Unattuned Rune System

Last-modified: 2012-03-16 (金) 10:32:40
 

注意

 
  • 最新のベータパッチ Patch 13 において、ルーンとスキルのシステムが大幅に変更されました。それまでルーンストーンと呼ばれていたアイテムがルーンと名称変更され、更にルーンストーンがドロップアイテムであったのに対し、ルーンはレベルアップに伴いバリエーションが増え、利用可能範囲内で自由に選択できるようになりました。
 
  • 以下の情報は Patch 12 までの情報を元にしたものです。システムが以下のアイテムベースに戻される可能性もあるため、暫くの間このままにしておきます。
 

Unattuned Rune System

 
 

Unattuned Rune Systemとは?

 
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  Kickin_Itのリポート(下記)にもあるように、このルーンシステムは幾度となく変更され、今日もまたそれが続いている。簡単にまとめると、この新しいシステムでは、従来より知られている5色のルーンとはもう1つ別タイプのルーンがドロップするようになるんだ。それは決まった色を持たない、ある意味白紙のルーンと言ってもいいかもね。

 

 この”Unattuned Rune”は、スキルに嵌め込むことである1つのタイプの性質を獲得するんだ。5色の内のどれかのことだね。そしてここからが大事な点。後々、そのルーンをスキルから外したとしても、ルーンはそのスキルへの帰属を保ったままなんだ。つまり、一度変化したものは他のスキルに適用しようとしても無理で、元のスキルしか受け付けないってことさ。言うなれば、”Unattuned”じゃなくなるってことだね。

 

 職人の1人であるMysticが、ルーンを”Unattuned Rune”にして取り外すサービスを提供するかもって話題があったけど、不明のままだね。この新しい仕組みで、”Unattuned Rune”はindigoのような色タイプだけじゃなく、random attribute(移動速度/攻撃速度アップや、回避率アップなど)も獲得するって話だ。これが実現すれば、単体ルーンのバラエティーを更に多彩にすることだろう。話の大筋を理解するために、Kickin_Itの記事を読んでおくのをお勧めするよ。

 
 

Unattuned Runeの変遷

 
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 Blizzard HQ(Blizzのイベント)で、ゲームデザインの主任とも言える”Jay Wilson ”がこう答えていた。「ベータテストでは、ルーンシステムのテストは行わないよ。ルーンストーンが最初にドロップするのはNormal難易度のAct2からだね。ルーンはまだまだ重要な変更が行われる最後のゲームシステムなんだ。」開発陣にとって当時この新しいルーンシステムは、ゲームが発売されてからプレイヤーにお披露目したいものだったのかもしれない。それでも徐々に情報が出てきたという具合だ。各論に入る前に、Jayからのメッセージがある。以下を読んでもらいたい。

 

Official Blizzard Quote:
 ところで、今から話すのは全て理論上のものだ。まだ導入されていないものなんだ。頭の中にあって、実現に向けて動き出している段階さ。そのことを念頭に報じてもらいたい。”これは理論の段階です”って強調する感じでね。Diabloファンのコミュニティーに理論上の話をするのは、いいことだと思っているんだ。まあ、実現するかは別にしてね。色々と試行錯誤はするだろうけど、うまく形になるように頑張るさ。

 

 全体を通じて、このBlizardの理論は特に驚くべきことでもなかったんだ。ルーンストーンは今までしてきたのと同様に、スキルの性能を変化させるために組み込まれる。モンスターを倒すことでドロップするが、開発チームはルーンストーンを今までのDiabloシリーズにおけるアイテムと同じものとは考えていなかったんだ。バリエーションが無く、ランダム性もないものだった。
 ルーンストーンとスキルの組み合わせから得られる効果はどれも似たようなもので、違うのはルーンストーンのレベルのみという感じだったのさ。これに加え、ルーンにマウスカーソルを合わせた時、UIは全てのactiveスキルに対する効果を表示するという、とてもひどいものだった。アルファテストを通じて、プレイヤーにストレスを与えるものだって気が付いたんだ。

 

 この問題に対応するため、ルーンストーンを"unattuned(白紙の状態)"でドロップさせるのはどうか、という案が浮上したんだ。ルーンストーンがドロップした時、それは空白で灰色をしており、スキルに対する特性も書かれていない。しかし、一度何かのスキルに適応すれば、そのスキルに帰属しルーンタイプに伴った効果をスキルに及ぼすっていう具合だ。そのルーンのタイプは適用時にランダムで決定するとされていたんだ。更に、ルーンストーンの色だけではなく、ランダムなステータスも付与されるという考えがあったのさ。以前のDiabloシリーズで例えると、チャーム(護符)みたいなものかな。Diablo3の開発初期には”Talisman”なんて呼ばれてもいたね。以下に、開発チームの”Bashiok ”が新しいシステムについて語っていたものを紹介するよ。

 

Official Blizzard Quote:
 このシステムはいいね、なんとか導入させたいね。どんなルーン効果を得られるかはランダムで分からない。だけどランダムaffix(Diabloにおいて、アイテムに付く効果を示す)が付くってアイディアは気に入ってるよ。これによって、最終ランクのルーンストーンを獲得した場合、望むスキルに対する、理想の効果(色)を有したものであっても、最後のランダムステータスまで完璧かどうかは分からないってことが十分にあるんだ。アイテムハンティングをしているときに、楽しく、ルーンストーンがより重要に思えるんじゃないかい?超重要かもしれないし、アイテム分解行きかもしれないってね。

 

 これらルーンストーンシステムの特性は、Diabloのアイテムドロップに一貫して表現される、”ランダム性”の流れを汲んでいるといえるよね。同じルーンストーンのレベルであっても、その能力は異なるから、ある人にとってあるルーンがとんでもない価値を持つことになるんだ。一方で、ルーンストーンをスキルに適用した時に望みの効果が得られなかった場合でも、他の誰かはそれを欲しがるかもしれないよね?価値は個人の望むビルドによって違うんだ。

 

 もう1つ、今のシステムと異なるのは、ルーンストーンがスキルから取り外された時の話だ。このシステムでは、取り除かれた後も以前のスキルと同期していた状態を保っているんだ。旧システムでは、ルーンストーンを取り除くと、その後簡単にまた別のスキルに適用するっていうことが可能だった。新しいシステムではそうはいかないね。例えば、ある”Unattuned Rune”をマジックミサイルのスキルに適用して、Indigoの色(ミサイルの弾数を増加させる効果)になったとする。その後、そのルーンストーンを取り外したが、それは外した後もマジックミサイルの名を持つルーンストーンであり続けるんだ。もちろん、他のスキルには使えない。全部のルーンストーンがこの仕組みではないけれどね。開発陣は、職人の1人であるMysticにルーンストーンの効果を消去する機能を持たせる予定でいるらしいよ。

 

 これらの提案は、システム全体が新しいスキル系の構築をしている、と予想させるものだ。今のところ、スキルは自由に切り替えができるとされているから、開発陣はより柔軟性のあるシステムの必要性を感じたんだと思う。プレイヤーが与えられた状況に応じて目まぐるしく「スキル切り替え」を行うよりも、好きなスキルにとことんフォーカスし易いようなスタイルにね。ルーンストーンが特定のスキルに適用されることで、そのスキルはある意味完成するんだ。”Jay”はランク1のルーンストーンについて「キャンディーみたいなものさ。どの性能が必要か気軽に楽しめるからね」と言う。また、「高レベルのルーンストーンは、それとは逆にとても貴重なんだ。ハイランクのルーンストーンを適用することは一種の投資みたいなものかもね。他のスキルに乗り換えしよう、と気軽に思わないようになってくれることを望むよ」とも言っている。

 

 ただ、新しいルーンストーンシステムにも、変更されていない部分もあるんだ。特にハイランクのルーンストーンは、希少性を保ったままなのさ。ランダムなステータス付与の影響もあって、全く同じルーンストーンを得ることはとても困難だからね。さて、君達はこの新しいシステムをどう思う?

 
 

情報元: http://www.diablofans.com/topic/26476-runic-revision/