【おにこぞう】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:17:16

概要

オレンジの体をした小鬼のモンスターで、頭頂部が赤く、紫色の服を着ている。
【ピクシー】【バアラック】【うらぎりこぞう】【子鬼ブリック】【グリゴリぼうず】の色違い。

DQ4

【フレノール南の洞窟】を難所たらしめている主犯格。
洞窟内での出現場所は地下2階のみだが必ず4匹グループで登場し、他のモンスターと組むことはない。
ちょうど【ブライ】【ヒャド】が火力不足に陥る頃に、主力の【アリーナ】の打撃を【マヌーサ】で封じてくる知能犯。
HPが33もありヒャドの一発や二発では沈んでくれない。
洞窟内のモンスターではトップクラスの攻撃力を持ち、しかも【集中攻撃】持ちなのでブライでも狙われようものなら、1ターンで死亡してしまいかねない。
集中攻撃を逆手にとり、【クリフト】が狙われた一人に【スカラ】を唱えればかなり安全になるが、素早さの関係で間に合わないことも多々ある。また、グループ内の1体がマヌーサを唱えるとターゲットがリセットされる。
マヌーサ使いだが向こうもマヌーサ耐性が低いので、こちらからもマヌーサをかけて双方幻に包まれた五里霧中の乱打戦を繰り広げるのもありだろう。
といっても、これらの戦術はMPに余裕がある場合の話であり、洞窟の後半に登場する都合上、とてもではないがそんな余裕がないことも多い。
いっそ逃げてしまうのが最善手のようにも見えるのだが、下手に回り込まれてブライが殺されでもしたら帰還もままならないなんてことにもなりかねないと、兎にも角にも嫌な敵である。
 
その後、【砂漠のバザー】周辺や【さえずりの塔】などに出現するが、こちらでは4匹グループ固定ではなく、他のモンスターとも一緒に出現する。
さえずりの塔を攻略する頃には、こちらの戦力が充実していることや他の出現モンスターがもっと強いことなどから、あまり目立たない。
 
【格闘場】では【ひとくいサーベル】【コドラ】と対戦。
オッズはコドラと並ぶ3倍前後と低め(ひとくいサーベルのみ5倍)。
パラメータはほとんど互角なので他二名がうまく潰し合って勝ち残ることもしばしばあるが、この組み合わせはそもそも予想が難しいのでイマイチ。
両者と違ってマヌーサがある分、攻撃を一度サボるのが弱点。マヌーサはひとくいサーベルの方にとんでくれればよく効いて有利になるが、コドラには当たりづらい。この結果が勝負をわけることもある。
 
落とすアイテムは【せいすい】

リメイク版

集中攻撃をしなくなった上にHP、MP、攻撃力が下げられ、MP不足でマヌーサが使えないという大幅な弱体化を遂げる。
これによりフレノール南の洞窟の攻略は格段に易しいものとなった。
単純にバランス調整のようにも見えるのだが、同系列のピクシーの【ピオリム】とは違う専用の詠唱アクションがあったり、弱体化したにもかかわらず格闘場での倍率がFC版のままであったりして、「リメイク版のスタッフがマヌーサの消費MPを把握していなかったのでは?」という疑念を抱かせる。このせいで格闘場の勝率も下がってしまった。
本作では【ひとつめピエロ】も同様の弱体化に見舞われているため、なお疑惑は深まっている。
DS版以降でも修正されていない。

小説版 

フレノール南の洞窟にて【おうごんのうでわ】の番人として登場する。
ある偉いお方がおうごんのうでわを探し求めているという話を聞いても、「陽の元に持ち出してはならない」という定めに従っていた。
「世界に何が起ころうと俺のせいではない」と吐き捨ててアリーナ一行におうごんのうでわを渡すも、隙をついてとさかへびとの連携でアリーナを奇襲したため、クリフトによって倒された。
一見するとただのだまし討ちに見えるが、番人としての役目を全うするためにこのような行動を取ったようにも見える。
腕輪を渡したあとは台詞無しなのでその真意は不明。

DQ10オフライン

【ランガーオ山地】に生息。
最下位種。マヌーサのほかに【ひのいき】も使う。
通常ドロップは【まほうの小ビン】、レアドロップは【ウルベア銅貨】

DQ10オンライン

試練の門で【やまたのおろち】のお供として強化版が登場。強戦士の書では、かわりに【鬼棍蔵】【おにこんぼう】の亜種)が登場するが、なんと、おにこぞうが【ギガンテス】に鍛えられて成長した姿であるという。
魔界では【おにこぞう・強】が登場。
詳しくはこちらを参照。

ジョーカー2プロ

ピクシーを差し置いて登場した。魔獣系のFランク。
なんと最初に貰えるモンスターのうちの一匹になった(名前はガッツ)。
GJの問いに はい→いいえ→いいえか、 いいえ→はい→いいえの順番で答えると入手できる。
ここで取り逃しても【平原】で手に入るので安心していい。
最初に貰えるモンスターのなかでは力が高めで、スカウトを成功させやすい。
また、【アンチみかわしアップ】【せんせいりつアップ】の特性を持つため、敵に攻撃を当てやすかったり、
【ぷちメタル】の背後を取って先制しやすくなるなどの付加価値もある。
強化すると原作再現の【マヌーサブレイク】を、最強化すると【AI1~2回行動】の特性を得る。
だが、ステータスはランク相応に低いためそこまで育てる人は稀だろう。
所持スキルは【VS斬撃】
 
ちなみに、呪文を使用する時は骸骨のお面を被る。

テリワン3D

引き続き登場するが野生では出ない。
もちろん最初にもらえるモンスターでもなくなったが、位階は低めなので適当に位階配合していれば一度は候補に並ぶだろう。
ランクはFのまま悪魔系へと移籍。本作で素の所持者が消えたせんせいりつアップの代わりに、ピクシーを意識したのであろういきなりピオラの特性を貰った。
また、+25でジャミングブレイクを、+50でギラ系のコツの特性を得る。
ステータスも全体的に強化されており、耐性も悪魔系に移ったことで強化され、対戦での使いやすさは少し増した。ただし新たにマヒ弱点の脆さが出てきたので注意。
ピクシーとの共演は次作に持ち越しとなった。

イルルカ

ピクシー2体の配合で誕生する。
特性は前作と同じだが、新生配合で【負けずぎらい】をもらった。
【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【きょうせんし】を習得。

DQM3

悪魔系×ドラゴン系、ピクシーと【ランタンこぞう】の配合でできる。ランクE。
特性は【ファイターズハイ】【封じブレイク大】(Lv20)、【いやがらせ】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【超スライムキラー】(Lサイズ)、【背水の陣】(LサイズLv60)。
所持スキルは【ジャマー】
ギガンテスとの配合で【おにこんぼう】ができる。

ライバルズ

スタンダードパックに収録。レア度はスーパーレア。

3/2/2
自分のターン開始時このユニットが前列にいる場合
7/7おにこんぼうに変身する

【おにこんぼう】に成長するという、DQ10オンラインでのエピソードが由来のユニークな効果をもった3コストのモンスター。
最初に引ければ4ターン目にして7/7を出すことができ、一見強力にも思えるが、
・前列に出して1ターン生存する必要があり、体力も低いため即座に排除されがち
・変身したターンも行動できないため事実上2ターン召喚酔いするのでそのタイムラグで対処しやすく、接戦では足の遅さから無力に近い
などの欠点から存外活躍しづらく、構築で採用されることはほとんどなかった。

ウォーク

10章全般でザコとして登場。最下位種ではあるが、出てくる段階が遅いためか結構な強敵に。
マヌーサや100ダメージ超の激しい炎などを使用する。
 
こころは青色でコストは108。

タクト

2022年12月26日開催の「真・ドラゴンクエストIVイベント」にてドロップモンスターとして登場。
悪魔系Cランク こうげきタイプ
とくぎは【マヌーサ】「ファイアブレス」

ダイの大冒険

物語終盤で魔界のモンスターの一体として登場している。今までカラーがなく種族の特定ができなかったが、2021年12月に発売されたオフィシャルファンブックで初めて記載された。
【ザボエラ】が使用した【まほうのたま】に入っていたモンスター達に2体だけ含まれていた。
その2体は直接戦うことは無く、戦いを傍観して【チウ】や人間達をバカにしているだけだった。
しかし、チウの発言に圧倒されたり、優勢だった魔王軍が押され始め他のモンスターの猛攻に耐えたチウに攻撃されそうになると敵わないと確信して即降参。
ザボエラが劣勢を挽回するため、【超魔ゾンビ】の材料にされそうになるが、降参のくだりから性根は悪くないと判断されたのか、敵であるはずのチウに身を挺して救われる。
その後2匹はチウ率いる【獣王遊撃隊】のメンバーになったようだ。ザボエラの攻撃から庇われ、遊撃隊のメンバーに誘われると感動して泣いていたあたり、チウの眼力は確かである。
新アニメでは残念ながらチウとのやり取り含む出番はカットされてしまったが、2匹とも78話に一瞬だけ登場。超魔ゾンビ戦後の休息時に遊撃隊のメンバーと一緒に薬草を食べており、やはりザボエラから救い出されて仲間となった模様。
 
順当に加入したなら隊員ナンバー12と13になるはずなのだが、12番はこれより後に加入した【ヒム】に充てられており、2匹は連番に含まれていない。
オフィシャルファンブックでは「おにこぞうA」「おにこぞうB」が「入隊待機中」とされた。