【クロスペンデュラムみのがすバグ】

Last-modified: 2020-05-04 (月) 16:40:33

概要

Ver.3.1前期から追加された武器(ムチ)【クロスペンデュラム】の効果「状態異常系の成功率+10%」により、サバイバルスキル【みのがす】で見逃すことができない敵でも見逃せてしまっていた不具合およびそれに関するプレイヤーの問題行動。
 
本来は運営側でつぶしておくべき不具合にも拘らず、特別な操作をしなくても戦闘で使える特技を使っただけなのに大量に処分した運営の不手際を責める声も大きいが、大前提として不具合の悪用は利用規約の中で禁止と明記されている
これは本作に限らず大多数のオンラインゲームではごく当たり前に禁止されている事であり(「グリッチ行為」と言われている)、重大な不具合を出したと言う事実そのもので運営が批判されることはあれど、だからと言っていわゆる「不具合を出すほうが悪い(=だからユーザーが不具合を利用してもいい)」という論法は基本的には一切通用しない。
利用規約に同意していなければDQ10をプレイできないため、知らなかったという言い訳も通用しない。
不具合の発生自体と、それを知った上でのユーザーによる悪用は、あくまで別の問題なのである。

発生した不具合とその影響

本来のみのがすの効果は、【しらべる】にて格下と表示されはじめるレベル+4のモンスターのうち即死無効ではないもののみに有効である。
しかしクロスペンデュラムを装備した状態でみのがすを行うことで、本来みのがすができないはずの即死無効の敵や格上のモンスターにも効いてしまうようになっていた。
もちろん、ボスモンスターも例外なく有効であり、この状態は不具合であると発表された。
 
この不具合を意図的に利用したプレイヤーによって、敵を倒すことに意味があるバトル系コンテンツの大半が被害を受けた。
特に

で多くの行為が見かけられた。
ただし、【コインボス】【魔法の迷宮】)については【「みのがす」問題】の対策によってみのがす自体が使用できないため影響はなかった。
 
なお、同じような効果である短剣スキルの状態異常成功率アップではこの不具合は発生しない。
また、クロスペンデュラムを装備すれば【タッピツ仙人】【エモノ呼び】できるという噂も流れていたが、そちらはガセである。
(「このモンスターはエモノ呼びできない!」と表示され使えない)
 
Twitterやブログ、2chなどで多くの人に周知されてしまったのが2016年1月7日早朝で、周知ともに当行為をするユーザーが爆発的に増加。
運営もすぐに対応し、午前中には不具合であると発表。ゲーム内でも、定期的にドラキーマが「不具合がでているためクロスペンデュラムを装備してみのがすを使わないでください。意図的に使用した場合処分の対象となる可能性があります」とメッセージを出していた。
その日の夕方に行われた緊急メンテナンスによって修正されたが、公式からのお知らせにて運営も意図しない不具合であると認めており、悪用したと判断されるユーザーに処分を下すとしている。
この不具合がどの時点で発生していたのかは発表されてないが、Ver.3.1前期での武器実装時から不具合に関する書き込みがあったため、この時点から存在していた可能性がある。
 
Twitterなどの書き込みから判断するに、興味本位や検証だけでなく「不具合(運営のミス)はやったもん勝ち」と思い込んだ多数のユーザーが試行していた模様。
今まで大きな問題として挙げられていた【カジノ逆天井問題】【常闇の竜レグナード】がみとれによる魅了で【紅蓮の炎】の効果を受けてしまう不具合や【メダルローラー問題】のときに何も処罰がなかったことからこのような考えに至ったようだ。
ただし、上記問題については不具合ではなく仕様と発表されていたために問題なかったのに対し、こちらはれっきとした不具合である。
また、ボスや強敵にみのがしが効くことがあまりにも異常な挙動であるということもあってか、逆天井やメダルローラーに手を出したプレイヤー達ですら「これは明らかにヤバい」という認識を持って手を出さなかったのも多かった。
不具合利用による処罰として過去にはVer.1.2に起きたはぐれメタルの件などの前例がある。

その後の対応など

2016年1月9日深夜~早朝にかけて、当不具合を悪用していたと思われる約1700キャラクターのアカウント一時停止(ペナルティが累積していれば永久停止)、および不具合の悪用によって戦闘に勝利し、取得できた称号・アクセサリの削除の処分が下された。
さらに、その中から特に悪質であるとされる約600キャラクターはデータの巻き戻しが行われるとのこと。
また、自分自身が不具合の悪用をしていなくても、他のパーティメンバーの行為によって利益を得てしまったキャラクターについては後日該当称号・アクセサリの削除を行うとされている。
 
その後、BANされたユーザーの一部は運営のこの対応に対し、「ドラゴンクエスト10不当BAN被害者の会」なるサイトを設立し、抗議や運営批判を続ける意向を示し、更には弁護士に相談するなどしたようだが、彼らの主張はいずれも的外れかつ責任転嫁が目立つものばかり故に逆に当該サイトが炎上する結果となってしまったようだ(アカウント停止させられた1700キャラクターと言う数字から、通称「1700民」)。
なお、このサイトについては運営陣からは特に言及はなく、その後自然消滅してしまった模様。