【魔勇者アンルシア】

概要

【眠れる勇者と導きの盟友】のラスボス。【アンルシア姫】が【勇者】の力を得る為に創生の渦の力を纏わせた姿。
外見はスカルブレードに似た片手剣を装備した【あくまのきし】といったところ。
【魔道士キルギル】の実験の成れの果て。寒色系の体色が黄色に変色する課程は地獄の帝王を思わせる。
　
元々彼女は勇者の替え玉にすることを目的に「アンルシアのコピー」として作られた存在であるが、勇者の力を得る為に多数の無辜の民を殺害する等、その邪悪な性格はコピー元とは全く異なる。
しかし、自身が作られた目的である勇者の力の覚醒に至れぬ苦悩を抱えているがゆえでもある。生まれついての勇者でありながら愛する人の死に絶望して力を捨てようとしたアンルシア姫とは対照的な存在でありつつ、勇者の力を巡る苦悩を経験するという共通点があり、そのことを察した本物のアンルシアから戦いの決着後に同情を寄せられている。

【大魔王マデサゴーラ】の存在、そして今いるレンダーシアが【偽りのレンダーシア】であることを明かし、【ブレイブストーン】を残して消滅した。
戦闘後はお互いライバル？として認めあっているような節があり、それ以降も出番がある。
　
なお、Ver.2.2以降のシナリオでは変身前の姿の名称もこれに統一されている。以後、それも併せて記載。

戦闘力

特筆すべき点は一戦ごとにHP・MPが全快すること、そして一戦ごとにBGMが変わることである。
これはのちのマデサゴーラ戦、【禍乱の竜アンテロ】戦、【魔人王ドミネウス】戦も同様。
【冥王ネルゲル】同様最終形態以外（ネルゲルは第一形態、魔勇者は第一、二形態）は経験値が0であるため、難易度を毎回選択する場合は「弱い」でいいだろう。

第1形態

緑色の体色。BGMはおなじみ【渾身の力を込めて】。
標的の広範囲に300近いダメージを与える【ジゴデイン】が強力。更には暴走する事もある。
怒り状態で巻き込まれると全滅の危険もある。しかしこれに気をつけていればそこまで強敵ではない。

第2形態

力を解放し、体が黄色になる。BGMは【魔物出現】。討伐モンスターリストに載るのはこの姿。
なんとここから【勇者姫アンルシア】が【NPC戦闘員】として参戦。メインストーリー中にNPCが加わるのは初となる。
　
ここから魔法陣を3つ敷き、300以上のダメージを与えてくる【創生の魔力】を使用する。
プレイヤーが操作している分には問題ないが、サポート仲間だと巻き込まれてしまうことが多いので立て直しが必須。
Ver.2.1からは、サポート仲間が創生の魔力を避けてくれるようになった事、そして【どうぐ使い】の【トラップジャマー】のおかげでサポート討伐は大分難易度が緩和された。

第3形態

姿形･攻撃方法に変化はないが【闇のころも】を使用した状態からスタートする。BGMは【不死身の敵に挑む】。
闇の衣使用状態だと、こちらが受けるダメージが2.5倍、与えるダメージが1/10になってしまって為す術がない。
この状態でジゴデインや創生の魔力を複数人で喰らうと壊滅するので要注意。なお創生の魔力には闇のころもの効果は乗らない。
アンルシアが【勇者の光】で衣を解除するまで逃げに徹しよう。死者が居るとアンルシアは【ザオリク】を優先し、中々勇者の光を使ってくれないので注意。
衣を剥がせば【ウルベア魔神兵】同様20秒間行動不能になった上に与えるダメージ量が上昇(4倍)しているので一気に畳み込もう。

その後のメインストーリー・外伝クエストでの活躍

紡がれし勇気の絆（Ver.2.2）

【仮面の男】の正体にショックを受け、果たして最愛の兄と戦えるのかと自問するアンルシアの前に、変身前の姿で幻影となって姿を現わす。
「勇者の力を使うつもりがないなら何時でも自分がその役目を引き受けると皮肉と共にあざ笑いつつ、トーマを救ってみせると豪語するアンルシアの言葉を聞くと表情を一変させ、「私はいつでもお前を見ている、それを忘れるな」と鼓舞するかのような言葉を残して消滅した。

天翔ける希望の双翼（Ver.2.3）

直接の登場はないが、【魔幻宮殿】の中に彼女の肖像画が飾られている（E-4の辺り）。

よみがえる王国（Ver.2.4実装）

かつて自分の力の糧として殺したと思われた【テグラム】に魂のかけらを植え付けていたという形で再登場。偽りのグランゼドーラの全国民を生贄に復活を目論み、テグラムの体を乗っ取って【魔剣士テグラム】となるが、またしても主人公に阻まれる。
最後は完全に乗っ取られてはいなかったテグラムの意識に負け、同時に勇者でない自分が勇者を目指した事が過ちだったと悟る。人形として生きる事を過ちとするテグラムに、過ちを乗り越えた先のグランゼドーラに輝かしき未来を見せてみろと言い残し昇天した。
なおこのクエストの受注条件は【宿命の対決】のクリアのみなので、先にこちらをクリアした場合、倒されたにもかかわらず上述の心象風景に再登場するという形になる。

破界篇

第3話【破魂の審判】に出てきた「滅びの剣」の姿が、顔こそシルエットで隠しているものの彼女と瓜二つである。
　
そして、第4話【ふたりの近親憎悪】にて、その正体が魔勇者の世界を否定し憎む心をもとに生み出された【滅びの剣アンルシア】であると判明。
また、それまで同行していた【クマリス】が、同じ魔勇者の世界を肯定する心をもとに生み出された【護りの盾アンルシア】の不完全な姿であった事も判明する。
「滅びの剣」も覚醒した「護りの盾」も、もとは同じ存在から作られたためか魔勇者としての記憶を持っている。
これにより「勇者姫」「魔勇者」「護りの盾」「滅びの剣」と計4人もの「アンルシア」が物語に登場するという、大変ややこしいことにもなった(一応護りの盾と滅びの剣はどちらも魔勇者由来ではあるが)。
　
破界篇は偽りのレンダーシアの各町の外伝クエストクリアが受注条件になっているが、生み出された経緯から「よみがえる王国」のみ条件から外れていることでの矛盾は起こらない。

サブイベント等への出演

美の競演！ 第3回アストルティア・クイーン総選挙！（Ver.2.4）

勇者姫アンルシアがいるからノミネートはないだろうと思われていた所に、まさかの別枠で参戦。
1度ならず2度までも負けたのにこんな所にまで出張ってくるとは本当に執念深い。
「参加時にネタバレ警告が入る」前代未聞の人気投票になった元凶である。
登場シーンでさりげなく勇者姫が写っており、暗にライバル宣言をしている。
彼女に投票すると、魔盟友と呼ばれるようになる。
　
結果は勇者姫アンルシアに次ぐ3位と大健闘。
しかし、本人は満足していないようで「正々堂々と毒を盛っておくべきだった」と変な反省をしている。
1日毎の集計では勇者姫と抜いたり抜かされたりの一進一退の攻防を繰り広げてるのが面白い。
トップに立っていた日もあり、結果として負けてはいるが、ライバルとしての面目躍如といった所か。

アストルティア・クイーン総選挙 大予選会！（2015）

こちらにもやはり立候補。キャッチコピーは「紫電なる復讐者」。
前回3位だけにどこまで伸ばせるか期待されたが、結果は48人中26位と予選落ち。
トップ10に入った勇者姫に対しても大きく水をあけられ、何も為せぬままに復讐は終わりを告げた…。

裏アストルティア・クイーンコンテスト

……かに思えたが、クイーン選挙に出られなかった勇者姫を差し置いて裏に登場。
ココアを渡すと中々しおらしい台詞が聞ける。
　
そしてちゃっかり優勝し、裏クイーンに輝いた。しかも2位ジュリアンテとは10万近くの票差をつけての勝利である。
しかも広場の顔＆壁紙にまで登場し、勇者姫の立場を完全に奪ってしまっている。まああの中ではね。

アストルティア・クイーン総選挙 大予選会！（2016以後）

その後も予選会には参加し続けるが、20位（2016）、9位（2017）、24位（2018）、16位（2019）と乱高下が激しい。
下記のとおり、2017は半年前のクリスマスイベント出演、2019は直前にライバルズ出演があり出番さえあれば上がってくるようだが…。

聖なる夜の大事件！？　急襲 星夜祭！

【魔天の勇者】を名乗り、衣装は紫色のサンタドレスとなって登場する。

【邪神の宮殿】

【戦禍の眷属】の一体、【幻妖の魔勇者】として再現（ただし魔物ではなく人間の姿）。
【トーマ王子】を再現した【幻妖の黒公子】とセットで出現するのが基本だが、Ver.4に入ってからは他のボスとも組むようになった。
こちらに勇者姫がいないので、感覚的にはテグラムに近い。

モンスターバトルロード

Ver.3.5で彼女のレジェンドバッジが登場。
バッジパック等でモンスター形態の「魔勇者・虹」が入手でき、それにメタルスライム・金とはぐれメタル・金を加えると「魔勇者アンルシア・虹」と交換できる。
闇・氷攻撃ダメージ+15%の他、攻撃時10%でテンションアップ。属性はバイキングソウルかダッシュランのバッジで付与可能。
勇者姫アンルシアの交換素材でもあるが、得意属性次第ではそのまま使い続けるのも手。【リィン】や【ルナナ】同様、シルバーマントやスカルゴンのバッジと戦神のベルトを加えて更に強化することもできる。闇属性なら【紅殻魔スコルパイド】にも効く。

【バトル・ルネッサンス】

Ver.4.4から対戦の対象になった。第三形態が今回の超強い対応。
さすがにかなり昔のボスということもあり、超強いでもさほど苦労しない上、勇者の光さえ決まれば徹底攻撃で2分の制限時間も達成しやすい。

【大富豪】

第2回【大富豪決定戦】が「魔勇者杯」として開催され、「魔勇者トランプ」が実装された。他名義のアンルシアと同じく、声優は早見沙織。
本作において「魔勇者」としての彼女にボイスがついているのはVer.6.3現在これのみであるが、公式のキャラクターボイス一覧にも「魔勇者アンルシア」名義では掲載されていない（「魔勇者杯」の告知ページには掲載されている）。

他作品・企画への出演

主にモンスターズ作品で起用されている。当初は変身形態での登場だったが、人間の姿で登場する機会も増えた。スーパーライトではついに水着要員（魔夏姫アンルシア）に。詳しくはこちらを参照。

関連家具・装備

【壁かけ魔勇者の絵】
【ギュッと魔勇者】?（【ギュッと魔勇者の箱】?）
【第3回魔勇者の像】?
【魔勇者ぬいぐるみ】?
【人狼勇者ポーチ】?