エンシェントキマイラ

カードとしてのエンシェントキマイラ

Ver1.1で実装された、短期イベントダンジョン「霧幻の山麓」のボスのカード。
同ダンジョン中ボスの濡れ女が弱体から啓蒙を生成するように、こちらは血刃を弱体経由で付与できる。

啓蒙狙いの濡れ女よりは要求のハードルは低いと思われるが、やはりそれなりの効果量を稼げないと持ち腐れになってしまう。
弱体を稼ぐならやはり枯朽だが、枯朽の発動に必要なのは固定ダメージ、血刃が効くのは通常ダメージと見事に噛み合わないのが難点。
キマイラやヴァンパイアは両方のダメージと、回復も行えるので血刃の発動にも使えて相性がよいかも知れない。

通常ダメージと固定ダメージ、回復のいずれもが3連であるのも特徴。
もっともヒット数稼ぎだけを目的とするには、コスト10はあまりに高過ぎる。やはり弱体や血刃まで全て使いこなしてこそのこのカードだろう。

このカードは霧幻の山麓のダンジョン固有ドロップ。
入手し損ねた場合はランダムダンジョンなどでの出現に期待しよう。ピックカードだけでも拾えればクラフトで作れる。

関連カード

弱体つながり

　騎士の卵 テーオドル（2弱体5T）・トロールシャーマン?（2弱体5T）・黒き魔女 マリア（3弱体5T）・濡れ女（3弱体5T）・
　ゴブリンシャーマン（5弱体5T）・エンシェントキマイラ（5弱体5T）
　ベルゼバブ?（敵1毒>1弱体5T＆1脆弱5T）

血刃つながり

　樹林の聖騎士 ディナルド?（3血刃5T）・純白の先鋒 レベッカ?（6血刃5T）
　血十字団（5血刃1T）・魔神の戦斧（20血刃1T）
　エンシェントキマイラ（敵1弱体>1血刃5T）・オアシスの血花 ドロアナ?（自1血刃>1血刃5T）

キマイラ

　キマイラ・エンシェントキマイラ

霧幻の山麓限定ドロップ

　濡れ女・エンシェントキマイラ

ボス敵としてのエンシェントキマイラ

霧幻の山麓15Fボス。こちらも応報持ち。
濡れ女以上に多彩な状態異常が飛んでくる。毎ターン2毒x2が来るため多少の抵抗ではとても支え切れない。
ここは免疫に頼るのが一番。名声交換で救国の翼 グウィネヴィア?を仕入れてくれば一気に戦闘が楽になる。
または薬学という手もある。効果量2以上なら10無防備をもらうごとに10シールドが手に入り、逆にどんどん守りを厚くできる。

免疫カードがない場合、毎ターン無防備にされるためガードがほとんど行えなくなってしまう。
こまめに回復することで乗り切りたい。幸い、一発で即死しかねないような大技は使ってこない。
適度に治療カードも使うこと。ハイペースで累積されていく毒を消したり、無防備を解除してガードするチャンスを作るのにも役立つ。
無謀は通常ダメージ扱いなので、枯朽などで弱体を重ねればガードの必要すらなくなる。

高難易度で使う状態異常のうち、茨棘は聖域や錬気でダメージを相殺するとよい。
愚直はこちらから仕掛ける状態異常をかなり無効化してくる。完璧に防ぐ自信がないなら毒撃や魔剣デッキでは臨まない方がよい。

過去作品でのエンシェントキマイラ

DDFでは2015年夏イベントにて「瘴気の源-『混沌』」のボスとして登場。
古代森林を瘴気の海に沈めた元凶の一角である。

DDF世界のキマイラは自然界に普通に生息している種族だが、このエンシェントキマイラに限ってはれっきとした人造生命体である。
生まれは世界崩壊以前の時代。様々な生物を融合させて創った合成生物同士をさらに混ぜ合わせることで、この醜悪な怪物が誕生した。
素体に人間は含まれていないためホムンクルスとは異なるが、設計思想は同じようなものだろう。創るだけ創って研究施設に永く放置されていた点も似ている。
（多くのホムンクルスの年齢は数百年程度であるのに対し、エンシェントキマイラは数千年単位で眠っていたらしい。旧文明の歴史の長さが推察できる）

ある時エンシェントキマイラは目覚め、研究所の外に姿を現す。そこは古代森林の中だった。
このため森は運悪く、この魔物のまき散らす瘴気の犠牲になってしまったのである。

合成に合成を重ね真っ当な生命体の輪から外れてしまった結果、食欲など生物の基本欲求すらすでに見失っている。
残っている感情がもしあるとすれば、それは持ち技の名前にも含まれている「怨嗟」であろう。
食事や睡眠を一切取らないため、何もせずともいずれ衰弱し息絶える可能性も考えられる。
だが世界が滅びに向かいつつある今、それを待つ猶予はない。

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