【遊び人】

Last-modified: 2024-03-22 (金) 14:01:20

職業

【戦士】-【僧侶】-【魔法使い】-【武闘家】-【盗賊】-【旅芸人】

-【バトルマスター】-【パラディン】-【魔法戦士】-【レンジャー】-【賢者】

-【スーパースター】-【まもの使い】-【どうぐ使い】-【踊り子】-【占い師】

-【天地雷鳴士】-【遊び人】-【デスマスター】-【魔剣士】-【海賊】

マスタークラス

-【ガーディアン】-【竜術士】

概要

全力であそぶ!
それがすべて。片手剣・短剣
ハンマー・ブーメランを装備可。

習得呪文

なし

取得スキル

解説

Ver.4.3で追加された職業。公式での略称は「遊び」。
初出はDQ3
 
過去作ではコマンド指示を無視して遊んでしまうなど、戦闘においては役立たずである職業、強力な職業の下積みとしてデザインされていたが、本作では【パラメータ】が低めという点は変わらないがそれなりにまともに戦えるようアレンジされた。
ランダム行動についてはコマンド無視ではなく、職業特性【きまぐれ】および固有特技【あそぶ】として再現されている。
詳しい説明はそれぞれの項目に譲るが、運要素ばかりでハズレ有り、不意に硬直してしまうリスクもある(きまぐれ)と非常にクセが強いものの、状態異常や強化、回復など様々な効果を引き起こすことができる。
また、ほかの職業と比べて【必殺チャージ】チャンスチャージの発生確率が非常に高く設定されている。
 
使用武器は片手剣・短剣・ハンマー・ブーメランの4種。
本作では「武器を4種扱う職」としては4番目、「ブーメランを持ち弓を持たない職」「常に片手武器+盾のスタイルを取る職」としては初登場となる。
【職業スキル】ではDQ6の遊び人やDQ7の笑わせ師を再現してか【なめまわし】【ひゃくれつなめ】【ぱふぱふ】と休みを付与する特技を豊富に覚え、更に【180スキル】では【状態異常成功率アップ】を習得することができる。
後述の武器スキルの傾向も合わせ、ランダム要素以外では状態異常付与に特化した職業デザインとなっている。
 
必殺技【パルプンテ】。シリーズではお馴染みの何が起こるかわからない技で、ランダムで様々な効果を起こす。
はずれ効果もあるが従来の作品に登場した時と違って味方側に不利益をもたらすものは無く、敵に特大のダメージを与えたり味方を大きく回復出来たりと強力なものも揃っている。
Ver.6.3では【びっくりルーレット】が追加。
こちらは攻撃時の【属性】が全属性からランダムで選ばれ、更に攻撃時の属性に応じて属性耐性を低下させるという効果を持っている。
 
ただし、安定して【攻撃力上昇】を付与する手段を持たないため、アタッカー×2+バッファー+ヒーラーという形になりがちな4人PTに、【魔法戦士】【どうぐ使い】を差し置いて入れるには難しい物がある。
どちらかというとPT同盟向けか。2枠目のサポーターとして採用することで専門性を発揮できるだろう。
同じくデバッファーポジションの職である【レンジャー】にとっては強力なライバルの出現である。とはいえ、あちらとはブーメラン以外の得意分野がまるっきり異なるため、結局は適材適所だろう。
いっそアタッカー枠に入れてしまうのも選択肢の1つ。効果が一定ではないものの【ほんきであそぶ】の効果中はアタッカー顔負けの火力を見せることがあるため、自身の支援能力と合わせると中々侮れないものがある。
…しかし、研究が進むにつれて近年の回避至上主義の中できまぐれ行動による回避行動のしにくさという弱点は非常に大きい事が明るみになった。
そもそも行動一つ一つの確実性が求められるハイエンドコンテンツにおいて不確定要素の塊たる遊び人の席がないのは火を見るよりも明らかだった。
よって、実装当初こそ邪神の宮殿等のPT同盟コンテンツでの使用率は高かったが、それも徐々に終息し、現在使用率はかなり下がっていて見かける事さえ稀になった。
事実、第7回の国勢調査での職業分布ではわずか1%とパラディンと並んで最下位であった。
これには「冒険者の方はまじめな方が多い様子です」と突っ込まれている。一般的に使うような仕様の職業でもないため仕方ないだろう……。
とはいえVer.5.5後期現在はひゃくれつなめで唯一【守備力ゼロ】を付与できる職業であり、これが入ることで特に高守備力の敵に対しての物理攻撃のダメージが飛躍的に高まるため、物理構成での高速討伐の際はエンドコンテンツでもお呼びがかかる。
実際2021年の8月に実施され、第9回国勢調査で発表された【羅刹王バラシュナ】のつよさIIIタイムアタックの1位と2位は遊び人入りのパーティであった(3位以下の魔法主体のパーティに大差をつけ、しかも1位と2位でも79秒もの差がある)。
 
エンドコンテンツ以外でも、【くちぶえ】により【まもの使い】に次ぐ第二のフィールド狩り要員として活躍する。
こちらの特徴は稀にメタル系を同時に呼び出せることで、当然経験値の期待値は【エモノ呼び】より遥かに高く、レベル上げに向いている。
ただし、そのほかの目的(日替わり・週替わり討伐、盗み金策、【汗と涙の結晶】作りなど)の狩りでは、基本的に無用な敵を呼んでしまうデメリットになりがちで、範囲火力に優れた武器や【エモノ呼びの咆哮】に代わる技が無いこともあり、まもの使いの方が有利だろう。
ただし、サポ入りかつ呼びたい敵が弱すぎる場合は、サポがメタルを殴ることで呼ぶ機会を増やせるというメリットにもなり得る。パルプンテの回復陣が出ればMPも供給できるため、宿戻りを少なくできるというメリットもある。ここも適材適所だろう。
 
【天地雷鳴士】と同じく初期レベルは50。他職よりもレベルアップに必要な経験値が少なく、追加職(初期6職以外の職)の約75%となっている。
「遊び人たるもの特訓はしない」ということで、この職業には【特訓モード】が存在せず、その分レベルアップによる【スキルポイント】の獲得量が他職より多くなっている。
転職時に表示される特訓の項目も「特訓しない」となっていて芸が細かい。
 

所持スキル考察

【武器スキル】特技によって多彩な状態異常を付与でき、職業スキルにより他職と比べて頭一つ高い精度でこれらを扱うことができる。
要求経験値が少なく特訓も不要ということで、どの職業よりも育成が完成するのが早いと言える。
なお、Ver.5.0現在、レベル+特訓によって得られる最終的なスキルポイントは、遊び人も他の盾持ち職も等しく350ポイントとなっている。

サポート仲間について

くちぶえは作戦を【いろいろやろうぜ】にすれば使ってくれる。
【レベル上げ】用にあそびを48Pで止めるのが流行したが、Ver.5.0でスキルポイントが強制加算されるようになりくちぶえ特化サポが難しくなった。

関連クエスト

【イマドキの遊び人】
【遊び人のライフワーク】

特殊コンテンツでの扱い

【不思議の魔塔(Ver.5まで)】には参加できない。【サポート仲間】の登録は可能。【コロシアム】参戦はVer.4.4より解禁。
【アストルティア防衛軍】では、Ver.4.3では実績には関与していなかったが、Ver.4.4より各兵団に「遊び人で防衛」の実績が追加された。

変遷

Ver.4.3.1

実装からわずか13日というくちぶえのスピード弱体化&エモノ呼び強化によって単純に対象の討伐だけならばエモノ呼びの咆哮を備えるまもの使いの方が優位になってしまった。
単純にくちぶえとエモノ呼びの発動速度が同じになった為、くちぶえが優位になる場面といえばメタル系によるレベル上げ目的であるが、それが終わってしまえばくちぶえは御用済みになってしまう。
 
一応、こちらには一部パッシブを切った状態でも使えるという利点が残っているが…。
スキル配置上、まものマスタースキルのMPパッシブを切り捨てて70PのHPパッシブで止めた場合、100Pのエモノ呼びはマスタースキル29P込みでも届かない。
一方、くちぶえはあそびスキル48Pに置かれており、その先には90PのHPパッシブがあるため、HPを下げるという余程のことが無い限り取りそびれることはない。
しかし、後にVer.4.5で30個目のスキルブックが追加された事で、MPパッシブを切った上でエモノ呼びを取れるようになってしまった為、若干優位性が薄れた。
さらにVer.5.0に入るとスキルの仕様変更により、どの職業であっても職業クエストさえクリアすれば全てのスキルラインに自動で100SPが振られる為、この点での優位性は全くなくなった。

Ver.4.4

【コロシアム】に参加できるようになった。特技やきまぐれの効果・発生率等は調整されているが、詳細は公開されていない。

Ver.5.2

職業【200スキル】として【まじめにきまぐれ】を習得。
使用すると一定時間の間遊び人専用特技以外を使用したときに専用のきまぐれが発動するというものだが、その効果がどれも強力で、敵に効果のあるものは耐性が無ければ高確率で効いてしまう。
アップデート後に更新された【邪神の宮殿】では3獄に遊び人指定のお題が出たが、この特技のおかげもあってか特に苦戦することもなくクリアできてしまえた。

Ver.5.3

ぱふぱふ、ほんきであそぶ&あそぶ、ひゃくれつなめがそれぞれ強化。きまぐれのマイナス行動も効果時間減少、成功率減少、成功率がパラメータに依存しないようになっている。

余談

遊び人の実装を提案したのは【堀井雄二】。MMOである本作での実装はスタッフも頭を痛めたとのこと。
詳しくはこちらを参照。
 
前回の追加職がDQ7の呪文職最高峰の天地雷鳴士であった為、同じく7から対となる物理職最高峰のゴッドハンドを期待していたプレイヤーも少なからずいた一方、堀井氏から「そう簡単にはいかないんじゃないですか」との声があった為、最初から違うと思っていたプレイヤーも多かった。
 
男性キャラクターでも装備可能な【カジノバニースーツセット】が先行して登場しているため、職業専用装備は男女ともにピエロ風の【遊び人の服セット】になっている。
 
アストルティア創世記には、【アンルシアおめかし衣装】の一つバニードレスについて「ある職業の装備としてデザインされたが不採用になったのでアンルシアの衣装として復活させた」という記述がある。
これが遊び人を指しているのであれば、Ver.1~Ver.2開発段階では無理だったが情勢の変化で復活採用されたということになる。
あるいは操作可能なキャラクターとしては駄目でもNPCなら問題ないということかもしれない。
 
オフライン版では遊び人Lv30でも賢者転職クエスト受注条件達成となる。
遊び人のレベルを上げることで賢者になれるのはDQ3のリスペクトか。
遊び人解禁のためどれかの職業をLv50にする手間を考えると魔法使いと僧侶をそれぞれLv30にした方が早いが……。