【ムチスキル】

Last-modified: 2023-10-05 (木) 23:24:24

概要

【ムチ】を装備時に使用できる【武器スキル】
【魔法使い】【盗賊】【スーパースター】【まもの使い】【占い師】が習得できる。
全ての職業で独自のスキルラインを持つ(厳密には魔法使いのみ初期仕様のままだが)。

特徴

本作のムチによる通常攻撃は、対象に攻撃を行った後、対象とその周囲に1回目の0.4倍の追加ダメージを与える。
つまり範囲攻撃かつ2回攻撃という、数ある武器の中でも特に珍しい形態となっているのだ。
ただし対象には1.0倍+0.4倍の2回攻撃となるものの、他の敵には2回目の0.4倍の部分しか当たらず、また2回目の攻撃は【会心の一撃】が絶対に発生しない。
ムチの特技の中では、愛のムチとスパークショットの2つが同様の挙動をする。
また、従来のドラクエは両手武器という概念がなかったため盾も装備できていたが今回はその両手武器に属するため盾は装備できない。
 
特技を見ると非常に器用で、【混乱】【マヒ】【幻惑】の状態異常3種に前方直線範囲攻撃や高倍率の単体多段攻撃もできる。
…と文面で見ると優秀だが実際にはクセが強いものが多く、かつては「使いづらい」という評価をされがちであった。
まず混乱とマヒは耐性持ちが多く妨害技としては眠りや休みに見劣りしがちで、状態異常撒きとしてまともに使えるのはスパークショットの幻惑くらい。
範囲攻撃技があるといっても、前方直線という範囲は横に狭く、狙って複数の敵を巻き込むのが難しい。
通常攻撃の性能もそうだが、本作のムチはグループに対して効率よくダメージを与えられた過去作と違い範囲攻撃はむしろ不得意な方。この性能に疑問を持っているプレイヤーもいる。
系統特効技の愛のムチはモーションが長すぎて怪人相手でも他の特技で殴った方が早いとまで言われる。
主力となる単体攻撃技の双竜打ちもかつては残念特技と言われていた。
 
しかし、後のアップデートで状態異常成功率アップなどの上位スキルが追加されたことで大化けし、現在は状態異常を中心に幅広い選択肢を持つ強力な武器となっている。
状態異常成功率アップは職業固有の特技・呪文・タロットにも適用されるため、武器のデバフ技3種は勿論のこと、魔法使い・スーパースターの呪文や占い師のタロットも大幅強化される。
さらに、極竜打ちやバイキルショットにより、CT付きではあるもののバフ消しや自己【バイキルト】もこなせる。
また、双竜打ちも度重なる調整によって改善され、中程度の物理火力を出せるようになっている。とはいえ、極竜打ち以外に双竜打ちを超えるCT技は無く、範囲攻撃も依然として苦手なままなので、物理攻撃面は過信しないように。
上記の特性に加え、使い手が物理・魔法・補助職など多岐に渡ることから、職によって使い方がガラリと変わる珍しい武器種でもある。

習得とくぎ・スキル効果

魔法使い

SPとくぎ・スキル効果
3【らせん打ち】
7装備時こうげき力+5
13【愛のムチ】
22装備時こうげき力+5
35【スパークショット】
42【しばり打ち】
58装備時こうげき力+5
76【地ばしり打ち】
88装備時効果範囲+2m
100【双竜打ち】
110装備時こうげき力+10
120【疾風迅雷】
130装備時かいしん率+4%
140【極竜打ち】
150装備時こうげき力+10

魔法使いの場合は火力全振りなら攻撃呪文特化の【両手杖スキル】、状態異常成功率アップを使いたければ盾装備とある程度の呪文火力も両立できる【短剣スキル】があるため、無調整のムチはほぼ死にスキルと化してしまっている。
わざわざ現状でムチを持つ利点は、【メタル迷宮招待券】でメタルに効く範囲攻撃を使えること程度。
一応、幻惑や混乱といった短剣が持たない状態異常を狙うことができ、魔法使い用の武器としては最も物理火力があり攻撃呪文がほぼ役に立たない敵に当たってしまった時の最終手段にもなるが…。

盗賊

SPとくぎ・スキル効果
3【らせん打ち】
7装備時こうげき力+15
13【愛のムチ】
22装備時効果範囲+2m
35【スパークショット】
42【しばり打ち】
58攻撃時15%で魔導の書
76【地ばしり打ち】
88装備時特技の射程距離+2m
100【双竜打ち】
110装備時こうげき力+20
120【疾風迅雷】
130装備時かいしん率+4%
140【極竜打ち】
150攻撃時に雷耐性低下

「装備時特技の射程距離+2m」が追加されまもの使いと使用感が同等になったことに加え、「攻撃時15%で魔導の書」、「攻撃時に雷耐性低下」がスキルラインに追加された。
さらにタッツィから覚えるスキルとして「装備時に雷属性攻撃」が加わり、雷属性攻撃と状態異常に特化した性能になった。
ツメスキルの牙神昇誕・改の効果を持ち越しながら武器をツメからムチへと持ち変える運用も可能で、雷属性が有効な敵には強力な武器となっている。

スーパースター

SPとくぎ・スキル効果
装備時効果範囲+2m
3【らせん打ち】
7行動時10%でバイシオン
13【愛のムチ】
22装備時こうげき力+10
35【スパークショット】
42【しばり打ち】
58攻撃時25%でルカニ
76【地ばしり打ち】
88装備時こうげき力+15
100【双竜打ち】
110装備時こうげき力+30
120【疾風迅雷】
130装備時かいしん率+4%
140【極竜打ち】
150装備時特技ダメージ+20

「行動時10%バイシオン」、「攻撃時25%でルカニ」、装備時の攻撃力と特技ダメージもアップ、デフォルトで「装備時効果範囲+2m」も習得し、アタッカー寄りのスキルが揃っている。
元々の事情として他の武器種がサポートや範囲呪文偏重だったこともあり、スーパースターで単体攻撃や物理攻撃をしたければムチ一択と言える。
更にムチの状態異常成功率アップで呪文や職業スキルの状態異常を活かせるという点でも相性が良く、火力とデバフを兼ね備えたメインウェポンとなる。

まもの使い

SPとくぎ・スキル効果
3【らせん打ち】
7装備時こうげき力+20
13【愛のムチ】
22装備時かいしん率+6%
35【スパークショット】
42【しばり打ち】
58装備時こうげき力+30
76【地ばしり打ち】
88ムチ特技の射程距離+3m
100【双竜打ち】
110【行動間隔短縮】
120【疾風迅雷】
130装備時チャージ時間-10秒
140【極竜打ち】
150装備時特技ダメージ+150

初の特技の射程距離増加に加え、装備時CT短縮や特技ダメージ+150といった強力なパッシブスキルが追加されている。
Ver.6.5後期で88Pの「装備時特技の射程距離+2m」が「ムチ特技の射程距離+3m」に変更。
ムチスキルの射程がさらに伸びたが、職業スキルで覚える特技には適用されなくなった。
まもの使いの役割上、中距離から物理火力を出し続けるための純物理武器として期待されることが多く、状態異常成功率アップが外されることも珍しくはない。

占い師

SPとくぎ・スキル効果
3攻撃時10%で魔導の書
7装備時こうげき力+5
13攻撃時25%でルカニ
22の成功率アップ
35【スパークショット】
42【しばり打ち】
58攻撃時25%でヘナトス
76【地ばしり打ち】
88装備時効果範囲+2m
100【双竜打ち】
110月と星の出現時間を延長
120【疾風迅雷】
130装備時かいしん率+4%
140【極竜打ち】
150装備時こうげき力+30

月や星のタロットが強化されるのが大きな特徴。110ポイントの「月と星の出現時間を延長」では、タロットのランクやオーラ状態にかかわらず出現時間が15秒延長される。
また、ムチの攻撃力自体も高めな上に攻撃時に様々な状態異常を入れられるので、双竜打ちを主体とした物理攻撃で戦う戦法も意外と強力。
この場合はタロットは補助系と【戦車のタロット】で戦うことになるだろう。

180・200スキル

【180スキル】及び【200スキル】は以下より選択。

とくぎ・スキル効果160170180190200
【バイキルショット】150秒
(開幕75秒)
110秒
(開幕55秒)
70秒
(開幕35秒)
【悶絶全方打ち】120秒
(開幕60秒)
80秒
(開幕40秒)
らせん打ち
(占いのみ)
(性能変化なし)
愛のムチ
(占いのみ)
(性能変化なし)
装備時こうげき力+5+8+10
装備時かいしん率+1%+1.2%+1.5%
状態異常成功率+25%+50%+100%
らせん打ちの強化+8%+10%+18%
愛のムチの強化+10%+15%+30%
スパークショットの強化+8%+10%+18%
しばり打ちの強化+8%+10%+18%
地しばり打ちの強化+4%+6%+8%
双竜打ちの強化+2%+4%+6%
疾風迅雷の強化+6%+8%+10%
極竜打ちの強化+4%+6%+8%
バイキルショットの強化+3%+5%+8%
悶絶全方打ちの強化+1%+3%
装備時に雷属性攻撃
(盗賊のみ)
(性能変化なし)

称号

SP獲得称号
3ムチの使い手
7イケてるムチ使い/アイドルムチ使い
13ウデききムチ使い
22ムチのテクニシャン/ムチムチ姫
35ウィップキラー
42スパルタ教官/ウィップフェアリー
58ウィップスター
76ムチ王子/ウィップエンジェル
88ムチ大王/おしおき女王さま
100伝説のムチ使い/ムチの女神

変遷

Ver.1.0

初期職では魔法使いと盗賊が装備できるが力の低い魔法使いが装備する理由は乏しく、盗賊にもツメがあったため非常に目立たないポジションにあった。
この頃はスキルの振りなおしもできなかったため、ムチスキルを振っているだけで希少種とまで言われるほど立場が無かった。
後に追加されたスーパースターが装備可能で、スーパースターは他が扇とスティックとどちらも攻撃力の低い武器であったためダメージを出したい場合は装備することはあった。
しかし、ボス戦などではサポートとして動くことが多く盾を装備できないことを含めてムチの出番はあまりなかった。

Ver.2.0

本バージョンにて追加されたまもの使いも装備可能であるが、まもの使いはオノ・ツメ・両手剣と火力の出る装備が揃っているため、これまた火力目的で装備されることはほぼ無かった。
他の不遇両手武器の【おもさ】が大きく増えたのにもかかわらず、このムチは消費MPのみの梃入れであり両手武器ながら重いという利点さえつけてもらえなかった。ここまでくるともう泣いて良いだろう。
 
また、新要素【ピラミッド】にて範囲攻撃とマヌーサが有効なことから、ムチの有用性が少し増えたかもしれない。

Ver.2.1前期

前期からはあまりに弱すぎたためか状態異常の成功確率が上方修正。
双竜打ちのダメージも引き上げられ、盗賊とまもの使いにとってはタイガー以上の威力が出せるようになった。
これによってネタレベルの不遇さからはなんとか脱せたと評されている。
しかし双竜の硬直が長いことと、錬金効果及び武器の特効が双竜と地走りに乗らないという課題も残されている。
壁更新が重要なコインボスだと永遠の二番手ポジションだろう。
メジャーな武器とは言い難く好きな人は使う程度の立ち位置ではあるが、普通に迷宮に潜るぐらいのレベルならば使い手もちらほら増えてきている。

Ver.2.1後期

120解放で新たに疾風迅雷が登場したものの単なる地ばしり打ちの上位技でしかなく、おまけにチャージタイムがあるので余計に使いにくい。
しかし双竜打ちの硬直が改善され、タイガークローを上回るDPSを出せるようになったので、盗賊ならばメイン武器としても使えるようにはなった。ここにきて漸く実用的な特技になったのだ。
一方で本来ムチの長所であるはずの範囲攻撃に関してはオノの方が上回っている状況なのは変わらない。

Ver.2.3後期

双竜打ちの上位技である極竜打ちが実装された事で瞬間的に更なる火力を得た。
更にこの技には補助効果を消す効果もあるので、バフ消しも可能となった。
ただ、ムチ使いは同時に半数がツメも使えるため、バフ消し目的で使うのは魔法使いとスーパースターだけである。
とはいえ、妨害もこなすこの2職もバフ消しに参加できるようになったのは大きい。
ただ極竜打ちは硬直が長いため、残念な特技とされることが大きい。

Ver.3.3

前期に追加された【180スキル】により、【状態異常成功率+○○%】が習得できるように。
短剣の150スキル効果同様、ムチの特技で混乱マヒ幻惑が入りやすくなったほか、スーパースターもその特性上恩恵を受けてパワーアップを果たした。
 
また、後期に追加された【占い師】は、力の低さからムチ攻撃への適性は無いが攻撃タロットと状態異常成功率アップの相性が良くムチ装備が選択肢となる。
盗賊とまもの使いという雑魚狩りでよく使う2職が扱えるので、振っておくとこの2職での狩りで困る事がなくなる。

Ver.5.3

まもの使いのムチスキルが独自仕様に変更された。

Ver.6.1

占い師のムチスキルが独自仕様に変更された。

Ver.6.3

盗賊のムチスキルが独自仕様に変更された。
【地ばしり打ち】【疾風迅雷】の効果範囲が拡大された。

Ver.6.4

スーパースターのムチスキルが独自仕様に変更された。

Ver.6.5後期

まもの使いのムチスキルが更に調整された。