【アスフェルド学園】

Last-modified: 2024-01-01 (月) 18:24:42

概要

【Ver.3.4】前期の途中(2016年11月1日)より実装されたコンテンツ。通称「アス学」。
いわゆる「学園モノ」で、プレイヤーは学生になりきって学園に入学し、専用に用意されたストーリーやクエスト、【学園コーデ】【教練バトル】【部活動】といったコンテンツをプレイできる。
ストーリーだけでなくステータス・アイテム・外見なども外とは完全に独立しており、学園に入ると専用のものへ置き換えられる。
ストーリー報酬として入手できる【アスフェルド光章】【アスフェルド大光章】が唯一本編の世界に持ち帰れるアイテムで、入手すると【旅のコンシェルジュ】に送られ、交換屋プランセに渡すことで本編世界のアイテムと交換することができる。
学園内の雰囲気やキャラクターの言動を見る限り、現実世界で言うと中学校にあたるようだが、公式側も特に言及はしていない。
 
りっきーは当コンテンツの制作意図として、次の2点を述べている。

  • プレイヤーの要望が最も高い本編ストーリー追加は、フィールド作成がネックで実装ペースが遅れてしまうので、フィールドマップを共通化することで新ストーリーを短い間隔で追加したい。
  • 自分でなんでもできる最強キャラを作る、本編ではできない夢のようなスキルの組み合わせができる、といったオフラインゲームのような遊びがしたい。

開始条件と入学手続き

開始条件はVer.3のパッケージ導入とVer.2.1のシナリオ【重なりし運命の大地】の冒頭に入り【勇者姫の石】を貰っていること。
条件を満たした状態で真【グランゼドーラ王国】の船舶管理局にいるデミカに話しかけると、地下にあるグランゼドーラ駅から鉄道に乗って学園に向かえる。
その前に、入学案内係のフラッセに話しかけて「学生かばん」と「学生手帳」を受け取ったら、レメリに話しかけて学園専用のキャラクターを作成する。本編とは違う性別にすることも可能。
実装当初は【人間】の大人しか選べなかった(構想段階では五種族でもプレイできる予定だったが、モーションの容量の関係で断念したことを後にりっきーが明かしている)が、Ver.4.5後期に五種族の姿と人間子供でもプレイできるようになった。
性格診断もあり、入学時の質問によって性格が決定されるが、仲間モンスター同様に性格による違いは現時点ではない。
【シャフル先生】に話しかけることでこれらの設定の変更を行うことができ、クラスの変更も可能。
ただし、クラス変更ができるようになるのは2年の教室を全て解放した後で、更にフレンドと同じクラスへ移動する場合を除いて変更先はランダムで、一度変更すると一週間経過するまでは再度の変更ができない制限がある。
 
入学手続きが終わると、【バウンズ学園長】から【アスフェルド学園の石】という専用の【ルーラストーン】が貰える。
その後は、入学時にも使った鉄道またはアスフェルド学園の石によって学園内外を行き来できるようになる。校則に引っかかるのか【飛竜】で上空から入ったり、他のエリアから徒歩で進入したりすることはできない。
学園に行くと学園専用の姿に自動的に切り替わり、学園から本編に戻ると従来の姿に戻る。
なお学園内では、香水・元気玉・ミネアのタロットなどの時間経過は一時停止する。そのため、これらの効果を得ている間に一旦離席しなければならなくなったときは学園に避難するのも手。ログアウトするよりは早い。

施設としてのアスフェルド学園

3学年12クラスから成る全寮制*1の学園施設。文武両道の教育方針を掲げている。
クラスにはDQMJで登場した神獣「スペーディオ」「ガルハート」「グラブゾン」「ディアノーグ」の名が冠されており、アストルティアにもその異世界の事は伝わっている。ナンバリング作品でこれらの神獣の名前が出るのは10が初にして現状唯一。
 
創立100年を迎える*2レンダーシア大陸の次世代を担う人間を育てる由緒ある学園のようで、過去にも【マスター・バレクス】【コルシュ大臣】【マグナス】といった面々を輩出しており、卒業生は軍人・官吏などの要職に就く割合が多いとの記録がある。
現在はアラハギーロ王家の人間が在籍しているという。現実同様学園内では人気でも卒業後はパッとしない人も名を連ねているようだが…。
レンダーシア大陸内に存在していることは判明しているが、地図上での正確な位置は不明(レンダーシア北西の山間に遺跡のある湖が存在するという資料が存在するため、三門の関所の南に隣接している湖が有力か)。
「アスフェルド湖の透明度は世界一で、一般開放を望む声がレンダーシアで38%ある」というセリフがあるため、一般的には地理的な認知はあるようだ。
 
教師の任期が5年と決まっており、再任は一切されないという歴史があり学園の秘密だと噂されている。
 
現校舎と旧校舎があるが、旧校舎に2年次のアイゼル、クラウンの記録があり、旧学園長室に現学園長の写真が飾られているため、現校舎の建設は直近の出来事だと思われる。
【ウルバ先生】?がかつての名【まもの使い】であったなど、教師陣にも学園外との繋がりが見受けられる。

ネタバレ注意

アスフェルド学園は、【スキルマスター】の弟子で、【願いの精霊】の監視者でもあるバウンズによって設立された。
精霊のチカラは湖の遺跡に封印されていても微量ながら外に漏れ出し、世界になにかしらの影響をもたらすとされている。その精霊の力を「夢を叶えたい」という学生たちの願いで健全に昇華させるために、スキルマスターに立案して学園として設立したのである。
教師の任期が5年で再任しないのは、人間でないために学園長が歳を取らないことを願いの力だと思い込み、【シナイジッチ教頭】のように願いの精霊の力を悪しき野望のために使おうとする教師が現れないようにするため。

ストーリー

予言者フェルディナクの予言書には、『学園の危機を救う「伝説の転校生○○○(主人公名)」』という一文が記載されていた。
【主人公】は、【バウンズ学園長】に同じ名であるから学園を救ってほしいと目を付けられ、魔法で容姿を偽って学園に入学。
そして【封印危機対策委員会】(フウキ)の一員となり、【ミラン】【フランジュ】【アイゼル】【クラウン】【ラピス】【リソル】といった仲間と共に封印された学園の施設にそれぞれいる【封印の守護者】を倒して解放していく。
メインストーリーは、彼らNPC6人との交流や育成・共闘をメインとしたソロ向けコンテンツとなっている。
 
大型アップデートに伴いストーリーが追加されていき全12話で完結。

第1話は4月、2話は5月…と季節が進んでいく(主人公は二年生として転校してくる)。
実装されたときのリアルの季節と学園ストーリーの季節が真逆になっているが。
 
なお、フウキ委員やフウキ顧問の【シュメリア】など、ストーリーに深く関わるメインキャラクターとの会話時には、セリフとともに立ち絵が表示されて動作をするという異例の演出がある。
ムービー作成の工数をなるべく省略し、最低限の要素だけでストーリーを進めるための工夫と思われるが、話しかける度に立ち絵を読み込むからなのか、セリフが表示されるまでにラグが発生してテンポがやや悪くなっている。
 
ハードによっては8人を越える人数がいる状況になると、立ち絵が変わる度に遠くにいるキャラが一瞬消えてすぐ現れるという現象が発生してしまう。
話している相手にこの現象が起きた場合は注視している人全員の視線が消え一瞬だけうつ向くなんて事態になる事も。
これらの現象にはVer.3.4後期辺りでこっそり修正が入ったらしく、キャラの切り替えで多少カクつくものの、会話毎の読み込みにかかる時間は少なくなった。

学園クエスト

教室や施設を解放すると、そこにいるキャラクターからクエストを受注することができる。
クリア報酬にアイテムと【流星メダル】を10~20枚貰える。

基本システム

本編における職業の概念は存在せず、主人公の武器の選択は全くの自由となっている。
呪文・特技の取得も得たものの範囲ではあるが自由である。
ただし盾スキルと盾以外の防具は存在しない。職業の概念が無いため【二刀流】も当然できない。

装備

主人公用の武器は【初心者用の両手剣】が渡されるが、【モシャストーン】を好きな武器・盾に変えて使用することができる。
フウキの仲間たちは装備できる武器の種類が決まっている。
クエストなどの報酬や購買部で入手出来るアクセサリーも装備可能。

スキル

Lv15(【スキルポイント】20)からのスタートで、武道場から行ける【願いの想域】で鍛えていく。
主人公の特技や呪文は【スキルノート】でスキルラインを形成し、ポイントを振ることで習得する。
フウキの仲間たちは3つの固有スキルラインと2つ選べる汎用スキルラインを持っている。スキルラインの選択やポイントの振り直しは通常時ならいつでも出来る。

学園内施設

学園内の移動は徒歩移動のほか、施設やフロア間を行き来できる【フウキのつばさ】も使用できる。また、ストーリーを進めると、通学路や校舎前広場など屋外の一部地域に限り【ドルボード】も使用できるようになる。

  • 通学路
  • 外観
    • 武道場
    • 菜園
    • 飼育小屋
    • 講堂
  • 第一本校舎
    • フウキの対策室
    • 自分の教室
    • 購買部
    • 救護室
  • 第二本校舎1階
    • 鍛冶室
    • 裁縫室
    • 木工室
  • 旧校舎
  • 校庭
    • 友情の木
  • 【祈望館】(各仲間の絆9で解放)

変遷

Ver.3.4前期

  • 2016年11月1日、実装。ストーリーは第3話まで。
  • 2016年11月9日、第4話配信。ストーリー進行に伴い【学園コーデ】機能が解禁される。
  • 2016年11月16日-11月30日、スプリング★ナイトフェス開催。

Ver.3.4後期

大型アップデートの一環として学園でも各要素が調整される。

  • 2017年1月12日、第5話配信。レベル上限45・絆レベル5の解放。ストーリーの進行に伴って【部活動】が解禁される。
  • 2017年1月13日-1月23日、2月17日-2月27日の2期に分けてサマー★ナイトフェス開催。

Ver.3.5前期

  • 2017年3月16日、第6話配信。レベル上限50・学力レベル3・絆レベル6解放。ストーリー進行に伴って教練バトル「プラチナクラス」が解放される。また、ストーリー進行で仲間のスキルが強化される。
  • 2017年3月23日、第7話配信。絆イベント2回目が追加。絆レベル7解放。

Ver.3.5中期

  • 2017年5月10日、第8話配信。レベル上限55・学力レベル4・絆レベル8解放。
  • 2017年5月10日-5月23日、オータム★ナイトフェス開催。

Ver.3.5後期

  • クラス変更の際にフレンドと同じクラスに移動できるようになった。
  • 2017年8月17日、第9話配信。レベル上限60・学力レベル5・絆レベル9・祈望館解放。
  • 2017年8月23日、第10話配信。
  • 2017年8月17日-8月31日、ウィンター★ナイトフェス開催。
  • 2017年10月5日、第11話配信。レベル上限70・絆レベル10解放。
  • 2017年10月11日、第12話配信。これをもってストーリーは完結。

Ver.4.5後期

  • 学園内でも五種族の姿及び人間小の姿をとれるようになった。これらはアストルティアでのキャラメイクが反映される。それに応じて授業中の見た目についても変更されている。
  • ステータスを引き継いで最初から遊べるようになった。但し各話のクリア報酬などの再取得はできない。また、やり直しは1日1回の制限がある。
  • 部活動で貰えるチケットの量が増加し、部活強化期間の達成目標数が引き下げられた。
  • 「ナイト★フェス」が話の進行度により常時開催されるようになり、サポート仲間の先生のステータスが強化された。
  • 序盤から「フウキのつばさ」を屋外で使用できるようになった。
  • レッスンチケットの貰える枚数と上限がアップした。

 
なお、上記2つは職員室に新しく現れた【リバイバ先生】?に話しかけることで可能。

Ver.5.0

  • 同性のフウキのなかまと恋人関係になれるようになった。昨今の情勢・時代の流れに配慮した結果とのこと。
    • これにより、以前は片方の性別でなければ獲得ができなかった一部の称号もコンプリートが可能になった。
  • の実装に伴い、武器鍛冶部で鎌を作れるようになり、部活強化週間の目標でも上がるようになった。
  • 交換屋プランセで交換できる【戦神の箱】【戦神の箱2】に変更。

Ver.5.2

部活ポイント交換屋の通常のアイテム交換リストと毎月1回のみ交換できるアイテムが個別のメニューになった。

Ver.5.5前期

【教練バトル】で直ぐに先生(【サポート仲間】)とのマッチングを選択できるようになった。

問題点

「自分でなんでもできる最強キャラを作る、といったオフラインゲームのような遊び」というコンセプトや、独自の成長システムの反動であろうか、やはり実装初期段階ではVer.1.0時代のようなバランスの悪さが露呈している。
特に【キングのカード】を始めとする指定武器装備時のみ攻撃力などの性能が上がるアクセサリーがある関係で武器選択の幅がカードありきと言う【タイガークロー一強時代】のような状況になってしまっている。
配信話数が増えるごとにカードの種類は増えているが、キングのカードがストーリー上一番早く手に入り純粋な火力アップのため、両手剣への偏りが顕著である*3
また、攻撃特技は150スキルの特技も習得できるのに対し、攻撃呪文はメラミやドルクマ、イオラ等中級呪文まででメラゾーマやドルモーア、メラガイアーと言った上級以上の呪文が無い為、物理と呪文の差が非常に激しい。
 
呪文についてはLv41から攻撃魔力の上昇率を極端に上げるという対策をしている*4
第6章にて授業レベルが解放されてスキルノートIVでメラゾーマやベホマラーと言った上位の呪文と180スキル特技も解放された。
更に第8章ではスキルノートVの追加でメラガイアーやドルマドン等の超級呪文も解放。非CT技のダメージキャップ1999に対して上級呪文は燃費の悪さと詠唱時間の長さと引き換えにダメージキャップが2999であるという利点があり、ためる弐との相性の良さから攻撃呪文も注目されるようになった。
 
さらにカードについても第6章から手に入るモシャストーンLv5で作れる神秘のカードが主人公専用になった事で概ね装備武器の差はなくなった。
ただし、回復魔力だけは【ザオライン】に届かせるのが困難であり、呪文では確実に生き返らせられない10以前のような仕様である。
【イシスのブローチ】と神秘のカードで上手く回復魔力を大幅に上げてくれる物が出れば両手杖でも何とか届かせる事は可能。
その後、Lv60まで上がればアクセだけでザオラインに届くようになり、さらにLv70まで開放されると素の回復魔力だけでザオラインに届くようになる。
ためる弐が相変わらず強いと言う点はあるが、第6章で解放される要素によって呪文と物理、武器毎の大きな格差は無くなり概ね解決されたと言えるだろう。

学園そのものの是非について

アスフェルド学園そのものに対する批判意見も多く、ユーザー間で賛否が分かれている。反対派からは

  • 世界観やキャラクターデザインが所謂「恋愛ゲーム」風で、ドラクエシリーズのイメージから大きくかけ離れており、人によっては不快に感じられやすい部分もある
  • 本筋と全く違うコンセプトを導入するならDQ10内ではなく別ゲーとして出すべきだった
  • 鏡が指定した場所に行き、ボス戦と解錠を繰り返すだけの単調なストーリー
  • 学園ばかりにリソースを傾けた結果、【バージョン3.0スカスカ問題】が起こっているように感じさせる

といった意見が出され、【提案広場】でも学園に反対する提案に対して過去最多の4446票の「そう思う」が記録された。
また、りっきーの推しキャラであるラピスを運営推薦枠で第5回クイーン選挙に出場させたことも、反対派からは私物化と見られ、学園批判がりっきー個人への人格攻撃に発展する場合も少なくなかった。
元々彼は2バージョンに渡ってディレクターを務めた関係で全ての施策や言動が賛否分かれ、在任中非常にヘイトを向けられやすい存在であったが、学園がトドメとなってそれが大爆発してしまった感がある。
さらに、最終話のラスボスはDQのナンバリング作品の重要ボスを模した姿をしており、これが発覚してからは原作を汚したと彼を断罪するだけでなく、「過去作の重要ボスを何度も倒されるコンテンツに出したくないからといって学園には出してもいいのか?」とこの扱いに許可を出したであろう【堀井雄二】にまで怒りの矛先を向ける者も現れることとなった。
 
しかし、ドラクエナンバリングにおいては、アスフェルド学園以前にDQ9には【エルシオン学院】が登場し、その後もDQ11において【メダル女学園】が登場している。最初期ではドラクエⅣにてすでに1章で学校が存在している。
DQ10本編に目を向けても、サービス当初からある【ツスクルの村】にある【学びの庭】は学園の一種と言っても問題はない。
そのため、「学園」そのものがドラクエの世界観から逸脱したと言い切れるかは微妙ではある(ただしエルシオン学院やメダル女学園にはこちらのような「恋愛ゲーム」的要素はなく、校風は全く異なっている)。
そして学園はメインストーリーや他のクエストとは独立したコンテンツであり、報酬も一部おしゃれ装備を除いて他のコンテンツでも入手できるアイテムとなっている。
シナリオを進めたりキャラを強化したりする上で必須のものではなく、やるやらないは個人の自由であるということは留意すべきだろう。
学園自体も発表当初から「余ったリソースで作っている」と発言しており、単調なストーリーとなってしまっているのもここに起因するのだろう。これは4話以降フウキのメンバーの過去を掘り下げたりすることで若干単調では無くなった。
バージョン3.0スカスカ問題も実際は他のドラクエ関連作品にスタッフを割かれてしまったことが原因であることが後に語られている。
 
また、一部の悪質なユーザーによる提案広場や5ch、ブログコメントなどの媒体を使いマイナスイメージを与える書き込みが執拗に行われていたことも留意すべきことである。
実際にりっきーが発言していた「学園では本編ではできない夢のスキルの組み合わせができる」というものを「学園は僕の夢だった」という主旨に捏造して広めていたことが確認されている。
 
DQXTV番外編「プロデューサー夜話~bar miyake」(2017年11月2日)では【サイトーブイ】がプレイヤー目線で否定的な見解を示し(最後は良かったとのことだが、未プレイの【三宅有】への配慮から詳細には触れず)、学園には批判的な意見が多いことへのコメントをりっきーに求めた。
りっきーは現実を重く受け止めているが、学園のファンもいるので完全否定は出来ないと釈明した。ちなみにアンケートによるとアスフェルド学園の満足度は10点満点中で10点を付けた人が20%以上いることが判明している(参考までにVer.2ストーリーの満足度は10点が30%ほどである)。
 
りっきーが後に語ったことによれば、学園の開発スタッフは当時はまだ本筋の開発に関わっていなかった新人スタッフを中心に構成されていたとのことで、それらスタッフが開発環境に慣れるための、そして他のゲームの開発に割かれたスタッフの穴埋めのために早急に本筋に関われるようにするための実践用コンテンツとしての側面も持っていたようである。
前述の「余ったリソース」というのもこの新人スタッフのことであろう。
また、以降のゲーム本編に実装されたシステムの雛形になったと思われるものも少なくないため、良くも悪くもDQ10に与えた影響は大きかったといえるだろう。
 
なお「中世ヨーロッパ風ファンタジーらしさ」という括りでたびたび語られるシリーズではあるが、そのような世界観から逸脱した要素といえば今に始まったことではなく、シリーズ最初期の段階からすでに存在していたことは付け加えておく(ヨーロッパファンタジー的世界観からかけ離れた要素の筆頭ともいうべきバニーガールやカジノの初出はファミコン時代の作品である)。



*1 生徒は全員、学生寮・祈望館に部屋がある。主人公は外部から来ているので寮には登録されていない。
*2 生徒会室の本棚より
*3 ただし、カードの対象武器は全てフウキの仲間が装備できる武器と一致しており、更に6話から追加されたしんぴのカードが主人公専用となっている為、フウキの仲間が使う事を想定していたと思われる。
*4 Lv40~45間で2倍ぐらいに上がる