KENWOOD TH-D72

Last-modified: 2012-05-16 (水) 12:11:08

(2011年11月30日)本体メインファームウェアのアップデートが公開されています。 Ver.1.04 → Ver.1.05
詳細は下記アップデート履歴をご覧下さい。(KENWOODページへのリンクもあります。)

KENWOOD TH-D72 - 写真提供 JJ4KME 古城氏

KENWOOD   TH-D72

          希望小売価格(本体価格):62,790円(59,800円)
          通販一般価格:56,800円(税込/送料サービス)
          発売時期:2010年12月1日~販売中
◎ 概要


KENWOOD社製 APRS対応ハンディー無線機。 TH-D7 の後継機
ナローFM対応 広帯域受信対応 VHF/UHFトランシーバー
AFSK準拠(1200bps パケット信号送出)
GMSK準拠(9600bps パケット信号送出)
工事設計認証番号 002KN580 (総務省:2010/08/30)

  • APRS 対応 - 基本的なAPRS運用に対応
  • Navitra 対応 - KENWOOD社製ナビトラシステムに対応
  • Smart Beaconing機能 - 車速に応じてビーコン発信間隔が変化!!
  • AX.25プロトコルTNC内臓 - KISSモード対応TNC機能。PCとUSB接続
  • UIDIGI機能 - 無線機単体でデジピーターとして動作可能
  • GPS内臓 - SiRF star IIIチップ搭載GPSユニット内臓!
  • ロガー機能 - 移動記録を本体メモリーに記録可能

主な機能 / 弱点も

USB接続端子
今時代のニーズに答え、パソコンとの接続にmini USB接続端子を用意。単体でKISSモードTNCとして動作可能です。
TNCとしての利用の他、設定のバックアップを行えるメモリー管理ソフトとの連携やファームウェアのアップデートを行って頂けます。
新液晶ディスプレイ
前モデルと比較し目の細かなフルドットマトリックス液晶を採用し、見易さが改善されました。
大容量リチウムイオンバッテリー
1800mAh の大容量バッテリーを搭載!
GPS機能を充実
捕捉衛星数をはじめ取得衛星番号の表示や、GPSを利用したロガー機能も搭載しました。
また、GPSユニットに好評な SiRF star IIIチップ GPSユニットを内臓させました。


動作仕様 等

  • Destination address : APK003
ファームウェアのバージョン確認方法。
前面パネルの #[ENT] キーを押しながら電源をONにします。
LCDに表示される"MAIN:"の右の数字が、メインファームウェアのバージョンです。


アップデート履歴

(2011年11月30日) - Main Firmware update! Ver.1.04 -> Ver.1.05

(2011年11月30日) - Main Firmware update! Ver.1.04 -> Ver.1.05

  1. 新機能として、メニューNo.3Q2:[APRS]-[Auto-Reply]-[Delay Time](自動応答メッセージ送信待ち時間)を追加しました。
    メッセージを受信して待ち時間の間に無線機を操作すると、受信したメッセージに対する自動応答メッセージの送信がキャンセルされます。
    待ち時間は、[0]、[10]、[30](秒)から選択できます。初期値は[10](秒)です。
    [0](秒)を選択した場合は、メッセージを受信するとただちに自動応答メッセージが送信されます。(アップデート前と同じ動作になります。)
  2. 自動応答メッセージの先頭に、"Auto Answer message"を意味する「AA:」が自動的に付加されるように仕様を追加しました。
    上記の仕様は、WB4APR:Bob Bruninga氏の推奨に基づいています。詳細は下記の Webページをご参照ください。
    APRS SPEC Addendum 1.1 : http://aprs.org/aprs11.html
  3. メニューNo.3T1:[APRS]-[Sound]-[TX Beep(Beacon)]の名称を[TX Beep]に変更し、
    ビーコン(位置情報パケット)送信時と同様に自動応答メッセージの送信時にもビープ音が出力されるように仕様を追加しました。
  4. メニューNo.13A:[RADIO]-[TX/RX]-[TOT](タイムアウトタイマー)を新規に追加しました。
    連続送信時間を[0.5]、[1.0]、[1.5]、[2.0]、[2.5]、[3.0]、[3.5]、[4.0]、[4.5]、[5.0]、[10.0](分)から選択できます。
    初期値は、アップデート前の固定値と同じ[10.0](分)です。
  5. メッセージリスト画面で、[MENU]キーを押して表示される項目に「Edit」を追加しました。
    受信、または送信したメッセージの内容や宛先を再編集して送信することができます。
  6. 上記5.の「Edit」によるメッセージ再編集機能の追加にともない、「Reply」での返信時には受信したメッセージの内容を自動で引用しないように仕様を変更しました。
  7. ボイスアラートを設定して[TNC]キーを押すと、ボイスアラートが正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。


* 今回の機能追加に伴い、「メモリーコントロール用プログラム:MCP-4A」も併せてアップデートしました。
また、追加された機能の詳細につきましては、改訂された取扱説明書をご参照ください。

(2011年08月26日) - Main Firmware update! Ver.1.03 -> Ver.1.04

(2011年08月26日) - Main Firmware update! Ver.1.02 -> Ver.1.03

  1. パケットパスタイプが"Others"のとき、移動中にパケットパスが正しく送出されない場合がある不具合を修正しました。
  2. 自局位置/衛星情報、もしくはステーションリスト表示中にPTTを押したとき、DTMFメモリーが[MENU] - [>OK](マルチスクロールキーの右側)で選択できない不具合を修正しました。
  3. GPSの位置情報が、ナビトラビーコンで正しく送出されない場合がある不具合を修正しました。
(2011年06月30日) - Main Firmware update! Ver.1.02 -> Ver.1.03

(2011年06月30日) - Main Firmware update! Ver.1.02 -> Ver.1.03

  1. 内蔵GPSレシーバーが位置データを未取得の場合でも、GPS衛星情報画面の表示が可能なように仕様を変更しました。
  2. マークウェイポイントリスト画面で[MARK]キーを押すと、周波数表示に戻るように仕様を変更しました。
  3. 自局パケットの割り込み表示中に[>OK](マルチスクロールキーの右側)を押すと、デジピーター局の情報がステーションリストにある場合は、詳細画面(4ページ目)を表示して自局パケットを中継したデジピーター局までの距離と方角が確認できるように仕様を追加しました。
  4. メニューNo.180で"F.Lock"を設定しているとき、[A/B]-CLRキーの長押しで入力内容が消去できない場合がある不具合を修正しました。
  5. [MSG]キーを押してメッセージ作成画面に入ったとき、文字の選択順序が正しく初期化されない場合がある不具合を修正しました。
  6. 操作中にパケットを受信したとき、表示と実際の動作が異なる場合がある不具合を修正しました。
  7. 操作バンドがビジーのときにPTTを押すと、まれに送信しない場合がある不具合を修正しました。
(2011年02月28日) - Main Firmware update! Ver.1.01 -> Ver.1.02

(2011年02月28日) - Main Firmware update! Ver.1.01 -> Ver.1.02

  1. APRS Lockが機能中でも、操作バンドがDATAバンド側の時はDualバンド/Singleバンドの切替が可能なよう仕様変更。
  2. Singleバンド運用時に操作バンドを切替えた場合、DATAバンド側の状態(APRSモード/PACKETモード/OFF)を保存するように仕様変更。
  3. ペーストしたユーザーフレーズの後ろに余分な文字が表示される場合がある不具合を修正。
  4. Initial Intervalの設定が正しく反映されない場合がある不具合を修正。
  5. 経度・緯度の表示単位を初期値の「dd°mm.mm′」から「dd°mm′ss.s″」に変更すると、自局位置表示画面で「ss」の桁が実測値とずれて表示される場合がある不具合を修正。
  6. COM端子からのWAYPOINT出力で、コールサインに続いて余分な文字コードが出力される場合がある不具合を修正。
  7. 操作バンドが非DATAバンドのとき、Packet送信時のRFメーターが正しく表示されない場合がある不具合を修正。
(2010年12月15日) - Main Firmware update! Ver.1.00 -> Ver.1.01

(2010年12月15日) - Main Firmware update! Ver.1.00 -> Ver.1.01
対象製造番号: S/NO.B0Bxxxxx ~ S/NO.B0Cxxxxx

  1. 1200bpsでAPRSモードにした場合、『iGPS』アイコンが点滅しなくなったり消えたりする不具合が修正になりました。
  2. 1200bpsでPACKETモードにした場合、『12』アイコンがちらつく不具合が修正になりました。


関連Webサイト

&flash(http://www.youtube.com/v/-Axa8i4c9tk,425x355);【ハムフェア2010情報】ケンウッド(kenwood)TH-D72情報!CQオーム.MOV - YouTube動画

【プロモーションビデオ内 コメント】
KENWOODはAPRSの発展と普及に取り組んできました。
APRS創始者であるWB4APR Bob Bruninga氏とKENWOODは
常に仕様作りから検証までを共同で行い、APRS対応無線機を発売してきました。

そして、APRS機能内臓 FMデュアルバンド ハンドトランシーバー TH-D72が
いよいよ国内に登場します。


GPSユニットを内臓。
GPSユニットは定評のあるSiRF star IIIチップセットを搭載。

KISSモードに対応した AX.25プロトコルTNCを内臓。
パソコンと接続し、I-Gate局やDigipeater局などの運用も可能です。
また、TH-D72単体でもDigipeaterとして動作します。

mini USB端子を搭載。
USBケーブルを使用しパソコンとの接続が更に手軽になりました。
標準装備のリチウムイオンバッテリーは1800mAhの大容量です。

APRSの楽しさを追求した新商品。TH-D72にご期待下さい。

ページ作者: JN4OQT

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