【ひとくいが】

Last-modified: 2024-03-31 (日) 16:23:09

概要

DQ3と9に登場するモンスター。
【じんめんちょう】【しびれあげは】と同系統で、ひとくいがはその中級に属する。羽根の色は青緑、顔は水色と寒色系を基調としたカラーである。
色違いが蝶扱いされているのにコイツだけは蛾である。と言っても蝶と蛾に明確な違いは無いので、サソリの色違いがザリガニであったり、イモムシの色違いがムカデであったりするドラクエの中ではまだ違和感は少ない方である。ひどいものだとアンコウをピラニアと言い張っていたりもする。
蛾の方は害虫扱いされることが多いので、見た目的には蝶より蛾の方がしっくりくる。
 
元ネタは、特撮ドラマ「怪奇大作戦」の第2話『 人喰い蛾 』だろうか。

DQ3

【ノアニール西の洞窟】やイシス周辺の砂漠などに現れる。
見た目に反して【さまようよろい】を超える攻撃力を誇り、毒攻撃も使う。
さらにじんめんちょうと同じくマヌーサも唱えてくるうえ、仲間呼びもおこなう芸達者。
おまけに【判断力】が0のため後列にも平気で攻撃を飛ばしてくる。
 
このように嫌らしいモンスターであるためさっさと倒したいところであるが、この時期で主力呪文であろうギラやイオに微耐性がある上、HP的にも打ち漏らしやすい厄介者。
攻撃呪文はヒャドならば一撃で倒せる。打撃もあわせて素早く数を減らすのが吉。
補助呪文ではマヌーサが確実に効くほかラリホーも高確率で効くので、数が多い場合はこれらを使って被害を減らすのも有効。
落とすアイテムは【どくばり】
一応【スー】まで買うことができないので【エンカウントエリア】を利用した【ばくだんいわ】狩り効率良化のために2本目以降が欲しいなら、こいつを乱獲する必要がある。だがドロップ率は1/128なので、あまり期待はできない。
 
系統中位種ではあるが、上位種のしびれあげはの守備力がたった10しかないため、系統内ではこの魔物が最も守備力が高い。
とは言ってもイシス周辺の中では守備力は低い方。

リメイク版

ステータスは変化ないが、イメージに合わせてか回避率がわずかに上昇している。
また、羽根は紫、顔は明るめの緑、唇は薄紅色となぜかやたら派手めなカラーになった。(『星ドラ』ではこのカラーが採用されている)
毒攻撃時のアクションは、呪文を唱える時のように羽を引っ込めながら、リズムに乗るように揺れてから、鱗粉をまき散らすというような演出であり、上位種のしびれあげはとは異なる動きを見せる。
ちなみに、痛恨の一撃以外の特殊攻撃を持つモンスターが同種の中で2体以上いるのはこの種族だけである。
他は各種族の中に多くても1体しかいない(どくどくゾンビ、マタンゴ、キラービー、ポイズントードなど)
また、通常攻撃、どくこうげき、呪文、仲間を呼ぶと、これらの行動はそれぞれ違う動きをするわけだが、実は本作において、4種類もの動きをみせるのはゾーマとひとくいがだけ。
謎の優遇ぶりである。
さまようよろいやフロストギズモやマミーなど、3種類の動きを見せるモンスターなら沢山いる。
 
格闘場では【あばれザル】と対決するカードが2つある。
見かけによらず攻撃力はあばれザルと大差ないが、耐久力の差がありすぎてあばれザルが勝つことの方が断然多い。
マヌーサに希望があると見せかけているが、残念ながらあばれザルはマヌーサに強耐性を持っているため期待するだけムダになってしまうことが多い。
 
あばれザル・ホイミスライムとのカードでは、あばれザルがホイミスライムに集中攻撃、それをホイミスライムが回復、ひとくいががあばれザルに集中攻撃のパターンがずっと続けば勝てなくはないが、攻撃がずれた瞬間に均衡が崩れてあばれザルと殴り合いまっしぐら。
【マタンゴ】【ミイラおとこ】も加わった四つどもえの試合でも、低耐久の為、高めの攻撃力とマヌーサだけではカバーしきれず、4体の中で一番勝率が低くほとんど生き残れない。
低耐久なのはマタンゴも同じだが、マタンゴの場合は必ず効く甘い息と、高確率で効く催眠攻撃を有しており、これらの特殊能力は性能的にも敵への命中率的にも明らかにマヌーサよりも優れているため、マタンゴの方が勝率が高い。
じんめんちょうもそうだったように、この系統は格闘場においてはやられ役にまわる試合しかない。
じんめんちょうはまだマヌーサが相手に効く分勝の目があるが。

小説版

【シャンパーニの塔】に向かおうとするパーティの前に集団で現れるが、【魔法使い】リザの冷気魔法(恐らく【ヒャダルコ】)で全滅した。

DQ9

【エラフィタ地方】に出てくる。村から離れたところにある花畑では、シンボルがコイツオンリーで、お供が同種かじんめんちょうしかいない。たぶんそんな演出に気がつく人間は皆無だろうが。
 
相変わらず毒攻撃とマヌーサを繰り出してくるが仲間は呼ばなくなった。じんめんちょう同様に、今回は出現数が少なく全く怖くない。
また、同地方では毒の沼地で毒消し草が採取できてしまうのも悲しいところ。
落とすアイテムは通常枠が【どくがのこな】、レア枠が【ちょうのはね】。ちょうのはねは珍しいが、しびれあげはの方が取りやすいのでムリして狙う必要はない。
 
そんな彼が唯一目立つのはクエストNo.24【まもれ! 麦!】
コイツを10匹追い払え!という事だが、要するに戦闘で彼らが10匹逃げるのを待つクエストである。
ただし【みのがす】で追い払った場合は無効なので結構めんどくさい。ちょうのはねを盗んで放っておこう。
肉食だろうに麦なんか食ってるのかという感じもするが、人を食いづらくなったのか魚や獣も捕食するようになったので、その1つとして麦も食べているのかもしれない。
【みやぶる】を使うと、栄養の偏りを気にして最近は人以外もチョイスしてバランスを心掛けている、という秘密が明らかになる。
物騒な名前をしているが、案外健康志向のようである。相変わらず人食いではあるようだが。
 
上述した通りリメイクDQ3ではやたらカラフルだったが、本作では下位種と同様にFC版DQ3の青緑色に戻った。久しぶりに登場した【リカント】族の尻尾復活といい、原点回帰のつもりだろうか?

DQ10オンライン

Ver.7.0より登場なため格段に強くなっている上、集団で出る。
詳しくはこちらを参照。

勇者アバンと獄炎の魔王

【魔の森】に多数生息。耐久力はないが牙に毒を持っており【ロカ】を苦しめた。