【回復呪文強化】

Last-modified: 2023-08-06 (日) 09:50:33

概要

状態変化の1つ。
【ホイミ系】呪文の回復量(ザオ系・リホ系には効果なし)をアップさせる。1段階で50%、2段階で100%増える。
アイコンは【攻撃呪文強化】の杖を薄緑にしたような杖に水色の数字といったデザインになっている。
【しんぴのさとり】で1段階、【聖なる祈り】【むげんのさとり】【祈りのゴスペル】で一気に2段階上昇させる事ができる他、【古代魔術のほういセット】【ビーナスエッジ】を装備していると戦闘開始時に一定確率でかかることがある。
 
本作において回復の主力となるホイミ系の基礎回復量はこの状態変化を前提に調整されているため、本作全体のバトルバランスに関わる非常に重要な状態変化といえる。
単体回復の【ベホイミ】【ベホイム】でほぼ全快、範囲回復の【ベホマラー】でも同レベルのキャラクターのHPの半分以上を回復と、回復呪文で他のDQ作品に近い回復量を出せるのはこの状態変化による+100%があっての事。
つまり、これ抜きの素の回復量は非常に低く(互いのパラメータによっては素のベホマラーでは最大HPの半分にも満たないこともザラ)、維持しないと回復が追いつかなくなる。
そして、アップデートによるインフレに伴い、昨今では一人受け可能な攻撃はバフ付きベホイム、複数人で被弾しがちな攻撃はバフ付きベホマラーで対応しないと間に合わないという調整が当たり前になっている。
よって、ホイミ系呪文で回復を行う殆どの回復職や仲間モンスターは、この状態変化の管理を半ば義務付けられているといっても過言ではない。
(逆に【旅芸人】【モーモン】といったホイミ系以外の回復手段を主力とするヒーラーはバフ抜きで回復できることが強みとされるが、最大出力では呪文ヒーラーに及ばないよう調整されている)
 
また、この状態変化に関連する宝珠として、自分の死亡時に一定確率で回復呪文強化が解除されずに残る「不滅の回復呪文強化」、自分にかかっている回復呪文強化の持続時間が延びる「果てなき回復呪文威力アップ」、味方の死亡時に一定確率で回復呪文強化が2段階かかる「復讐の聖なる祈り」がある。
回復職がメインのプレイヤーならどれも必須級なので、ぜひとも揃えておきたい。
 
ちなみに、【遊び人】の特技【あそぶ】で「さとりの境地に達した!」際には攻撃呪文強化と共にこの状態変化がかかるが、呪文を行使できない遊び人には全く意味のない効果である。
 
なお、攻撃呪文強化(魔力かくせい)は敵側にも使い手がいるのに対し、回復呪文を強化する当ステータスは使い手が長らく存在していなかったが、Ver.2.2後期より【落日の賢者】【闇夜の王妃】がしんぴのさとりを使ってくるようになった。
前者はベホマラーの回復量を上げるが【ゴリラ姫】の猛攻の前には焼け石に水であり、後者には回復呪文がないので実質攻撃専用と、共に影の薄いステータスとなっている。

回復量の計算について

与ダメージ関係の効果と同じように、回復量の計算においても割合で増減させる効果が複数重複した場合は効果値を合計する。よって、

最終的な回復量=回復手段の基本回復量×(100%+回復量割合増減効果の合計)+回復量固定値増減効果の合計

となる。例えば、回復呪文強化による増加も他の効果と重なった場合は1.5倍、2倍の掛け算ではなく+50%、+100%の足し算となり、Ver.3.1前期実装の「奇跡」宝珠などによる増加分とは加算される。
具体的な計算例を挙げると、聖なる祈り等で呪文回復力を2段階アップさせている時に、宝珠で10%回復量の上昇している呪文を使用した場合の回復量は、100%+100%+10%より元々の210%となる。
 
この加算関係に含まれる回復量割合増減効果は以下の通り(呪文に関係しないものも含む)。