【安西崇】

Last-modified: 2023-01-11 (水) 23:19:42

概要

スクウェア・エニックス所属のゲームクリエイター。読みは「あんざい たかし」。初期開発メンバーの1人で、Ver.4からディレクター(3代目)を務める。
Ver.1ではバトルプランナーチーフ、Ver.2からは2代目ディレクターに就任したりっきーの後任としてチーフプランナーを務めた。
 
実は日本のオンラインゲーム黎明期から一貫して開発に携わってきた、オンラインゲーム開発の大ベテラン(後述)。
DQ10で【ジャンプ】ができるのはこの人のお蔭。容量上の問題からジャンプはたびたび「削ろう」という声が上がったが、安西は「EverQuest」など過去のオンラインゲームでのプレイ経験からジャンプは常識と考えており死守したという。
他方「ドラクエらしさ」を理解するのに時間を要したそうで、開発初期は自分の企画するクエストがことごとく没になり、その理由が分からなかったという。
 
あだ名は「安西先生」。由来はバスケ漫画『SLAM DUNK』の登場人物である安西光義の呼称「安西先生」から。
妻子持ちであり、息子さんもプレイされているという。
プライベートキャラはドワ子の「モフィタン」。初心者大使の配信でサポート仲間としてしばしばお目にかかれる。
 
Vジャンプブックス「いざ新たなるアストルティア」のインタビューによると、好きなナンバリング作品はDQ9。
また、一人で背負い込んだ前任者とは対照的に、【小澤直美】(チーフプランナー)をはじめとしたスタッフにある程度の裁量を委ねる方針を採っているらしい。
遊び人の【くちぶえ】も小澤主導で実装した旨をインタビューで発言している。
 
広場のアイコンは【スライムナイト】を使用していたが、D就任以降は似顔絵が用意され、そちらを使っている。

経歴

光栄(現・コーエーテクモゲームス)に新卒で入社、「大航海時代III」(1996)「信長の野望 Internet」(1998)「三國志 Internet」(1999)「アプサラス」(2000)で相次いでディレクターを務める。
その後、坂口博信(FFの生みの親。現・ミストウォーカー代表)に請われてスクウェア(当時はまだエニックスと別会社)に入社、ドラクエのMMOの試作品を手がけるも、実はエニックス側に承諾なく勝手に作っている状況。ある程度仕上がった段階でようやく交渉に入るが決裂してお蔵入りに。「1年ぐらい適当にしてて」と放置されて嫌になり退社する。
その後、カプコンが東京拠点を立ち上げてオンラインゲームに乗り出そうとしていたので入社しスタッフを集めるが、2年後に東京拠点自体が閉鎖となり、自分が集めたスタッフごと退社を余儀なくされる。
その後、スクウェア・エニックスがオンライン開発スタッフを募集していたため古巣の門を再び叩く。面接した【齊藤陽介】から「ドラクエのオンラインを作る」と言われ、一瞬、ドッキリかと思ったと言う。
 
「信長の野望 Online」「ドラゴンクエストヒーローズ」でプロデューサーを務めた小笠原賢一(コーエーテクモゲームス)は旧・光栄の同期。

DQXTV

【ドラゴンクエストX TV】では2013年11月30日放送で初登場し、2014年夏頃から出番が増え始めるが、回復がほしい場面でスクルトをしてしまったことをゲストの【ガチ沼さん】にのちに地雷ネタにされたり、秋の大運動会10時間スペシャルでは万歩計をつけてのバトルで死んだ仲間にリホイミをしたり、2015年の大運動会スペシャルではアトラスのカードを捧げるべき場面でアトラス強のカードを捧げてしまう、足防具を装備し忘れるなどのうっかりを披露。この件は2年後の2017年夏にTシャツネタとなる。
さらには女性プレイヤーへのファンサービスとして【プライベートコンシェルジュ】姿で「壁ドン」をやらされたり、 【スキルマスター】に扮していたり、ディレクターになってからも、バトルで魔力かくせいが切れても気づかなかったりと相変わらずのうっかり屋で、「不安西」といったコメントが飛ぶことも。
 
挙句に現在では最新情報発表コーナーの名称が「安西先生!忘れ物はないですか?」と命名され、すっかりうっかりキャラで定着してしまった。
また、発表中にしょっちゅう水を飲んで息を入れる為、安西先生の為に水筒ボックスを用意されたり、発表中何回飲むのかで賭けになったりとこちらもネタにされてしまっている。夏祭り'18 Westでは小型のウォーターサーバー(2Lペットボトル供給タイプ)が用意される事態にまで発展した。さらに夏祭り'19ではガロンボトル接続の据え置きタイプにパワーアップ
 
好きな女性キャラクターが「風の谷のナウシカ」のクシャナ、「機動戦士Zガンダム」のハマーン・カーンであると公言しており、【ヴァレリア】はそんな彼の趣味性が存分に発揮されたキャラクターだといえる。

ゲームクリエイター人狼会と生放送人狼

イシイジロウ(「428 ~封鎖された渋谷で~」ディレクター)主催の「ゲームクリエイター人狼会」のメンバーとしても積極的に活動。
「将棋棋士vsゲームクリエイター」(2014年4月19日)で生放送イベント初参戦。その流れをくむ「アルティメット人狼」でも第2回大会(2014年12月19日)から継続して参加している。
DQXTVに出演してもその手のイベントがらみの告知だけで終わるという事態すら引き起こしている。
さらにはこちらでもイケメンぶりを買われ、イシイジロウ監督の自主映画「女流棋士の春」(2016年12月公開)で俳優デビュー。ヒロイン(香川愛生女流)の亡き父にして伝説のトップ棋士という重要な役どころを務めた。