【シャンパーニの塔】

Last-modified: 2022-05-09 (月) 02:09:49

DQ3

【カザーブ】の西にあるダンジョンで、盗賊【カンダタ】一味が拠点としている【塔】
道中の【どくイモムシ】【キラービー】の状態異常も厄介だが、DQ3初のボス戦となる【カンダタ】は3人の【カンダタこぶん】を引き連れている。
雑魚に手間をかけすぎて息切れすると勝てないので、アイテムも準備した方が無難。
FC版の【公式ガイドブック】に記載された到達レベルはLv14。
一つ手前のカザーブがLv11なので、一気に3レベルも跳ね上がっているという意味不明な設定。
おまけに、この後に行くことになり、雑魚敵の強さもワンランク上の【ノアニール】がここより低いLv12、その先の【ノアニール西の洞窟】がLv13になっている。
カンダタ戦に万全を期すために、ストーリー順を無視して先にそっちを攻略しろということだろうか。
無論、ボス戦も含めてそこまで上げなくても、僧侶のラリホーと魔法使いのスクルトがあれば十分勝てるので心配しなくてよい。
僧侶も魔法使いも連れていないような偏ったパーティだと、通常のレベルで勝つのは難しい。
実はここの攻略は必須ではなく任意なので、完全に無視して先に進むこともできるし、イシスあたりまで進んでレベルと装備を万全にしてから戻ってきてボコボコにすることもできる。
そんなにレベルを上げたらカンダタが可哀想だが。
 
盗賊の住処らしく、最上階には罠が仕掛けられており、しかも宝箱は空になっているのが厭らしい。ちなみに【レムオル】を使ってもバレてしまう。
【ランシールバグ】の亜空間移動を使えばプレイヤーが宝箱を開けることもできるが、やはり空っぽで中身は用意されていない。
カンダタに追いつくと罠を使って下の階に落とされてしまう。すぐに上の階に上って追いかけても、そのときはもうもぬけの殻。
しかしカンダタの逃げられそうな場所は画面上方向の崖しかないので、そこから飛び降りればすぐにカンダタに追い付く。
もっとも、落とされた場所からそのまま右に飛び降りても逃げたカンダタに追いついて戦闘することができるので、そのほうが早い。
その際、間違って左側に飛び降りると違う場所に落ちるので注意。
なお前述の最上階から上側に飛び降りた場合は、なぜか右側に降りるようになっている親切設計なので、初見で見落とすことは無いだろう。
いずれにせよ最上階は敵が出ないので、どちらのルートでも大差はないのだが。降りた先は敵が出る階なので、間違っても左側に降りてしまわないように。
カンダタに勝利すると【きんのかんむり】を取り戻すことができる。
上述の通り完全にスルー可能ではあるのだが、金の冠自体は取り扱いに多少気をつけなければならないが非常に有用な防具となる(詳細は金の冠の項目を参照)ので少なくとも、船入手前には攻略して入手しておきたい。
 
名前の由来はシャンパンで有名なフランスのシャンパーニュ地方であると、【堀井雄二】自身が【ドラゴンクエストマスターズクラブ】で語っている。
 
なお、FC版のみ、この塔から南へ進んだ端の2マスにはポルトガの敵が出現する
こんな端っこを無意味にうろつくプレイヤーは稀だろうが、うっかりレベルが低いうちに出くわすと危険。

リメイク版

公式ガイドでの到達Lvが13に変更された。
が、それでも依然高すぎる。
FC版に比べるとカンダタのHPと攻撃力が大幅に強化されているが、こちらのメンバーのステータスや装備も強化されているのでむしろ倒しやすくなっている。
 
FC版ではここに訪れること自体をスルーすることも可能だったが、リメイク版ではスルーすると【バハラタ東の洞窟】で追い返されるため、少なくともカンダタを倒して金の冠を奪い返すところまでは進めないといけなくなった。
ただし、冠を【ロマリア王】に返すのはリメイク版でもスルーできる。
 
宝箱から【せいどうのたて】を入手できるようになった。この時点では十分役立つ。
 
3階にいた【あらくれ】は冒険者のグラフィックに差し替えられ、「ここには昔からいろんな盗賊どもが住みついてきた」と台詞が変更された。
昔のシャンパーニュ地方は商業の中心ゆえに野盗等に悩まされたらしく、盗賊の住み処になったのはそれが元ネタだろうか。
 
なおカンダタ打倒以降、1階にいるあらくれのセリフが変化するようになり、こちらの【職業】に関係なく【盗賊】呼ばわりされる。

最上階の2つの宝箱は通常の手段で開けられないのはオリジナル版と同じだが、実は内部データ上は左側の箱に中身が設定されており【かわのぼうし】が入っている(右は空っぽ)。カンダタ達が中身を抜いて逃亡する前に【とうぞくのはな】を使うと、しっかり「2個あるようだ」と反応する。
 
ちなみに、【性格診断】の場面の1つである「塔」では、この塔の最上階が流用されている。

ゲームブック版

原作同様、カンダタがアジトとして使用している。
カンダタと出会った後になぜか「逃げる」ことができる。逃げた場合には落とし穴や水攻め、吊り天井といったトラップが待ち受け、パーティメンバーによってはここでゲームオーバーとなってしまう。しかし生き残った場合もすぐさまカンダタと戦うことになるので、ここで逃げるのは全くメリットの無い行動である。
カンダタに勝つと、宝箱から金の冠が手に入るほか、オリジナルキャラであるエルフのパックが現れる。塔に迷い込んで宝箱に入っていたら、彼の姿を見られないカンダタに箱を閉められてしまったとのこと。
この後は、彼の案内で【ノアニール】へ向かうことになる。

小説版

800年前に世界各国が協力して建造した4つの塔型要塞の1つ。
ゲーム版同様カンダタ一味のアジトだが、小説版では彼を倒す事で金の冠に加え、【ゆめみるルビー】【ブルーオーブ】まで手に入ってしまう。