崎 氏)
http://jf7elg.cart.fc2.com/ (JF7ELG 木幡 氏)
TT3+ Wiki
http://wikiwiki.jp/aprs/?TinyTrak
日本語解説資料(マイクコネクタ用ピンアサインもあり)
http://www.ibaraki-net.info/wiki/TinyTrak.pdf
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- あーあーあー、てすてす。 -- JF4IET? 2010-03-03 (水) 21:41:03