【しびれあげは】

Last-modified: 2023-05-06 (土) 13:52:38

概要

DQ3、リメイク版DQ7、DQ9に登場するモンスター。 毒牙を持つ人面の蝶(あるいは蛾)のモンスターで【じんめんちょう】【ひとくいが】の上位種。
見た目が似ているせいか蝶、蛾で一緒くたになっているが、蝶と蛾は生物学的には明確な違いは無い(鱗翅目の昆虫のうち、蝶と呼ばれるものは蝶、それ以外は蛾と呼ばれる。なお、日本やアメリカなどでは蝶と蛾を分けているが、フランスでは蝶と蛾は分けずに「パピヨン」と呼ばれる。パピヨンの名前を持つ蛾のモンスターもいる)。同じ生き物なので特に間違っているわけではない。「アゲハモドキ」という蝶の一種のジャコウアゲハに似た見た目の蛾も存在している。
「あげは」の名を冠しているが、ピンクや紫に青といった派手な配色をしており、アゲハチョウには程遠い。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】では原画が載っているが、ここでは「チョンチョン」という名前が書かれている。
チョンチョンとは南米に伝わる妖怪で、耳が蝶の羽のごとく肥大化して飛ぶことができる人間の生首という姿をしている。
確かにしびれあげは系統はまさしく「チョンチョン」の姿をしている。

DQ3

初登場は【ガルナの塔】の2Fより上のフロア。
【メタルスライム】狩りをしているとよく一緒に出てくるので、見掛けたプレイヤーは多いだろう。
打撃のほか「しびれ」という名前からわかる通り、【まひこうげき】を仕掛けてくる。
初見では【キラービー】を彷彿とさせるが、この時点では【ガルーダ】【スカイドラゴン】などの強敵も多く、あまり目立たない。
ただ、レベル上げの最中に麻痺させられると、鬱陶しいことこの上ない。
またメダパニが確実に効くという弱点を持ち、同士討ちでメタルスライムを仕留めるには真っ先にターゲットとなる(【ガルーダ】なんかも100%メダパニが効くが、呪文攻撃や無駄行動を行わないためこちらのほうが優秀)。
そんなわけでプレイヤーからの印象は、プレイスタイルによって異なってくると思われる。
 
その後も、陸・海・ダンジョン問わず、非常に多くの場所で出現する。
一時的に【一人旅】をやらなければならない【ちきゅうのへそ】には出てこないので安心。
転職後でステータスが下がっている時に主力を麻痺させられると危ない。全員麻痺で全滅する点にも注意。
耐久は低いので、ヒャド・バギ系の呪文でさっさと蹴散らしてしまおう。
ドロップアイテムは【まんげつそう】
 
系統最上位種なのだが、登場時期に反してなぜか守備力が異常に低く10しかない。
じんめんちょうと比べても3高いだけ。

リメイク版

守備力の低さが災いし、グループ攻撃で軽く一蹴されてしまうようになった。また、地味に顔の色が紫から水色になった。
リメイク版では下位種のひとくいがの回避率が上昇しているのに対しコイツは回避率が激減しているため、なおさら一掃されやすい。不遇である。
また【盗賊】を使ってガルナの塔2Fで種集めをするプレイヤーにとっては、唯一種を持たないためハズレ扱いされる。ますます不憫である。
 
なお、FC版と変わらずメダパニが100%効くが前述のようにグループ攻撃で一蹴されてしまうため混乱状態になる前に勇者の【やいばのブーメラン】で殺されてしまう。そのためFC版をプレイしたことがなければ【メタル狩り】でしびれあげはを利用することはないと思われる。
 
また、リメイク版でマヒ攻撃をするアニメーションは飛びながら舌でなめるという、リアルでは絶対くらいたくないモーション。効果音は、SFC版はDQ6の【なめまわし】の使い回し、GBC版は【ドルイド】系が呪文を使ったときの効果音と同じである。

DQ7(リメイク版)

トクベツなモンスターNo.127。
公式配信石版【山頂に咲く花?】に登場する。
ドロップアイテムはやはりまんげつそう。

DQ9

【ベレンのきしべ】【カラコタ地方】(おとも限定)、宝の地図の洞窟(洞窟タイプ)に出現。
この系統で唯一、2匹以上のグループを作る。
今回はマヒこうげきに加えて【やけつくいき】も吐いてくるが、マヒで全滅にはならないので、DQ3より危険度は下がっている。
ドロップアイテムは通常枠が【ちょうのはね】、レア枠が【どくがのこな】
クエストでちょうのはねを調達したり、船着き場の洞窟に通ったりするやり込み派は、(否が応でも)何度も目撃することがある。